海外旅行をする際、「衣類の洗濯はどうすればいいんだろう」と迷うことはありませんか?
特に長期滞在やアクティブな活動をする場合、洗濯が必須になってくることもあります。
この記事では、海外旅行で洗濯をする方法と、持ち運びに便利な洗濯グッズを紹介します。
これから海外旅行をしようとしている方で、洗濯はどうすればいいか悩んでいる方はぜひご覧ください。
海外旅行で洗濯するメリット
荷物を軽量化できる
海外旅行で洗濯をすることは、荷物を軽くできる大きなメリットがあります。
旅行中に洗濯をすれば同じ衣類を使い回すことができるため、たくさんの衣服を持っていく必要がなくなるからです。
バッグやスーツケースの中身が少なくなるので、移動がラクになるだけでなく、空港での荷物の重量超過による追加料金の心配も減ります。
衣類を綺麗に保つことができる
衣類のシミや汚れは長期間放置したままでいると、洗濯しても取れなくなってしまうこともありますよね。
海外旅行先で洗濯できる準備をしておけば、その日に汚れを落とすことができます。衣服が長持ちしますし、帰国後の洗濯の手間も減らすことができます。
また、たくさんの汗をかいた服だと臭いの原因になってしまうことも。
衣類を定期的に洗濯することで、いつでも清潔な衣類に保つことができます。
旅行中の洗濯を楽にする衣類選びのコツ
旅行先で洗濯することを考えているのであれば、まずは持っていく衣類の「素材」を重視しましょう。
理想は夜ホテルの洗面台で手洗いして、翌朝にはカラッと乾いている状態。
素材によって乾きやすさが違うので、「洗濯したけど朝までに乾かなかった」ということを減らすことができます。
旅行中の洗濯が楽になるおすすめ素材
化学繊維(ポリエステル、ナイロンなど)
速乾Tシャツやスポーツウェアの定番素材ですが、水分を吸収しにくいため速く乾きます。
軽量でシワにもなりにくいです。下着やTシャツなど毎日着替えるものは、まずこの素材を選ぶのが基本となります。
メリノウール
少し高価ですが、アウトドアウェアに使われる高性能な天然素材です。
メリノウールのメリットはは、汗をかいても臭いにくい「防臭性」と、濡れても体温を保つ「保温性」、そして速乾性を兼ね備えている点です。
数日間、同じインナーやTシャツを着回すこともできるので、荷物の軽量化にもつながります。
旅行では避けるべき乾きにくい素材
綿(コットン) は肌触りが良く、普段から着用している方も多いかと思いますが、旅行の洗濯という意味では不向きです。
コットンは一度水分を吸うと、なかなか乾いてくれません。
夜に洗ったTシャツが、翌朝まだ湿っている…というがっかりする事態を引き起こします。
これは私も経験がありますが、最悪の場合は半乾きのままTシャツを着用する羽目に。
特に、ジーンズのような厚手のコットン製品を手洗いすることは、無謀に近い挑戦なので避けた方がいいです。
とはいえ、コットン製のTシャツを着たい場合もあるかと思いますので、速乾性の衣類とコットン製の衣類を、日程に合わせて織り交ぜて持っていくのもいいかと思います。
海外旅行で洗濯する方法
コインランドリーの利用
メリット | デメリット |
---|---|
たくさんの衣類を洗える いつでも手軽に利用できる | 洗濯物を持ち運ぶ必要がある 使い方が分かりにく場合がある やや費用がかかる |
海外旅行の際はホテルに宿泊する方が多いかと思いますが、コインランドリーが設置されているこが多く、自分で洗濯から乾燥まで行うことができます。
コインランドリーは、リーズナブルに済ませることができ、いつでも好きな時に利用できる点がメリット。
小銭が必要だったり、洗剤は自分で用意しなければいけない場合もあるので、使用方法は事前にチェックしておきましょう。
手洗い
メリット | デメリット |
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お金がかからない すぐに洗える | 手間がかかる 乾くのに時間がかかる しつこい汚れは落としにくい |
予算を抑えて選択をしたい場合は、ホテルの部屋での手洗いが便利です。
特に、アンダーウェアやTシャツなどの衣類は手洗いで十分に清潔に保つことができます。
私も基本的には、旅行中は手洗いで選択を済ませています。
部屋で手洗いする場合は、洗面台かバスタブに水(できればぬるま湯)をためて石鹸または洗剤を入れてもみ洗いをします。

その後は、水をできるだけ絞ったらバスタオルで挟み込んでさらに水分を拭き取ると、乾くのが早くなります。
洗剤代わりに石鹸でも十分に汚れは落ちますが、気になる方はミニサイズの洗剤を持っていくといいかと思います。
ランドリーサービス
メリット | デメリット |
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時間を節約できる 仕上がりが丁寧 | 料金が高い 受け取るまでに時間がかかる |
多くのホテルでは、手ぶらで利用できるランドリーサービスが提供されています。
服をフロントに預ければ、清潔できれいに仕上げてくれるので非常に便利です。
ただし、それなりの料金がかかってしまうのはデメリット。事前に料金を確認し、予算内での利用を検討しましょう。
ホテルの洗濯で手洗いして乾かすまでの手順
手順①ホテルの洗濯で手洗いする方法
ホテルの部屋での手洗いには、主に2つの方法があります。
それぞれに一長一短があるので、自分に合った方法を選んでみてください。
方法1:ホテルの洗面台を使う
最も手軽な手洗いの方法が、ホテルの洗面台を使うことです。
洗剤さえあれば洗うことができ、Tシャツなど少し大きめの衣類も洗いやすいです。
ただし、ホテルによっては衛生面が少し気になったり、洗面台の構造によっては水がうまく溜まらない場合があります。
- 洗面台の栓をして、ぬるま湯を溜めます。
- 洗剤を溶かし、洗濯物を入れて優しくもみ洗いします。
- 水を抜き、きれいな水で2〜3回すすぎます。
方法2:洗濯袋を使う
洗濯袋を使って洗うのもおすすめです。
洗面台を直接使わないので、衛生面が気になる場合でも洗濯できます。
ただし、袋のサイズによって一度に洗える量が限られることもあります。
- 洗濯袋に洗濯物、水、洗剤を入れます。
- 空気を少し残したまま、しっかりと口を閉じます。
- 袋を左右に振ったり、上から優しく揉み洗いします。
- 終わったら袋の水を捨て、きれいな水ですすぎを繰り返します。
「アタックのどこでも袋でお洗たく」のように、洗剤付きの洗濯袋もあるのでチェックしてみてください。
手順②脱水するおすすめの方法
一晩で乾かすための、最も重要な工程がこの脱水です。
この脱水でいかに水分を落とすかで、その後の乾きが大きく変わってきます。
おすすめは、ホテルのバスタオルを使った脱水です。
- 手洗い後、手で優しく押すようにして、大まかな水分を取り除きます。
- 次に、ホテルのバスタオルを床に広げ、その上に洗濯物をシワにならないように平らに置きます。
- バスタオルごと「巻き寿司」のように、ぐるぐると強めに巻いていきます。
- 最後に床に置いて自分の全体重をかけ、膝などでじっくりと圧迫します。
このようにすることで、衣類の水分をたっぷり吸い取ってくれますよ。
「ぞうきん絞り」は襟や裾などがヨレヨレになる原因となるので、できるだけ避けたほうがいいです。
手順③衣類のおすすめの干し方
最後の仕上げとして、衣類を干していきます。
ここでのポイントは、浴室ではなく客室で干すことです。
浴室は湿気が多く、空気の流れがないので、洗濯物が乾きにくからです。
ハンガーにかけ、エアコンの風が直接、あるいは間接的に当たる場所に吊るすのがおすすめ。クローゼットの扉や、カーテンレールなどがいいかと思います。
衣類同士の間隔は、できるだけ空けて、空気の通り道を作ってあげることが、早く乾かすためのポイントです。
海外旅行に便利な洗濯グッズ
海外旅行の選択に便利なグッズを紹介します。
洗剤
海外旅行の洗濯は石鹸で十分という方は不要ですが、しっかりした洗剤で洗いたいという場合はコンパクトな洗剤を持っていくと便利です。
小分けタイプの洗剤もありますし、100均などで小さめのボトルを買って少量の液体タイプを持っていくのもアリです。
また、洗剤は高いものではないので、現地調達でも問題ないかと思います。
折りたたみハンガー
折りたたみハンガーは、ホテルの部屋で洗濯した衣類を乾かす際にに役立ちます。
基本的にはホテルにハンガーがあるので問題ないかと思いますが、ホステルなどに泊まる場合は持っていくのがおすすめ。
ダイソーなどの100均でも売っているので、探してみてください。

使わない時は小さく畳めるため、荷物のスペースを取りません。できるだけ軽量なものを選ぶと荷物の負担になりにくいです。
洗濯バサミ
下着や靴下など小さい衣類を挟むのに洗濯バサミが必要です。
ホテルにはハンガーしかないことが多いので、自分で手洗いする場合は、洗濯バサミをいくつか持っていくといいでしょう。
洗濯袋
「ホテルの洗面台やバスタブで洗うのはちょっと…」という方は、洗濯袋や大きめのジップロックを持っていくのがおすすめ。
袋に水と洗剤を入れてもみ洗いすればOKです。デリケートな素材の服でも傷めずに洗うことができます。
軽くて荷物にもならないため使い勝手が良いです。
まとめ
海外旅行で洗濯する方法とおすすめ洗濯グッズを紹介してきました。
コインランドリー、手洗い、ホテルのランドリーサービスの方法があるので、それぞれに合った方法を選ぶのがいいかと思います。
手洗いをする場合は、折りたたみハンガーや洗濯袋など、便利な洗濯グッズも忘れずに。
海外旅行中でも洗濯を取り入れることで、荷物の軽量化につながるメリットは大きいです。ぜひ参考にしてみてください。
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