企業サイトの台頭やChatGPTをはじめとするAIライティングツールの登場により、多くのブロガーが「個人ブログはオワコンになるのでは?」と不安に感じているかと思います。
「ブログはオワコン」という声は年々増えていますし、全盛期に比べれば個人ブログで稼ぐのは難しくなっているというのは、多くのブロガーが実感していることかと思います。
実際のところ、本当に個人ブログはオワコンなのか気になるところですよね。
結論からいうと、「個人ブログはオワコンじゃないけどかなり厳しい状況」というのが正直なところかと思います。
この記事では、個人ブログは本当にオワコンなのか、そして個人ブログで稼ぐための今後のコンテンツ戦略について考察したいと思います。
個人ブログがオワコンと言われる理由
Google上位表示が難しくなっている
個人ブログがオワコンと言われる理由の一つに、SEO(検索エンジン最適化)での上位表示が難しくなっていることが挙げられます。
これは、大手メディアや企業が自社サイトを立ち上げ、SEO対策を施していることが要因となっています。
一方、個人ブログはリソースや時間が限られている中でSEO対策を行う必要があり、大手企業に対抗するのは困難といえます。
その結果、検索上位表示をするのが難しく、アクセス数も減っているパターンが多いです。
私が運営しているいくつかのジャンルを見ても、常に上位表示していた強豪個人ブログでさえ、2024年にはTOP10圏外に落ちているという例はたくさんみています。
SNSの台頭
現在では、情報を収集ツールとしてブログ以外にも多くのSNSがあります。
多くのユーザーが、ブログよりもX(旧ツイッター)やインスタグラムなど、ソーシャルメディアを情報源として利用するようになっていますよね。
また、YouTubeやTikTokなどの映像コンテンツの人気が高まっていることから、テキストベースのコンテンツの影響力は相対的に低下しています。
これらの変化により、個人ブログの訪問者数や影響力が減少し、多くの人がその全盛期が過ぎたと感じています。
AIライティングの登場
AIライティングツールを活用することで、多くの人が簡単にブログを運営できるようになります。
これにより、ブロガー間の競争が激化し、自分のコンテンツが埋もれてしまう可能性があります。
というのも、AIライティングツールは一般的なコンテンツであれば、効率的に生成できるからです。
特に、量産型の記事をメインに扱っているブロガーは、より競争が厳しくなることが想定されます。ブロガーは独自性や専門性を強化し、差別化されたコンテンツを提供することが必要になりそうです。
また、ドメインパワーの強い企業メディアは、AIライティングツールの登場でSEOにおいてさらに有利になりそうです。
企業メディアがAIライティングツールを利用することで大量の記事をアップすることができ、さらにドメインパワーが強くなる可能性があるからです。
ドメインパワーの強い企業サイトがAIライティングツールを使うことで、さらに勢いを増す可能性はあります。
個人ブロガーの今後のコンテンツ戦略
オリジナリティを活かす
個人ブログで稼ぐためには、個人の強みを活かしたオリジナリティのある記事を書く必要があります。
誰でも書けるような内容、AIでも書けるような内容であれば、個人ブログである必要はないと言えます。
個人ブログの強みとしては、「企業に書くことができない意見を書ける」「自分だけの実体験を記事にできる」といったことが挙げられます。
これによって、読者は量産型の記事では得られない、実際の現場での知見や、個人的な感想を知ることができます。
このように、自分自身の体験を盛り込んだオリジナリティ溢れる記事は、今後のブログの競争力を高める重要な要素となります。
SNSを活用する
いくらオリジナリティのある記事を書いたからといっても、その記事を読んでもらわなければ意味がありません。
SEOによるGoogle検索上位表示の難易度が上がっている状況を考えると、SEO1本槍で個人ブログを運営するのは厳しいと言えます。
そこで、Google以外からの流入を確保するために、SNSを活用した情報発信がより重要になるかと思います。
ツイッター、インスタグラムなどのSNS運用を行い、そこからブログへの流入を確保することにも取り組んでおいた方が良さそうです。
現に、個人ブログで稼いでいるインフルエンサーもSNS・YouTube発信など、SEO1本でブログ運営している人は見かけないくらいです。
まとめ
本記事では、ブログが本当にオワコンになるのか、今後のコンテンツ戦略について考察してきました。
ブログがオワコンになるかどうかについては、今のところ個人ブログがオワコンになるわけではないと思います。
とはいえ、個人ブログだとGoogle上位表示が難しくなっている状況なのは間違いありません。「個人ブログはオワコンじゃないけどかなり厳しい状況」といえます。
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