ここ数年「楽天経済圏はオワコン」という言葉をよく目にするようになりました。
度重なるSPUの改悪により、徐々に旨みは無くなってきていると感じていましたが、ついに楽天経済圏をやめてPayPay経済圏に乗り換えました。
これまで10年以上楽天経済圏を利用してきており、直近2年では毎年7万ポイントほど獲得していました。
2024年に入ってから楽天経済圏をやめたので、獲得したのは8,516ポイントと大きく減らしていますが、そこまでどっぷり浸かっていた楽天経済圏をなぜ辞めたのか?
本記事で、楽天経済圏を辞めた理由とPayPay経済圏に移行した理由について解説したいと思います。
楽天経済圏をやめた理由
楽天経済圏を辞めた理由としては、以下の3つ。
- SPU改悪で「楽天モバイル」重視になり微妙になった
- 楽天プレミアムカードがSPU対象外になった
- 楽天グループの経営状況が悪いので今後も改悪が続きそう
SPU改悪で「楽天モバイル」重視になり微妙になった
楽天モバイルの赤字が大きく影響しているのか、現状の楽天SPUは「楽天モバイル」重視の内容になっています。
そのため、楽天モバイルを利用していない人にとっては、そこまでお得感はありません。
当記事を書いている時点でのSPU倍率は以下のとおり。
- 楽天会員(+1倍)
- 楽天モバイル(+4倍)
- 楽天モバイルキャリア決済(+2倍)
- Rakuten Turbo/楽天ひかり(+2倍)
- 楽天カード・通常分(+1倍)
- 楽天カード・特典分(+1倍)
- 楽天銀行+楽天カード(+0.3倍)
- 楽天証券・投資信託(+0.5倍)
- 楽天証券・米国株式(+0.5倍)
- 楽天ウォレット(+0.5倍)
- 楽天でんき(+0.5倍)
- 楽天トラベル(+1倍)
- 楽天ブックス(+0.5倍)
- 楽天Kobo(+0.5倍)
- 楽天Pasha(+0.5倍)
- 楽天Fashionアプリ(+0.5倍)
- 楽天ビューティー(+0.5倍)
楽天モバイル(+4倍)、楽天モバイルキャリア決済(+2倍)が特に倍率が高く、楽天モバイルのサービス利用者優遇となっているのが分かるかと思います。
私の経験でいうと、以前はSPUポイント10倍くらいであれば簡単に達成できました。しかし、SPU改悪のたびに倍率が減っていき6〜7倍くらいを維持していましたが、
- 楽天モバイルからahamoに乗り換えた
- 楽天プレミアムカードの改悪で+2倍がなくなった
こういったこともあり、SPU倍率は大きく減り現在では3.3倍となっています。
ここまでくると、わざわざポイントアップのために楽天のサービスを利用する意味はないように感じてしまいます。しかも、サービスを利用してもほとんどが+0.5倍と微妙です。
こんな感じで、現状のSPUは楽天モバイルを利用していない人にとっては微妙といえます。
楽天プレミアムカードがSPU対象外になった
メイン級に利用していた楽天プレミアムカードがSPUの対象から外れたことも大きいです。
楽天プレミアムカードは、
- 海外旅行に便利な「プライオリティ・パス」が無料でつく
- 楽天市場で買い物をするとポイントが+2倍になる
といったことから、かなり重宝していました。
楽天プレミアムカードはまだ利用していますが、楽天市場の買い物で「ポイント+2倍」のメリットがなくなったわけで、楽天市場での買い物をする魅力が減ってしまいました。
楽天グループの経営状況が悪いので今後も改悪が続きそう
楽天グループの経営状況についても報じられることが多く、かなり深刻な状態だと聞くことも増えてきました。
原因はモバイル事業の大赤字と言われていて、このまま経営状態の悪化が続くとさらなるSPU改悪があってもおかしくはないというのが現状かと思います。
今後の改善はしばらく期待できない上に、不安のある中で楽天経済圏を利用し続ける理由もないのが正直なところです。
PayPay経済圏に乗り換えたワケ
PayPay経済圏の方がポイントを稼ぎやすい
楽天経済圏をやめてPayPay経済圏に乗り換えた理由ですが、単純にPayPay経済圏のほうがお得だからです。
現状の楽天経済圏に比べ、PayPay経済圏の方が圧倒的にポイントが稼ぎやすいです。
今日はヤフーショッピングでLYPプレミアム会員がお得になる日ですね。もろもろのポイントアップ含めて+22%で買い物できました。めっちゃお得。 pic.twitter.com/jlB0SyWZx3
— ラスク (@warptaste) May 26, 2024
楽天経済圏で高還元を実現するには、楽天モバイル、楽天トラベル、楽天証券など楽天のサービスを利用することによってSPU倍率を上げる必要があります。
たくさんのサービスを利用する必要があり、意外とハードルが高いです。
また、現状の楽天SPUでは楽天モバイルが最重要となっていて、楽天モバイルを利用しない人にとっては大きなメリットがない仕組みになっています。
それに対し、PayPay経済圏のポイントアップはシンプルです。
まず、基本となるのが以下のサービス利用です。
- PayPayで支払い
- Yahoo! JAPAN IDとPayPayアカウントの連携
上記の条件を満たすと、「毎日もらえる」特典としてポイント還元率が+3.5%〜+4%になります。ストア利用ポイント+1%と合わせると、常時+4.5%〜+5%となります。
これだけで常時+4.5%〜+5%還元となるのは、ハードルが低くお得としか言いようがありません。
また、LYPプレミアムに登録すると+2%になるので合計7%にアップ。(関連記事:LYPプレミアムはお得?メリット・デメリットや特典を解説!)
さらに、ワイモバイル・Enjoyパックに加入すれば+5%となり、合計12%の還元率になります。
ヤフーショッピングは毎週のようにキャンペーンを開催しているので、ポイント還元率アップはもちろん、クーポンや割引券も盛りだくさんです。
以前Yahoo!ションピングで本を買ったときですが、複数のポイントアップが重なり以下のように6,270円分の本を購入したら758ポイントも還元されました。14%還元で購入できたことになります。
また、ポイントの使い勝手も楽天ポイントより上回っています。
楽天ポイントは期間限定ポイントがあるのに対し、PayPayポイントは有効期限がありません。これは結構大きなメリットです。
PayPayが使えるお店は楽天ペイより多いですし、PayPayのポイント還元イベントも多くあるので断然にお得です。
関連記事:【PayPay経済圏の始め方】ポイントをガッツリ貯めるコツも紹介!
楽天経済圏と同じように使える
最近では〇〇経済圏が乱立していて、楽天経済圏、PayPay経済圏の他にも、au経済圏、ドコモ経済圏、SBI経済圏などたくさんの経済圏が誕生しています。
そのなかでもPayPay経済圏は楽天経済圏に近いものがあるため、慣れ親しんだ感じで使いやすいというのがあります。
というのも、ヤフーショッピングをはじめPayPay決済など日常のショッピングに寄り添ったサービスが豊富だからです。
楽天経済圏をやめて他の経済圏へ移りたいと考えていて、ショッピング重視でポイントを貯めたいという方はPayPay経済圏への乗り換えがいいかと思います。
まとめ
楽天経済圏を辞めた理由とPayPay経済圏に移行した理由について解説してきました。
SPU改悪によりメリットが少なくなってしまった楽天経済圏からPayPay経済圏へ乗り換えたことで、ネットショッピングでのポイントは貯まりやすくなりました。
とはいえ、楽天市場にしか出店していない店舗もあるため、楽天市場の利用が完全になくなったわけではありません。
今後はPayPay経済圏をメインに使っていくことは間違いありませんが、しばらくは楽天市場も利用していくことになりそうです。
PayPay経済圏のさらなる充実に期待したいです。
PayPay経済圏の始め方については、以下の記事にて解説しているのでこちらもぜひご覧ください。
コメント