本記事では、シンガポールを一人旅する上で必要な持ち物や注意点、実際に食べた食事、宿泊したホテルなどを紹介しています。
この記事を読めば、以下のことが分かります。
- おすすめの3泊4日モデルコース
- 必須&便利な持ち物リスト
- 事前に知っておくべき注意点
- 一人旅におすすめのホテルやグルメ情報
「これからシンガポール一人旅をしたいけど、どんな準備をしたらいいかわからない」といった方の1つの参考になるかと思いますので、ぜひご覧ください。
シンガポール男一人旅 3泊4日のモデルコース
ここでは、実際にシンガポール男一人旅で巡ったコースを紹介します。
- 1日目:シティ・ホール周辺散策とマーライオン
- 2日目:チャイナ・タウンと動物園
- 3日目:マリーナ・ベイ・サンズ、アラブ、リトル・インディア
- 4日目:1人散歩におすすめカトン地区
1日目:シティ・ホール周辺散策とマーライオン
- チャンギ空港到着~MRTで市内中心部へ
- 午前:フォート・カニング・パークで歴史散歩
- 午後:シティ・ホール周辺散策
- 夕方前:マーライオンとご対面
- 夕方:シンガポール国立博物館
- 夜:オーチャード散策と夕食
いよいよシンガポール男一人旅の始まりです。
早朝にチャンギ空港へ到着する深夜便(羽田0:40発→シンガポール6:40着)を選び、初日から時間を有効活用する作戦です。
ただ、飛行機ではなかなか眠れず、若干寝不足気味でのスタートとなりました。
チャンギ空港到着~MRTで市内中心部へ
まずは市内へ移動するために、チャンギ空港からMRT(電車)で初日に予約したホテル最寄りの「サマーセット駅」へ向かいます。
駅から歩いて10分ほどの閑静な住宅街にある、隠れ家的ホテル「ロイズ イン (Lloyds Inn)」にチェックインします。

緑が多くて隠れ家的な雰囲気が特徴のホテルです。ロイズインの詳しい雰囲気や部屋の様子は、こちらの宿泊レビュー記事「シンガポールの隠れ家的ブティックホテル ロイズイン(Lloyds Inn)に宿泊!」を参考にどうぞ。

午前:フォート・カニング・パークで歴史散歩
荷物を預け、まずは近くの「フォート・カニング・パーク」を見に行くことに。

「フォート・カニング・パーク」は小さな丘の上にある自然公園で、入園は無料、園内にあるバトルボックスと呼ばれる博物館は有料です。
園内は観光客も少なく、とても静か。歴史的な建造物も点在しています。


- フォート・ゲート:19世紀の要塞の一部。重厚感があります。
- 君主の墓:14世紀の王族のお墓だとか。独特な香りが漂っていました。
- ラッフルズ・テラス:シンガポールの基礎を築いたラッフルズ卿の住居跡。
派手な見どころは少ないですが、歴史を感じながら静かに散策するにはぴったりの場所でした。
午後:シティ・ホール周辺散策
公園を抜けて、次は「シティ・ホール駅」周辺を散策します。ここは歴史ある美しい建物が多く残るエリアです。




- セント・アンドリュース大聖堂:白の見た目が美しい大聖堂。中に入ると厳かな雰囲気で、ひんやりとしていて休憩にもなりました。
- アルメニアン教会:シンガポール最古の教会だそう。こぢんまりとしていますが、歴史を感じさせる趣があります。誰もいなくて独り占め状態でした。
- シンガポール切手博物館:切手を通じてシンガポールの歴史を知ることができます。サン=テグジュペリの展示や、日本占領下の切手などもあって興味深かったです。
- プラナカン博物館:プラナカン文化(中国系移民とマレー系女性の間に生まれた子孫の文化)の衣装や調度品が展示されています。
その他にも、改装中だった「ラッフルズホテル」や、「戦争記念公園」、「アートハウス」、「ビクトリア・シアター」など、歴史的な建物を眺めながら歩きました。
夕方前:マーライオンとご対面
シティ・ホール周辺の散策を終え、いよいよシンガポールのシンボル「マーライオン」に会いに向かいます。

曇っているのは残念ですが、これぞシンガポールという景色ですね。マリーナベイサンズの存在感はなかなかのものです。
夕方:シンガポール国立博物館
マーライオン公園を後にし、「シンガポール国立博物館」へ。

時間の都合もあり、ここは駆け足で見学。
さすがに歩き疲れたのと、寝不足がピークに達したので、一度ホテル「ロイズイン」へ戻ることに。少し休むつもりが…気づいたら2時間も寝ていました。
夜:オーチャード散策と夕食
すっかり夜になってしまいましたが、気を取り直して夕食へ。ホテル近くのインドネシア料理店「Warung M. Nasir」へ行ってみました。

チキンと野菜炒め、ライスのセットを注文。チキンは美味しかったですが、後からじわじわ来る辛さが強烈でした。
食後はシンガポール随一の繁華街「オーチャード・ロード」を散策。夜9時過ぎでも多くの人で賑わっています。

キラキラしたショッピングモールを覗いたり、お洒落なバーやレストランを眺めたり。
小腹が空いたので、通りかかった中華料理店へ。ここで軽く麺料理とビールも注文。

お腹も満たされたところで、ホテルへ戻ります。ロイズインは夜の雰囲気もまたオシャレで癒されます。

こうして、初めての海外一人旅、シンガポール1日目が終了しました。
出発前の不安はどこへやら、終わってみれば十分に満喫できた一日でした。
ただ一つ後悔したのは、大丈夫だろうと思って日焼け止めを持ってこなかったこと。腕がすでに真っ赤です…。皆さんは日焼け対策忘れずに。
シンガポール一人旅1日目のさらに詳しい様子や写真は、こちらの記事「【シンガポール一人旅1日目】シティホール周辺散策とマーライオン」で紹介しています。

2日目:チャイナ・タウンと動物園
- 午前:チャイナタウン散策と寺院巡り
- 昼~午後:タクシーでシンガポール動物園へ
- 夕方~夜:チャイナタウンで夕食と夜散歩
シンガポール一人旅2日目。
この日はホテルを移動し、チャイナタウンの散策とシンガポール動物園がメインです。
午前:チャイナタウン散策と寺院巡り
まずは、初日に宿泊した「ロイズイン」をチェックアウトし、MRTで「チャイナタウン駅」へ向かいます。
まだチェックインには早い時間だったので、ホテルに荷物を預けチャイナタウン散策を開始です。
午前中だったためか、まだ人通りは少なく、ゆっくりと街の雰囲気を味わえました。

チャイナタウンには、見ごたえのある寺院もたくさんあります。

- スリ・マリアマン寺院:シンガポール最古のヒンドゥー教寺院。鮮やかな装飾が目を引きます。
- シアン・ホッケン寺院:シンガポール最古の中国寺院の一つ。福建省からの移民によって建てられた歴史ある寺院です。
- 佛牙寺龍華院(ブッダ・トゥース・レリック寺院): ブッダの歯を祀っているとされる比較的新しい寺院。
寺院が並ぶ「サウス・ブリッジ・ロード」周辺には、お洒落なショップハウスを改装したバーやレストランも多く、昼間は静かですが夜は地元の人々で賑わう活気あるエリアに変わります。

プラプラ歩きつつも、本日宿泊するスカーレット シンガポール ホテル (The Scarlet Singapore Hotel)に到着。

今回宿泊したスカーレットホテルは、チャイナタウン散策にも便利な立地で、屋上ジャグジーもあるおしゃれなホテルでした。
スカーレットの詳細については、こちらの宿泊レビュー記事「シンガポールのスカーレットホテル宿泊レビュー【屋外ジャグジー付き豪華ホテル】」を参考にどうぞ。

昼~午後:タクシーでシンガポール動物園へ
チャイナタウン散策を終え、ホテル近くからタクシーに乗って「シンガポール動物園」へ向かいます。
チャイナタウンからは結構距離がありますが、約30分で料金は21シンガポールドルほど。シンガポールのタクシーは比較的リーズナブルです。
お昼頃に動物園に到着すると、なかなかの混雑ぶり。特に家族連れが多い印象です。

今回は「シンガポール動物園」と、隣接する「リバーワンダーズ(旧リバーサファリ)」のセットチケットを購入。大人料金で58シンガポールドルでした。
まずは動物園から。園内は広く緑豊かです。


特におすすめは「フラジャイル・フォレスト」というエリア。ここでは動物たちが放し飼いにされていて、すぐ目の前を動物が横切ったり、鳥が飛んでいたりします。


オオコウモリは目と鼻の先で、ニンジンをかじる音や羽ばたいた時に風を感じるくらいの距離。なかなか貴重な体験でした。
続いて「リバーワンダーズ」へ。


正直なところ、個人的にはリバーワンダーズは動物園ほどのインパクトはなかったかな…という印象です。
一通り見て回り、動物園を後にします。
正直な感想を言うと… シンガポール動物園は一人で行くと、ちょっと寂しいかもしれません。
周りは家族連れやカップルばかりで、一人で熱心に動物を見ている人はほとんど見かけませんでした。もちろん楽しめましたが、誰かと一緒の方がより盛り上がる場所かなと思います。
夕方~夜:チャイナタウンで夕食と夜散歩
タクシーでホテル「スカーレット」へ戻り少し休憩してから、夕食のために再びチャイナタウンの街へ。
向かったのは、屋台が集まる「スミスストリート(チャイナタウン・フード・ストリート)」。夕方18時頃でしたが、結構賑わっていました。

ガイドブックにも載っていた「蘭州拉麺」というお店に入ってみることに。


「ジャージャー麺」と「小籠包」を注文。ジャージャー麺は麺がモチモチで濃厚なタレが美味!小籠包は、まあ普通かなという感じでした。
食後は、ライトアップされた夜のチャイナタウン周辺をぶらぶら散歩。昼間とはまた違った雰囲気で楽しめました。

こんな感じでシンガポール一人旅の2日目は終了です。
振り返ると動物園がメインで、ちょっとインパクトに欠けた1日という気もしますが、これも一人旅のリアルですね。
シンガポール一人旅の持ち物リスト
シンガポール一人旅の持ち物リストを紹介します。
絶対に忘れてはいけない必須アイテムと、シンガポール特有の気候や環境に合わせて持っていくと良いものを中心に紹介します。
まず、シンガポール一人旅に必須の持ち物は以下のとおりです。
- パスポート:残りの有効期間を確認すること
- 航空券(eチケット控え)
- 現金:日本円と現地で使うシンガポールドル)
- クレジットカード:複数枚あると安心、海外キャッシング機能も確認
- 海外旅行保険:クレジットカードに付帯している保険だと便利
- スマートフォン
そして、シンガポール一人旅にあると便利な持ち物が以下。
- 上着1枚:基本は夏服(Tシャツ・短パン)で十分ですが、室内の冷房で寒いところもあるため
- 日焼け止め:日差しがかなり強いので持って行ったほうがいいです。私は初日で真っ赤に焼けてしまい、旅の後半はヒリヒリ痛くなってしまいました。他にも日差し対策として、サングラスや帽子を持って行ってもいいかと思います。
- ネット環境準備:現地SIMカード、レンタルWiFi、eSIMなど、自分に合ったものを選びましょう。シンガポールでSIMカードを使うのであればAIS Sim2Fly、レンタルWi-FiをするのであればグローバルWiFiがおすすめです。
- モバイルバッテリー:観光中のスマホの充電に必要
- 変換プラグ:日本とコンセントタイプが異なるため必要
私がシンガポール一人旅をした際、特に必要性を感じたのが、「モバイルバッテリー(+充電用のケーブル)」と「日焼け止め」です。
旅先というのは、意外と調べ物をしたりGoogleマップなどのアプリを使ったりと、意外とバッテリーを消耗します。
ホテルで夜に充電すれば十分だろうと思っていたため、モバイルバッテリーを持って行かなかったのですが、観光中にバッテリーが少なくなり不安になった経験があります。
モバイルバッテリーは、大定番のAnker PowerCore 10000がコンパクトかつ大容量でおススメです。飛行機内に持ち込み可能サイズで、iPhone4回分くらいは充電することができます。
また、シンガポールは日差しが強いので「日焼け止め」は必ず持って行ったほうがいいです。
私は持っていくのを忘れてしまったので、初日で見事なTシャツ、ハーフパンツ焼けをしてしまいました。初日にして肌が真っ赤になってしまい、その後の旅は毎日ヒリヒリしていたので後悔しています。k
強力ガードのアネッサ・パーフェクトUVであれば、シンガポールを含めた東南アジアの強い日差しでもしっかりガードしてくれます。
より網羅的なリストやパッキングのコツについては、こちらの詳細記事「【完全ガイド】一人旅の持ち物リストとパッキングのコツ」をご覧ください。

シンガポール一人旅の注意点
シンガポール一人旅の注意点について紹介します。
医療費が高いので海外旅行保険は必須
シンガポールは、医療費が高いことでも有名です。
そのため、海外旅行保険には必ず入っておいたほうがいいです。
シンガポールはクレジットカードの普及率が高く多くの場所で使えるので、クレジットカード付帯の保険だと便利です。
私は普段からエポスカードを利用しており、海外旅行でも大活躍してくれています。
シンガポール独自のルール・マナーあり
シンガポールはゴミのポイ捨てやチューインガムの持ち込み・食べることが禁止されているなど独自のルールがあります。
街の景観を汚すような行為は禁止されているので注意が必要です。
参考記事:【JTB公式サイト】シンガポール旅行で注意したい規則・ルール
シンガポール一人旅で泊まったおすすめのホテル
シンガポール一人旅で泊まったおすすめホテルを紹介します。
私が泊まったホテルは以下の3つ。
とくにおすすめはロイズイン(Lloyd’s Inn)です。
シンガポールの隠れ家的なブティックホテルで、自然の中でまったりしたいといった方にはおすすめです。


また、金額が高くなってしまいますが、マリーナ・ベイ・サンズには絶対に泊まったほうがいいです。
とにかくインフィニティプールは最高です。
私の場合は、インフィニティプールに入りたいがための、シンガポール旅行といっても過言ではありませんでした。
とにかく解放感がハンパないので、ぜひ宿泊してみることをおすすめします。


シンガポール一人旅で宿泊したホテルについては、シンガポール一人旅で泊まったおすすめホテルを紹介!で紹介してるので参考にしてみてください。
シンガポールおすすめの食事
シンガポールはいろんな国の料理が楽しめるのが1つの魅力。
有名ホーカーズ「マックスウェル・フード・センター」にある、お粥やチキンライスのお店はぜひ訪れたいところ。
フライドオニオン、こしょう、ネギなど絶妙な味付けでリピートしたくなるおいしさのお粥。

シンプルだけど、しょうがダレが効いていておいしいチキンライス。ピリ辛のタレをかけるとさらにおいしさアップ。

他にもイスラム料理のムルタバもおすすめ。

シンガポール一人旅で食べたおいしかった食事については、シンガポール一人旅で食べたおいしかった食事を紹介!で紹介しています。
シンガポール一人旅に関するよくある質問

シンガポールの服装は?
シンガポールは年間を通して夏の気候なので、日本の夏服で問題ありません。
気温も30度前後はあるので、半そで、短パンといった服装がおすすめです。
室内や交通機関など寒いことがある場合の対策として、軽く羽織れる上着が一枚あるといいかと思います。
ただし、外を出歩く時は日差しがかなり強いので、日焼け止めはしっかり塗ったほうがいいです。
日本からシンガポールまで何時間かかる?
日本からシンガポールへは、直行便で6時間〜7時間くらいです。
そのため、深夜便を利用して朝に到着するフライトもアリです。
飛行機内でそれなりに睡眠をとる時間があるので、シンガポール到着の朝から行動を開始することもできます。
まとめ
シンガポールを一人旅する上で必要な持ち物や注意点、実際に食べた食事、宿泊したホテルなどを紹介しました。
交通機関は整っていますし、街並みは綺麗。お店もたくさんあるので、何かしら困っても現地調達できます。
多民族国家ということもあり、いろんな国の美味しい料理を楽しむことができます。
ホテル代が高いのがデメリットですが、シンガポールは日本と環境が近いこともありかなり旅がしやすいです。
私もそうですが、初めての海外一人旅をする国としてもおすすめです。シンガポールを旅する際の参考にしていただければと思います。
シンガポール一人旅の様子は、【シンガポール3泊4日の男ひとり旅①】シティ・ホール周辺、マーライオンで書いているのでこちらもぜひご覧ください。

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