「ブログを始めるのは簡単だけど、それを続けることは難しい」と感じたことはありませんか?
ブログ初心者から経験者まで、多くの人がこの壁に直面します。
そこで本記事では、ブログが続かない理由を紹介しながら、ブログを継続するためのコツを解説します。
「ブログのモチベーションが落ちて続きそうもない」「ブログを継続するためのコツが知りたい」といった方はぜひご覧ください。
ブログが続かない理由
すぐに収益化できると期待値が高いから
ネットやSNSを見ると「3ヶ月で5万円達成!」といったような実績を目にすることが多いかと思います。
こういった成功事例を見て、「自分も半年後には3万円くらは稼げているはずだ」と期待しがちです。
実際に私もそのような期待をしていましたが、全く芽が出ませんでしたし、短期間で成果が出る人はほんの一握り。
短期間で収益化できるという期待値が高すぎると、期待外れの収益にがっかりしてブログを続けるモチベーションを失うことになってしまいます。
書くネタがないから
ブログを始めた当初は、それなりの記事ネタがあるものです。
しかし、時間が経つとその記事ネタも無くなってきて、「次は何を書こう?」と考えるようになってきます。
「ネタ切れ」は、多くのブロガーが直面する悩みですが、ネタ切れ状態が続くと更新のハードルがどんどん高くなります。
徐々に更新頻度が下がり、最終的にはそのままフェードアウト…なんてことにも。
記事ネタを考え、ストックしておくのはブログを継続する上でも難しい問題の1つです。
ブログを書く時間が取れないから
ブログを運営していくには、それなりの時間を確保する必要があります。
というのも、ブログを書くためには、リサーチ、タイトルの選定、文章構成を決める、本文の執筆、画像の選定など、多くの工程が必要で時間がかかるからです。
しかし、ブログを始める人は、副業として取り組むことが多いです。
本業で忙しい中、「ブログのための時間」をしっかりと確保するのは簡単ではありませんよね。
- 仕事が忙しくて、ブログを書く時間がなかなか取れない
- ブログを書くつもりだったのに、仕事が割り込んできた
- 疲れているからブログを書く気になれない
このように、「ブログを書く時間が確保できない」というのは、ブログを続ける上での高いハードルとなります。
アクセス数が少ないから
アクセス数はブログ運営していく上で、1つの「成果のバロメーター」になります。
自分の書いた記事がどれだけの人に読まれているのか、具体的な数値として現れるからです。
アクセス数が多ければ多いほど、たくさんの人に自分の考えや情報が伝わっていることを実感できるので、達成感を感じることができます。
しかし、逆にアクセス数が少ない状態が続くと、「自分が書いた記事は面白くないのだろうか?」、「自分の伝え方が下手なのか?」というように、ブログ更新のモチベーション低下に繋がることも。
特に、同じジャンルで成功しているブロガーのアクセス数や反応を目の当たりにすると、自分とのギャップを感じてしまい、ブログを続けるのが難しくなることも少なくありません。
興味がないジャンルを書いているから
ブログのジャンル選びは、収益を目的としたブログ運営をする場合、需要のあるテーマや世の中のトレンドになっているテーマを選択することが多いです。
世の中の需要が高いテーマを選ぶことで、アクセス数や大きな収益を期待することできるからです。
しかし一方で、自分が本当に興味を持っているジャンルなのかは、非常に重要なポイントとなります。
あまり興味の持てないジャンルでブログ運営をすると、ブログ書くことに楽しみを感じられず継続していくことが難しいからです。
いくら高収益を狙えるジャンルだからといって、自分の興味が薄いジャンルを選んでしまうと、ブログの執筆を継続することが難しくなってしまいます。
ブログを継続するコツ
長期目線を持つこと
ブログを始めると、すぐに結果が欲しくなるものです。
しかし、ブログで稼ぐにはすぐに成果が出るものではなく、長期的な視点での取り組みが非常に重要です。
先ほども解説しましたが、ブログで結果が出るまでには、最低でも6ヶ月〜1年はかかると覚悟する必要があるからです。
短期的な目線でアクセス数や収益を期待していると、途中で挫折するリスクが高まります。
「ブログを初めて3ヶ月経ったけど、全然成果が出ない。もうやめようかな」と思っても、まだまだスタート付近でしかありません。
なかなか成果がでない状況で、1年ブログを続けるにはそれなりの努力が必要ですが、1年は時間をかけるつもりでじっくり取り組む意識が大切です。
ブログの目標を決める
ブログを運営するにあたり、目標を持つことも大切です。
例えば、「1年で100記事書く」といったような長期の目標を決めて、そこから逆算して日々の作業を洗い出していくのがおすすめ。
「1週間に2記事必ず仕上げる」「1日30分必ずブログを書く」といったように、短期のハードルの低い目標も決めておくことも大切です。
日々の作業を決めておくことで、「今日何をすべきか」が明確になるので、作業を継続しやすいからです。
また、短期の作業を日々達成することで、小さな成功体験が積み重なってモチベーションが維持できます。
ブログを書く時間を確保する
ブログを書くための時間を確保することは、ブログで稼ぐために必要です。
忙しいからといってブログを後回しにしてしまうと、更新が継続できず成果を出すことはできないからです。
ブログの時間を確保するためには、ブログの優先度を一番に持ってくる必要があります。
ブログを書くための固定の時間を作ったり、日々のスキマ時間を利用して記事を書いたりと、積極的に時間を作ることが大切です。
自分に合うペースで書く
ブログの毎日更新もすごいことだと思いますが、365日毎日ブログを書いていくのは相当ハードルが高いです。
毎日更新が苦じゃない人にとってはいいですが、そうでない場合は以下のようなデメリットもあります。
- 毎日更新したからといって絶対に稼げるわけでもない
- 記事の品質が落ちてしまっては結果につながりにくい
- 毎日作業するのがつらくなって、ブログを書くことに嫌気が差してしまっては意味がない
なので、週4日だけブログを書くといったように、適度に休みつつ自分のペースで書いていくのがいいかと思います。
それに、パソコンの前に向かう時間を作らずとも、スマホの音声入力を使えばちょっとした時間を利用して、記事の下地を作っておくこともできます。
メモ帳アプリとかに、自分の考えを書き殴りでいいので入力しておくだけであれば、気軽にアウトプットできるので負担はかかりません。
記事構成は無視していいので、スキマ時間にサクッと音声入力をしておけばOKです。
1記事を書く作業を細分化する
1記事を書くにはそれなりの時間がかかりますが、まとまった時間を取りにくい方もいるかと思います。
そんな時は、1記事を書く作業を細分化するのがおすすめです。
例えば、以下のように1記事を書く作業を小さなステップに分けます。
- リサーチ
- タイトル・記事構成作成
- 本文の執筆
- 編集・画像選定
このように作業を分けることで、月曜はリサーチをする、火曜にタイトルと記事構成を考える、水・木・金で記事を書く、週末に画像選定と最終チェックをする、といったような流れで記事を書くことができます。
作業を小分けにすることで、ちょっとしたスキマ時間も有効活用できるメリットもあります。
忙しくてまとまった時間が取れない方におすすめの方法なので、自分なりにアレンジして取り入れてみてください。
環境×習慣化に投資する
ブログを書くモチベーションを維持するのに、特に重要なのが以下の2点。
- ブログを書く環境に投資をすること
- ブログを書くことを習慣化すること
私の実体験からいうと、「環境×習慣化」の掛け合わせが最強です。
例えば、
- 朝7時にカフェに行ってブログを書く。
- 会社帰りに1時間コワーキングスペースに行ってブログを書く。
といった感じです。
これを決まった曜日にするなり、毎日続けるなりして習慣化していきます。
「朝起きたら、カフェに行く」「仕事が終わったら、コワーキングスペースに行く」といったように「xxしたら、yyする」というのは、if-thenプランニングといって、計画の達成率が上がることが心理学の研究結果でも認められています。
それに、if-thenプランニングの場合、モチベーションの影響を小さくすることができます。
言い方は悪いかもしれませんが、機械的に行動をしていく感じですね。
実際に私は、朝7時台にカフェに行くようにしているのですが、「朝起きたらカフェに行く」というように、ブログのことはあまり考えず機械的にカフェに向かっています。
カフェに行ってしまえば、やることはブログを書くことしかないので、めちゃくちゃ集中できるからです。
作業場所はブログを書くことに集中できれば、家やカフェなどどこでもいいです。私の場合は、家だとダラけてしまうので必ずカフェに行くようにしています。
カフェやコワーキングスペースは、お金がかかってしまいますが、家でダラけてブログが書けないより、環境に投資してブログを書くことに集中したほうがいいと考えています。
副業ブロガーの方は、早起きしてカフェに行くのがおすすめ。というのも、会社帰りに行こうとすると、突発的な誘いや残業、疲れてやる気がでないなどの影響を受けるからです。
朝一であれば、何からも影響は受けず、確実に集中できます。
とにかく、ブログを集中して書ける環境には投資をしてでも確保。そして、そこに向かうことを習慣化するだけでも格段に結果は違ってきます。
スキマ時間を活用する
ブログを継続するには、まとまった時間を確保する必要はなく、スキマ時間を上手に活用することもできます。
文章はスマホを使って書くこともできるので、以下のようなスキマ時間を利用するのがおすすめです。
- 通勤電車に乗っているとき
- 昼休みの余った時間
- 待ち合わせの時間
- 寝る前のちょっとした時間
スキマ時間を活用するには、先ほど解説した1記事を書く作業を細分化することがポイントです。小さな作業でも積み重ねることで、長期的に見ると大きな違いになります。
このように、ブログ運営はスキマ時間を活用することで、効率的に作業を進めることができます。
80点でアップする
ブログの新記事投稿に関しては、完璧主義にならないこともポイントです。
新しい記事をアップする際には、80点をつけられる内容であれば公開してOKです。
なぜなら、完璧な記事を書こうとすることで、記事の公開が遅くなってしまうからです。完璧を目指して時間をかけすぎると、他の記事を書く機会を逃してしまうことになります。
それに、自分が100点だと思った記事が、必ずしもGoogleに評価されるとは限りません。
80点くらいでアップして、一度Googleの評価を受けてから、改善を繰り返していくアプローチが効果的です。
このアプローチであれば、ある程度の品質の記事を定期的にアップしながらも、記事の質を徐々に高めていくことができます。
ブログの執筆パターンを作る
できるだけ文章をスムーズに書くことも、ブログを継続するためには重要です。
というのも、1記事1記事しんどい思いをしながらブログを書いていると、書くことが苦痛に感じてモチベーションが低下してしまうからです。
文章をスムーズに書くためには、自分なりのブログの執筆パターンを作っておくのがおすすめです。
例えば、本文の書き方は「主張→理由→具体例→再度結論」という流れを採用することで、どの文章も同じように書けばいいので、スムーズな執筆ができます。
このように執筆パターンを作っておくことで、執筆時の迷い減らすことができ、効率的な記事作成が可能となります。
ブログを効率的に書くには、音声入力やAIライティングの利用もおすすめです。気になる方は以下の記事も参考にしてみてください。
興味のあるジャンルを書く
自分が興味のあるジャンルを書くこともブログを継続する上で重要なことです。
興味のあるジャンルを書くことで、リサーチが捗りますし、自分なりの考え・体験など記事に反映しやすいからです。
また、興味があるジャンルであれば楽しんで記事を書くことができるため、継続してブログを更新するモチベーションにもなります。
それに、自分の興味のあることをテーマにした記事は、その情熱や楽しさが読者に伝わりやすいです。読者にとっても魅力的なコンテンツに感じることにつながります。
ブログで稼いだ後を常に想像する
ブログを始めた理由は収益化を目的としていることがほとんどかと思います。
私の場合だと「年に数ヶ月は海外を旅して、その間も収益が入ってくるような仕組みを作りたい」といったことが、ブログの収益化に力を入れている理由です。
- 場所を選ばず稼げるスキルを身につけたい
- 本業+ブログ月10万円でちょっと余裕のある暮らしをしたい
- 老後のためを考慮して資産を構築したい
などなど、いろんな目的があるかと思います。
「なんとなくブログで稼ぎたい」といったように、目的があいまいな人は、まずはブログで稼ぐ理由を明確にしましょう。
そして、ブログを書く目的を明確にしたら、目標を達成した後の生活が楽しいものかどうかを考えてみてください。
ブログで稼いでどういった生活をしたいかまで明確にしておくことが、モチベーションを維持するコツです。
たまには書きたいことも書く
ブログを書く目的が収益化の場合、世の中のニーズやキーワードから逆算して記事を書かなければいけません。
- 自分が書きたいことは書くな
- 読者が求めていることを書け
こんな感じで、収益化のために「自分が書きたいわけでもない記事」を書かなければいけないことってありますよね。
これが続くとちょっと疲れてきませんか。
なので、たまには自分が思ったことを、SEO完全無視で書き出す記事を書いてみるのもいいと思います。
SEOに最適化されたブログは「あくまで必要な情報があれば検索しにいく」といった感じですが、雑記的な記事はリピーターになってくれて定期的に読みにきてくれる読者さんも多いです。
ブログを書いている立場からすると、やっぱりリピーターになってくれる人がいるというのは嬉しいですよね。
そいういった意味でも、ブログを書いていくモチベーションが続きやすいです。
もちろん、ご自身のサイト設計にもよりますが、1つのブログの形としてもアリなんじゃないかなと思います。
プチ合宿をしてみる
たまには気分転換の意味も込めて、ひとりプチ合宿をするのもおすすめです。
私もたまにやるのですが、少し離れた土地のホテルに2泊くらいして、ひとりブログ合宿をします。
また、見知らぬ土地のカフェに行って作業をしてみるのもいいですよね。
持っていくものは、宿泊に必要な必要最低限のものとノートパソコンのみ。とにかくブログに集中するだけの合宿です。
気分転換になって、今後のモチベーションアップにつながりますよ。
ブログに飽きたら少し休む
ブログを長く続けていると、一時的にモチベーションが下がることがあり、「どうしても記事を書く気持ちになれない」ときがあります。
そんな時は、無理にブログの記事を書いていくよりも、ちょっとした休憩を取ることをおすすめします。
しばらくブログと離れ、趣味を楽しんだり旅行に出かけたりすることで、新たな視点やアイディア、インスピレーションを得ることができるからです。
また、ブログ運営に疲れたと感じた時は、その原因をしっかりと見つめ直すことも重要です。
ブログを運営していく上で、どこに飽きを感じたのか、どこにしんどさを感じたのかを分析し、今後のブログ環境を整えましょう。
ブログは、自分自身のペースで楽しく運営するほうが、長い目で見てもプラスです。
どうしても気が進まない時は無理して継続せず、リフレッシュの時間を取ることが、継続してブログ運営をしていくポイントになります。
ブログを継続することのメリット
アクセスと収益が増える
ブログを継続的に更新していくことで、検索エンジンの評価が上がり、より多くのアクセスが見込めるようになります。
アクセス数が増えれば、広告収益やアフィリエイト収益のチャンスも増えます。
ブログで収益化を目的としている場合、アクセスアップは収益増加につながるため、そのメリットは大きいです。
ライティングスキルが上がる
定期的にブログを書くことは、ライティングスキルを磨く絶好の機会です。
文章が苦手だった人も長い間ブログを書いていると、最初とは比べ物にならないほどライティングが上達しているのを実感できるはずです。
継続してブログを書くことで、文章の構成力や表現力が向上し、読者に伝えたいことをより効果的に伝えられるようになります。
ブログが資産化できる
長期にわたってブログを運営することで、そのブログ自体が価値ある資産となります。
- 収益化できれば、長期に渡り自動で収益を生み出してくれる
- フリーランスのポートフォリオとしても使える
- ブログを通じてコンテンツ販売やコンサルティングなどビジネス展開のきっかけになる
とくに、収益化できれば長期に渡り収益を生み出してくれることは大きな魅力です。
まとめ
ブログが続かない理由と、ブログを継続するためのコツを解説してきました。
ブログは1記事書くのも大変な上に、収益化まで6ヶ月以上は覚悟する必要があるため、継続するには強い意志が必要です。
しかもブログは副業で始める人が多いため、強制力もありません。そのため、自分の気持ち次第で辞めてしまうことも簡単です。
とはいえ、ブログを継続することのメリットも大きいので、本記事の内容を参考に継続のコツを取り入れてみてください。
コメント