私は現在、会社に属さず活動していますが、もともとは新卒でシステム会社に就職し10年ほどプログラマーをしていました。
これからの時代、ITの進化に伴いプログラマー需要は増すばかりだと思います。
しかし、そんなプログラミングの時代に、しかも34歳という年齢にも関わらずプログラマーをやめました。
システム開発とは一切関係のない、まったく別の仕事をしています。
プログラマー完全引退です。
この記事では、プログラミングの時代にも関わらず、プログラマーを辞めた理由を紹介したいと思います。
34歳でプログラマーを辞めた理由
これからの時代、プログラミングの時代と言われていて、プログラマー需要もかなり高まってきています。
そんな中、私は34歳という年齢で会社をやめて、プログラミングとは全く関係のない仕事で、個人事業主として活動しています。
なぜ、プログラミング需要が高まっているのにプログラマーをやめたのか。
その理由は、以下のとおり。
- そもそもプログラマーに向いていない
- 一人で作り上げている感がない
- 年齢を重ねたプログラマーの将来が見えない
- 雇用形態が派遣社員みたい
そもそもプログラマーに向いていない
プログラマーを10年やってきましたが、はっきりいって自分には向いていませんでした。
とくに仕事ができるわけでもなく、なんとかギリギリこなしてきた感じです。
そもそもの話、新卒でプログラマーになったときから、プログラミングに楽しみを見出せなかったのが原因かと思います。
楽しみを見出せないと向上心もなくなるわけで、スキルの習得にも前向きではなかったです。
何年も前から辞めたいと思っていたものの、
- 「いつか楽しめる時がくるかも」といった根拠のない期待
- プログラミング以外のスキルもないので、辞めるのが怖い
といった理由もあって、ダラダラと続けていた状態です。
一人で作り上げている感がない
システム開発というのは、規模にもよりますが数人〜100人単位でチームを組んで作り上げるものになります。
言い換えれば、自分の仕事はそのシステムの一部を作っているにしかすぎません。
この「システムの一部しか作っていない」ということに、やりがいを感じませんでした。
システムに限らず、何かをつくるなら1から全部を作りたい
私の場合、どうせ何かを作るなら、一から自分で作ったほうがやりがいを感じます。
さらに、下請け会社となると「実装・テスト」のフェーズが多く、どのプロジェクトに参加してもやることは似ています。
さすがに10年もプログラマーとしてやっていると、
- 同じような作業に飽きてくる
- もっと違うことをやりたい
という思いを強く感じるようになっていました。
年齢を重ねたプログラマーの将来が見えない
システム開発に携わっているプログラマーは、若い世代が多いですよね。
平均年齢でいえば30歳前後かなと思います。
しかしこれから先、私のような30代の世代が歳を重ねていくと、どういったキャリアになっていくのか全く見えませんでした。
プログラマー現役時代は、いろんな現場に行きましたが、50歳以上の方はほとんど見かけません。
もちろんIT業界自体、若い業界ではあるので年配の方が少なくて当然です。
とはいえ、たくさんの現場を見てきた中で、年配の方でポジションを持て余している人もみてきました。
「このポジション本当にいる?」みたいな。
- 自分が50歳になったら何をしているのか
- どういったポジションがあるのか
もちろん、未来を予測することはできません。しかし、少なからず自分にとっては、このままプログラマーとして仕事をしていくことはリスクにしか感じませんでした。
雇用形態が派遣社員みたい
システム開発の場合、セキュリティ上の問題から顧客先での作業が多かったり、下請け会社の場合は発注先企業での作業となることが多いです。
いわゆる客先常駐ですね。
私は中小のSIerのプログラマーだったので、ほとんどが客先常駐でした。
数ヶ月から、長ければ3年とか常駐していたこともあります。
この常駐も、個人的には馴染めませんでした。
- ほとんど派遣社員みたい
- 今の会社に所属している意味あるのか
こういった疑問は常に感じていましたし、年齢を重ねるにつれて、より一層疑問に感じるようになりました。
最後の数年は、会社に所属している意味はもう見出せませんでした。
結局はプログラミングを楽しめなかったのが理由です
このように、
- プログラマーに向いていない
- やりがいも感じない
- 将来のキャリアも見えない
- 雇用形態が嫌い
というのもあり、プログラマーを辞めたいという気持ちが強くなっていきました。
最後の数年は、プログラミングの仕事が本当に嫌で嫌で仕方がなかったです。
- 早く転職したい
- 早く会社を辞めたい
- 本当にこのままでいいのか
- 自分何やってるんだろう
こんなことを毎日にように思っていました。
これは私の経験ですが、プログラミングに楽しみを感じないと悪循環が起こります。
- プログラミングに楽しみを感じない
- 向上心もなくなり、仕事に身が入らなくなる
- 「自分は何しているんだろう?」と負の精神状態に陥る
このように精神的にも悪循環に陥ってしまいます。
自分でもよく10年も我慢したなと思いますが、結局のところ「転職する勇気がなかった」だけです。
- プログラマーを辞めたいけど、とくにやりたいこともない
- 今までプログラミングしかしていないのに、新しい職種で就職できるのだろうか
- とはいうもののシステム開発に関する仕事はしたくない
こういった不安が強くて、プログラマーを辞める勇気が持てず、34歳までダラダラと続けてしまったわけです。
とはいうものの、年齢を重ねていたのもあり、
はたしてこの仕事や生活を3年後、5年後も続けていたいか?
こう考えたときに、私の答えはNOでした。
ここでようやく、プログラマーを辞める決意をして、行動を移すことに。逃げるようにプログラマーを辞めました。
以上がプログラマーを辞めた理由です。
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