パソコン作業に欠かせないマウスですが、
- トラックボールマウスと通常のマウスどっちがいいの?
- トラックボールマウスは使いにくいんじゃないの?
と気になっている方は多いかと思います。
実際に使っている人は少数ですが、一度ハマると便利すぎて通常のマウスには戻れないと言われています。そんなトラックボールマウスの実力はどんなものなのか気になりますよね。
ちなみに私はトラックボールマウスを2ヶ月使いましたが、合わずに通常のマウスに戻しました。
そういった経験も含め、トラックボールマウスとマウスのメリット・デメリットを比較し、どちらを選ぶべきか迷っている人に向けて、それぞれのポイントを詳しく解説していきます。
トラックボールマウスのメリット
省スペースで使用できる
トラックボールマウスは、ボールを転がしてカーソルを移動させるため、マウス本体を動かす必要がありません。そのため、狭いスペースでマウスを使いたい時に便利です。
カフェで作業する時など、小さめのテーブルだと十分なスペースを取れない時もありますよね。
トラックボールマウスは、動かさずに使用できるため、狭いスペースでも使いやすいです。
使える場所が豊富
トラックボールマウスは、机の素材による影響を受けないため、場所を選ばずに使用できます。
通常のマウスの場合だとガラステーブルなど反応しにくい時もありますが、トラックボールであればそういった制限を受けることはありません。
また、マウスパッドも不要になるので、自宅のデスクがスッキリするメリットもあります。
手首への負担が少ない
トラックボールマウスは、ボールを転がすだけでカーソルを移動させることができるので、手首を動かす必要がありません。そのため、手首への負担を減らすことができます。
通常のマウスであれば、カーソルを動かすのに手首が動いてしまうため、小さな負担はかかりますよね。
実際にトラックボールを使ってみると、カーソル移動における手首への負担は少なく感じます。
トラックボールマウスのデメリット
操作に慣れるまで時間がかかる
トラックボールマウスを使う時の一番のハードルが、操作に慣れるまでに時間がかかることです。
通常のマウスはマウス自体を動かしてカーソルを移動させますが、トラックボールマウスはボールを指で動かしてカーソルを移動させます。
トラックボールの操作は、ボールを動かすスピードや回転の調整がポイントになるのですが、最初は思い通りにポインタを動かせず、操作が難しいと感じることが多いかと思います。
価格が高い
トラックボールマウスは、通常のマウスと比べて価格が高い傾向にあります。
通常のマウスであれば、安ければ1,000円くらいでも購入できます。
それに対しトラックボールマウスはエントリーモデルでも3,000円〜5,000円の価格帯となっています。より品質の高いトラックボールマウスを購入しようとすると、さらに高額となります。
定期的な掃除が必要
トラックボールマウスは、定期的な掃除が必要です。
というのも、トラックボールマウスを利用しているうちに内部センサーにホコリや汚れが付着し、センサーの反応が鈍くなるからです。
そのため、トラックボールを外し中のホコリや汚れを綺麗にする必要があります。
また、内部に汚れが溜まりすぎるとトラックボールの回転が悪くなることもあります。
掃除の間隔は使用頻度にもよりますが、1ヶ月〜2ヶ月に1回は掃除したほうがいいと言われています。
【使った感想】トラックボールは使いにくい
私は2ヶ月ほどトラックボールマウスを使ってみましたが、結論からいうと使いにくいので通常のマウスに戻しました。
ちなみに私が使っていたマウスは、トラックボールマウスの入門として人気のロジクールのトラックボールマウスM575です。
トラックボールマウスが使いにくいと感じた理由は以下の3つ。
- カーソル移動の精度が、通常のマウスに比べて劣る
- マウス本体の場所を動かしにくい
- マウスのサイズが大きくて合わない
カーソル移動の精度が、通常のマウスに比べて劣る
これは慣れの問題もあるかと思いますが、私はカーソル移動の精度は通常のマウスのほうが高いと感じています。
トラックボールでカーソル移動をする際は、ボールを転がすスピードや回転の調整が必要です。細かいカーソルの移動の場合、トラックボールだとこの調整がじれったく感じます。
また、私はウルトラワイドモニターを利用していますが、大きな画面サイズになると長距離のカーソル移動をすることになります。
トラックボールは、ボールを回転させる量に応じてカーソル移動の距離が決まるので、長距離のカーソル移動に向いていません。
というのも、画面の端から端へは思いっきりボールを回転させればいいのですが、途中のところまでカーソルを持っていくのが難しいです。
通常のマウスであれば、長距離のカーソル移動でも狙ったところに調整しやすいです。
マウスのサイズが大きくて合わない
トラックボールマウスは、サイズが大きいものばかり。手が小さい私にとっては、大きすぎるというのがデメリットになりました。
具体的に言うと、マウスのサイドボタンに合わせて手を置くと、以下のように手首をテーブルにつけることができません。
この状態って結構疲れます。
サイドボタンを使わない選択をすれば、手首をテーブルにつけて使うことができるのですが、それだとマウスの利便性が大きく下がります。
トラックボールマウスは長時間の利用でも手首への負担が少ないと言われていて、確かにカーソル移動で手首を動かす必要がないことで、手首への負担が減るのは感じます。
しかし、ポジショニングがうまく取れないことで、むしろ手が疲れてしまう結果になってしまいました。
マウス本体が動かしにくい
トラックボールマウスのメリットは、マウスを動かさずに使えることですが、これはこれでデメリットに感じました。
というのも、トラックボールマウスは安定感を高めるために、底面に滑り止めがありグリップが効いています。
しかし、腕の位置を変えて操作したい時にマウスを動かしにくいというデメリットにもなってしまいます。
滑り止めが効いているために、こういった動作をしにくいです。
トラックボールが勝ると感じた点
私にとってはデメリットが勝り、通常のマウスに戻りましたが、トラックボールマウスが勝った点もあります。
特にメリットに感じたのが、省スペースで利用できるところ。
マウスを動かさずにカーソルを動かせるため、カフェの小さなテーブルでも使えるのはメリットに感じました。
トラックボールマウスと通常のマウスどっちを選ぶべき?
トラックボールマウスと通常のマウスは、それぞれメリットとデメリットがあるため、自分の好みや使い方に合わせて決めるのがおすすめです。
普通のマウスがおすすめ | トラックボールがおすすめ |
---|---|
持ち運びやすいマウスが欲しい人 精密な操作が必要な人 手が小さい人 | リーズナブルなマウスが欲しい人手首の負担を軽減したい人 | 限られたスペースでマウスを使いたい人
というのも、トラックボールマウスを使っている人は少数ですが、ハマる人は「通常のマウスに戻れない」というくらい使い心地がいいと感じる人もいます。
まずは一度使ってみて判断するのがいいかと思います。
通常のマウスであれば、ロジクールのM650がおすすめ。
コンパクトで持ち運びが便利、サイドボタン2つ、クリック音は静音と使い勝手抜群です。
私は自宅用、カフェ作業用と2つ持っています。
トラックボールマウスを選ぶなら、入門として人気のロジクールのトラックボールマウスM575。
Amazonのトラックボールマウスランキングでも1位を取るくらい人気です。
以上、トラックボールは使いにくい?マウスとどっちがいいのか徹底比較の解説でした。
なお、カフェ作業やノマドにおすすめのガジェットを以下の記事で紹介しているので、作業効率をアップしたい方はぜひご覧ください。