ラオス6泊7日の男一人旅に行ってきました。
今回の旅は、ベトナム、ラオス、タイの3カ国を20日間で周る海外一人旅。
本記事では、その中の行程であるラオス編をお送りします。
ベトナム・ハノイから陸路でラオスに入国し、ムアンクア→ムアンゴイ→ノーンキャウ→ルアンパバーン→バンビエン→ヴィエンチャンというルートを辿ります。
第1部ベトナム編はこちら:ベトナム3泊4日の男一人旅①ホーチミン散策:グルメ・サウナ・カフェを満喫
ムアンクアへのアクセス(ハノイから陸路国境越え)
今回の旅では、ベトナムのハノイから陸路で国境を越えてラオスに入国し、最初の目的地がこのムアンクアです。
ハノイからムアンクアへのアクセスは以下のとおり。
- ハノイからバスに乗り、国境近くの町ディエンビエンフーまで一晩かけて移動
- ディエンビエンフーで別のバスに乗り換え、ベトナムとラオスの国境を越えてムアンクアへ
ハノイからのバスは、ホステルのオーナーに手配してもらいました。
ホステル前に1人のおじさんが迎えに来てくれて、連れられるままに別のホステルへ。ここで欧米女子2人組のバックパッカーをピックアップ。そしてまた別の男の人の車に乗り込み、バスターミナルへ。

こんな流れでした。
ちなみにバスチケットはなく、ホステルのオーナーにもらった簡易な領収書のみ。バスに乗ったり、乗り換えたりするときは、それを見せるだけで普通に乗れました。
夕方にハノイを出発し、翌日のお昼頃にムアンクアに到着するバスで、料金は95万ドン(約5,800円 ※2023年時点)。
ハノイから合計で17時間以上かかる長旅です。
途中険しめの山道を通ることもあるので、「国境を陸路で越える体験そのものを楽しみたい」という人向けのルートと言えます。
ムアンクアに到着、まずは宿探し
ベトナム・ハノイから国境を越えてラオスのムアンクアへ到着。
時刻は午前11時半。
昨日の18時にハノイを出発しているので、ここまで17時間30分の長旅です。
バスから降りた周辺はこんな感じで、田舎の雰囲気満載です。

お店はちらほらありますが、何かしらあるような町には見えません。
日中の時間は暑いからか人も少なめです。それとも普段からこんな感じなのでしょうか。

宿の予約をしていなかったので、まずは宿探しから。
ムアンクアの宿はAgodaに掲載されていなかったので、現地で直接探します。
とりあえずGoogleマップでレビューをみて、気になったゲストハウスへ向かうことに。
てくてくと町中を歩いていきます。

この町の見どころとも言えそうな橋を渡ります。

橋からの眺め。なかなかの景色です。

川の流れる音、鳥の声、ときおり犬の吠える声やニワトリの「コケコッコー!」が聞こえてのどかな感じです。

橋を渡って少し歩くとゲストハウスが。
子供がいたので泊まれるか聞いたところ、「母ちゃーん、お客さんきたよー」みたいな感じで呼びに行ってくれました。
大ボス登場のような、ゆっくりした歩き方でお母さんが登場。
今回宿泊することにしたゲストハウスはこんな感じです。

確か1泊で80,000キープ(600円くらい)だったと思います。外観の写真は撮り忘れてしまいました。
流石にクオリティーは低いです。個人的にはもう少し綺麗なゲストハウスにすればよかったなと後悔していますが、他の探すのも面倒になっていたので仕方ありません。
清潔感がないわけではないのですが、エアコンなし、虫もちょこちょこ入る、シャワーがちょっとずつしか出ない、1日に何回も停電するなど不便なことが多かったです。
このゲストハウスはチェックインという作業はなく、鍵を渡され支払いを済ませ、帰りに鍵を返却しておしまいです。
部屋の窓を開けると、少しだけ川を眺めることができるのは良かったです。

ちなみに、敷地内にはお猿さんがいました。

ムアンクアを散策、奇妙なオムレツと出会う
ゲストハウスで少し休んで、町中を少し散歩することに。

ほんとに何もない町ですが、それがまたいいですね。ただ、とてつもなく暑いです。

ムアンクアに立ち寄る旅人は少ないのか、欧米人カップルのバックパッカーを1組見かけただけでした。

先ほどの橋の他にもう1つ大きな橋があります。こちらは車も通れる舗装された橋です。

なかなかいい感じの景色です。写真だと分かりづらいですが、奥に先ほど渡った橋が見えます。

町中で何件か見かけたのが美容院。オープンな感じで営業しています。

昼間はかなり暑く日差しも強いです。歩いているだけでも体力を消耗します。

とりあえずラオスキープを確保したいのでATMへ。
この青いATM、操作していたら途中で動作が停止してしまいました。うんともすんとも言わなくなったので、GoogleMapを頼りに仕方なくもう1つのATMへ。

何はともあれ、ATMにクレジットカードが吸い込まれる事態にはならなくてよかったです。予備は持っているとはいえ、海外では常に複数持っておきたいですからね。
炎天下の中、歩くこと10分。こちらのATMでなんとかラオスキープを下ろすことができました。

とにかく暑いのでレモンティーを購入。めっちゃうまい!

照りつける日差しの中、てくてくと町中を歩きます。


何もないですが、街中を歩くだけでも楽しめます。


しばらく食事をとっていないので、ちょうど見かけたお店に入ってオムレツをオーダー。
出てきたのはこれ。なんだろ…

油の量が多い上にかなりしょっぱいので、全然美味しくありません。
ただ、お店でオーダーを取って料理してくれたのが15歳くらいの若い女の子だったので、その子の努力を無下にするわけにはいかず頑張って食べ切りました。
注文をとった後にその子がスマホで電話していたので、おそらく本来はその子のお母さんが作っているのでしょう。お母さんが出かけていたので、代わりに作ってくれたようです。
食後もブラブラしようと思っていたのですが、とにかく暑くて体力がきついので、一旦ゲストハウスに戻ることに。
少し休むつもりが2時間ほどウトウトしていましたが、また散策に出かけます。
露店でマンゴーが売っていたので2つ購入しました。

2つで15,000キープ(115円くらい)。甘くてジューシーでおいしい。
ラオスのバナナが気になったので、別の露店で一房購入してみました。一房で2,000キープ(約15円)。

皮の外が痛んでいますが中身は全然キレイでした。日本で買うバナナのような甘さはなく、ちょっと違う味わいですが、まあまあおいしいです。
マーケットを見つけたので覗いてみることに。


マーケット内には食事ができるところもあります。

ゆっくり見たかったのですが、とんでもない量のハエがいたので早々に退散。
ハエトリ網でハエを捕まえている人がいましたが、ハエトリ網の中には真っ黒な塊が。なかなかの光景でした。
明日はムアンゴイまで行くので、ボートの時間を確認するためにボート乗り場まで行ってみます。
ボート乗り場への道は、ゲストハウスが多く集まっていて、レストランもいくつかあります。ムアンクアに宿泊するならこの辺りの方が便利かと思います。

坂を下った先にボート乗り場があります。

川が見えてきました。

ボートの受付がどこにあるか分からないので、近くにいたおじさんに聞いたら水上のレストランに案内され、料金表を見せてもらいました。
ムアンクアからムアンゴイまで1人250,000キープ(約1,900円)。

明日の朝9時にここに来ればOKということで、お礼を言って後にします。
川では子供達が遊んでいます。

少し疲れもあるので、ゲストハウスに戻ることにします。
しばらくゲストハウスでのんびりして、夜になったのでご飯を食べに行こうとしたらいきなり雷雨です。
とても出歩けるようなレベルになく、夜ご飯はお預けとなってしまいました。
バナナ買っといてよかったです。
本日ろくなご飯を食べていません。せっかく来たのにちょっと残念ですが仕方ありません。
この先陸路でタイに向かうわけですが、毎日どこかしらの時間帯で雨が降ります。
そんなこんなで初めてのラオス1日目が終了です。
ムアンクア2日目:朝食は激辛ラープ
8時起床、本日はムアンクアからボートでムアンゴイへ向かいます。
まずはゲストハスの窓から外の様子をチェック。天気はイマイチな感じです。

ゲストハウスにいる子供とサル。子供達はゲームに夢中です。

朝食は川沿いのレストランへ行くことに。橋を超えた側にあるので少し歩きます。

レストランへ到着。

このレストランは、川沿いの席もあるので景色は良好。風も涼しくて心地よいです。

落ち着いてゆっくりした時間が過ごせるのでいい感じです。夜に来てビールを飲みながら食事をするのもいいかもしれません。
ドリンクはリプトンティーを頼んだのですが、無いとのこと。代わりに「xxティーでいいか?」と聞かれたもののよく聞き取れず「OK」と答えたらよく分からないお茶が出てきました。

葉っぱが入ったお茶でほんのり味がします。悪くはないです。
料理はラープを頼んでみました。美味しそうです。
ところがこのラープ、とんでもない激辛でした。

あまりにも辛すぎて、残念ながら半分も食べれず…
とりあえず、一度ゲストハウスに戻ってチェックアウト。ボートのチケットを購入しにいきます。
朝は曇っていましたが、徐々に晴れてきました。

9時に船着場近くのレストランに行ってチケットを購入します。25万キープ。

無事、ムアンゴイへのチケットを入手できました。
出発まで、川沿いのレストランで待機します。

暑いからか、犬もぐったりの様子です。

のどかな、ムアンクア最後の時間です。
こうして、ムアンクア滞在は終わりました。次は、ムアンゴイへ絶景のボート旅です。
ラオス一人旅ムアンゴイ編はこちら。
>>ラオス男一人旅②爽快ボート移動でムアンゴイへ!絶景ありの古き良き村を堪能
ムアンクア滞在まとめ
ムアンクアは観光地という感じはなく、現地の生活をそのまま垣間見ることができます。
お店で物を買う時も英語がまったく通じませんが、金額をスマホで教えてくれるのでやりとりはしやすいです。
また、調べた限り飲食店ではメニューが英語表記されているのでオーダーしやすいと思います。
特に見どころがある町ではないですが、橋からの眺めは素晴らしいです。
ムアンゴイやノーンキャウに比べて観光客やバックパッカーもあまり立ち寄らない町かと思うので、穴場な田舎町と言えそうです。
何もせず田舎でまったり過ごしたいという方にはいいのではないでしょうか。
ラオス2日目に続きます。2日目はムアンクアからムアンゴイへ。