本当に必要?個人事業主が会計ソフトを導入するメリットと必要性

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個人事業主になると、日々の記帳や経理、確定申告など自分でやらなければいけませんよね。

そんなときに、検討されるのが会計ソフトですが、「個人事業主にとって会計ソフトは本当に必要なの?」と疑問に思う方もいるかと思います。

結論からいうと、個人事業主であれば会計ソフトを導入したほうがいいです。

税理士にお願いするのであれば別ですが、自分の手で記帳やデータ集計などをやると、とてつもない作業になり時間を大きく浪費してしまうからです。

また、手作業でやると致命的なミスになりかねないこともあるからです。

本記事では、個人事業主が会計ソフトを導入しないことのデメリットや、導入すべき必要性について解説します。

目次

個人事業主が経理で直面するリスク

記帳・集計に手間がかかる

まず、エクセルなどの表計算ソフトを使った記帳やデータ集計をする場合、1つ1つの取引を手動で入力する必要があるので非常に手間がかかります。

取引が多くなればなるほど、膨大な量のデータを処理する必要があるからです。

また、手動での入力はミスが発生しやすく、ミスが発覚した場合は修正する手間もかかります。

それに、エクセルなどの表計算ソフトを利用する場合、関数などの知識も必要となるため、使い方を勉強する必要もありますし、慣れるまでに時間がかかります。

このように、手書きで帳簿をつけるのは手間がかかるため、日々の取引や収支の管理が煩雑になる可能性もあります。

計算ミスや税務申告の漏れのリスク

会計ソフトを使わない場合、計算や集計ミスが起こるリスクもあります。

手動での記帳では、数字の打ち間違いから、データの抜け漏れ、領収書との不一致など、さまざまなミスが起こりやすいからです。

エクセルで経理処理を行う場合、「正しいと思っていた関数が実は間違っていた」なんて可能性もあります。

セルのコピー&ペーストのミスや範囲選択の誤りなどはよくあるミスで、全体の計算結果が意図しないものになってしまうことも。

また、計算ミスは、確定申告の書類作成にも影響がでる可能性があります。

計算を間違ったまま書類を提出すると、申告漏れになってしまう可能性もあるため注意が必要です。

時間を浪費してしまう

会計や経理業務は、ビジネスをしていく上で欠かせない要素ですが、それにかかる時間は意外と長くなりがちです。

記帳・集計に手間がかかるでも解説したように、手動で経理処理をすると多くの時間を浪費する可能性が高まります。

このような時間の浪費は、個人事業主にとっては特に大きなデメリットとなります。

時間は限られているわけで、経理業務に多くの時間を割くことで、本来の業務や新しいビジネスへ取り組む機会がなくなるなど、重要なことに取り組めないリスクがあるからです。

個人事業主が会計ソフトを導入するメリット

会計ソフトを導入することには、以下のようなメリットがあります。

経理の時間が節約できる

会計ソフトには、以下のような機能があるため、経理業務の大幅な時間短縮につながります。

  • 銀行口座やクレジットカードと連携して取引データを自動的に更新できる
  • 売上、経費、利益などのデータを即座に集計し、レポートを作成することができる
  • 自動で経営に関連するグラフを自動で作成してくれる
  • 確定申告の書類を簡単に作れる

ビジネスをしていく上で、時間は貴重なものです。

時間が節約できることで、さらに売上を増やすための戦略を考えたり、リスクヘッジのために他のビジネスに取り組むなど、有益な時間に費やすことができます。

正確なデータ管理ができる

会計ソフトは、データの入力や計算が自動化されるため入力ミスを大幅に減らすことができます。

また、データの整合性や正確性も保たれるため、信頼性の高い結果を得ることができます。

会計ソフトの中には、銀行口座やクレジットカードと連携してデータを自動で仕訳してくれるものもあります。

そのようなソフトを選べば、正確なデータ管理をしていくことができます。

経営状況が把握できる

会計ソフトを使うことで、経営状況を正確に把握することができるのもメリットです。

ビジネスを運営していると、収入や支出、利益などのデータを正確に把握することは重要ですよね。

会計ソフトを使用することでデータが自動的に集計され、入金や出金の状況を元にレポートが作成されるため、いつでも経営状況を簡単に確認することができます。

さらに、会計ソフトはデータをグラフ化して表示する機能もあるので、売上の推移や利益率の変化、支出の傾向など、さまざまな経営情報を一目で把握することができます。

さらに、財務諸表やキャッシュフロー予測など、経営にとって重要な情報を提供してくれるのも嬉しいところです。

個人事業主として活動しているけど、なかなかお金が貯まらないという人の中には、このような経営状況を把握できていないことも多いです。お金の管理が苦手という方は必ず利用したいところ。

関連記事:個人事業主のお金がたまらない理由とは?解決するお金の管理を紹介

これらを活用することで、今後のビジネス展開の改善や戦略を考えることに役立ちます。

確定申告が簡単になる

会計ソフトを使用することで、確定申告に必要な書類を簡単に作成することができます。

確定申告に必要な書類を手作業で集計して作のは、かなりの手間がかかりますよね。

「確定申告に毎年苦労している」という方も多いのではないでしょうか。

会計ソフトを使用すれば、入力してあるデータを自動的に集計し、必要な書類を作成することができます。

また、会計ソフトは税法や会計基準の変更にも対応してくれるメリットがあります。

よほどのことがない限り、税法などについて学ぶ機会はありませんよね。

税法や会計基準が変わった場合でも、会計ソフトは常に最新の情報を反映させるため安心感があります。

税理士に頼らなくていい

経理や確定申告のために税理士に依頼する方法もありますが、料金が高く依頼するのが厳しいという方もいるかと思います。

会計ソフトを利用すれば、経理や確定申告は自分で行うことができるため、税理士に依頼する費用を抑えることができます。

もちろん税理士に丸投げするメリットもあるので、予算がある方は【税理士ドットコム】税理士紹介サービスなどを利用して、税理士に依頼するのも全然ありです。

個人事業主の会計ソフトの選び方

会計ソフトの選び方について詳しく解説します。

経営分析機能が充実しているか

会計ソフトを選ぶ際には、グラフ表示機能がついた「経営分析ツール」が充実しているかどうかがポイントです。

一般的に会計ソフトは、仕訳書の作成から決算書の作成までにそれほど大きな差はありません。しかし、経営分析ツールがあるかどうかで大きく価値が変わってくるからです。

例えば、グラフ表示機能を備えたソフトは、キャッシュフローデータをグラフ化してくれるので、経営状況を一目で把握することができます。

他にも、売上の推移や利益率の変化、支出の傾向、キャッシュフロー予測など多くの機能が利用できると便利です。

このように、会計データを最大限活用するためには、経営分析ツールがある会計ソフトを選ぶことが重要です。

仕訳機能が充実しているか

仕訳入力の機能が充実しているかも重要なポイントです。

仕訳アシスト機能が優れたソフトを選ぶことで、データ入力を簡単に行うことができるからです。

なかには、AIが過去の仕訳を学習して、利用すればするほど精度が高まっていく機能を備えている会計ソフトもあります。

これらの機能を活用することで、データ入力作業の効率化が図れます。

使い勝手がいいかどうか

会計ソフトを使う上で、使い勝手も重要です。

というのも、どの会計ソフトを選ぶにしても、使い勝手の感じ方は人それぞれだからです。

多くのソフトには無料期間があるので、気になる会計ソフトはお試し利用してみるのがおすすめです。

その間に、機能や使い勝手をよく確認し、自分にとって最適なソフトを選ぶようにしましょう。

サポート体制が充実しているか

会計ソフトを使ったことがない人にとっては、不安な気持ちになることもあるかと思います。

そこで、サポート体制の充実度が重要なポイントとなります。

サポート体制が充実度していれば、スムーズに作業を進めることができるのかに影響するからです。

ヘルプセンター、電話、チャットなど、どんなサポートを受けることができるかを確認しておきましょう。

インストール型かクラウド型か

会計ソフトには、「インストール型」と「クラウド型」の2つの種類があります。

インストール型はPCにインストールするタイプで、買い切り型となっていることが多いです。インストールした端末でしか使えないというデメリットがあり、さらに税制などの改定があればアップデート費用もかかります。

クラウド型はインストール不要で、ブラウザで利用するので利用する端末を選ばないのがメリットです。料金は月額、または年間契約のサブスクリプション型が主流です。

基本的には、クラウド型を選んでおいて問題ありません。

個人事業主におすすめの会計ソフト3選

個人事業主におすすめの会計ソフトを紹介します。

クラウド会計ソフトfreee

freee会計は、クラウド型会計ソフトの中で最も人気のあるソフトです。

初心者でもわかりやすい操作性が人気で、記帳から確定申告書類の作成まで幅広い機能があります。

質問に答えていくだけで確定申告の書類作成をサポートしてくれるのもポイント。

機能面、費用面を考えてもトータルバランスに優れた会計ソフトといえます。

クラウド会計ソフトFreee

どの会計ソフトにするか迷ったら、freee会計にしてけば間違いないでしょう。

初期費用0円
料金プラン・スターター:月払い1,480円、年払い11,760円(月980円)
・スタンダード:月払い2,680円、年払い23,760円(月1,980円)
・プレミアム:年払い39,800円(月3,316円)
無料期間あり(30日間)
主な機能・記帳機能
・決算書作成
・金融機関連携
・経営レポート分析あり
サポート電話、メール、チャット

マネーフォワードクラウド

マネーフォワードクラウドは、個人事業主から1万人規模の企業まで幅広く対応している会計ソフト。

クラウド会計ソフト「マネーフォワード」

自動入力・自動仕訳の機能に力をいれていて、入力時間を短縮しミスを防ぐことができるため、ある程度の規模がある場合に力を発揮します。

個人向けのプランでも、リーズナブルに利用できるのがメリットです。

初期費用0円
料金プラン・パーソナルミニ:月払い980円、年払い9,600円(月800円)
・パーソナル:月払い1,280円、年払い11,760円(月980円)
・パーソナルプラス:年払い35,760円(月2,980円)
無料期間あり(1ヶ月間)
主な機能・記帳機能
・決算書作成
・金融機関連携
・経営レポート分析あり
サポート電話、メール、チャット

弥生オンライン

「弥生会計オンライン」は、人気のある「弥生会計シリーズ」のクラウド型会計ソフトです。

弥生会計 オンライン

個人事業主向けには、「やよいの白色申告オンライン」と「やよいの青色申告オンライン」の2つのバージョンがあります。

使いやすい画面設計で、簡単に確定申告ができることも特徴です。

他の会計ソフトとは異なり年間契約になりますが、サポート体制も充実しているため、初めて会計ソフトを使う人でも安心して利用できます。

初期費用0円
料金プラン【やよいの白色申告】
・フリープラン:無料
・ベーシックプラン:10,120円
・トータルプラン:16,800円

【やよいの青色申告】
・セルフプラン:9,680円
・ベーシックプラン:15,180円
・トータルプラン:26,400円
無料期間あり
主な機能・記帳機能
・決算書作成
・金融機関連携
・経営レポート分析あり
サポート電話、メール、チャット、画面共有サポート

まとめ

個人事業主が会計ソフトを導入するメリットと必要性を解説しました。

時間の節約や正確なデータ管理など、効率的な業務が可能となる会計ソフトは、個人でビジネスをしていく上で重要なツールです。

手入力で起きがちなミスを大きく減らすことができますし、時間の節約ができることによって、より重要なことに時間を使っていくことができます。

いずれの会計ソフトも無料期間があるので、まずはお試しで利用してみてください。

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この記事を書いた人

40代の個人事業主として活動しています。

このブログは、個人事業主のこと、ブログ運営など雑多に記事を書いていく雑記ブログです。

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