ANAアメックスゴールドは、ANAとアメックスが提携したクレジットカードとして、ANAマイルを貯めやすいという特徴があるクレジットカード。
これまで、2年以上に渡りANAアメックスゴールドを利用してきました。
ANAアメックスゴールドにはどのようなメリットやデメリットがあったのか、実際に使ってみた感想を紹介したいと思います。
- ANAアメックスゴールドのメリット・デメリットを知りたい
- ANAアメックスゴールドを利用するかどうかの判断の1つにしたい
このような方の参考になるかと思いますので、ぜひご覧ください。
ANAアメックスゴールドの基本情報

ANAアメックスゴールドについて一覧にまとめてみました。
年会費 | 34,100円(税込み) |
家族カード | 17,050円(税込み) |
ポイント還元率 | 1% |
ポイント有効期限 | 無期限 |
ポイント移行コース | 不要 |
入会ボーナスマイル | 2,000マイル |
継続ボーナスマイル | 2,000マイル |
搭乗ボーナスマイル | 区間基本マイレージxクラス・運賃倍率x25%のボーナスマイル |
ANA SKY コイン獲得プログラム | 年間300万円以上利用で、「ANA SKY コイン」10,000コイン |
ANAグループ利用のボーナス加算レート | 2倍 |
ANAカードマイルプラス | 100円につき1マイルが自動加算 |
ANA FESTAで5%オフ | ○ |
国内線・国際線の機内販売が10%オフ | ○ |
A-styleで5%オフ | ○ |
ショッピング・プロテクション | 〇 |
オンライン・プロテクション | 〇 |
リターン・プロテクション | 〇 |
キャンセル・プロテクション | 〇 |
スマートフォン・プロテクション | 〇 |
旅行傷害保険(海外) | 利用付帯 本人カード:最高1億円 家族カード:最高5,000万円 |
旅行傷害保険(国内) | 利用付帯 本人カード:最高5,000万円 家族カード:最高5,000万円 |
航空便遅延補償 | ○ |
空港ラウンジ | ○ |
手荷物無料宅配サービス | 〇 |
プライオリティ・パス | 〇(年2回まで無料) |
年会費は34,000円と高いものの、
- ボーナスマイルあり
- ANAグループの買い物でマイルが貯まりやすい
- 買い物保険が充実
- 旅行保険が充実
といった特徴があることが分かります。
ANAアメックスゴールドを2年使って感じたメリット
ANAアメックスゴールドを2年使って感じたメリットは以下の3つ。
- 入会ボーナスで大量にマイルをゲットできる
- 旅行保険の内容が充実しているので安心
- プライオリティパスが付帯
入会ボーナスで大量にマイルをゲットできる
ANAアメックスゴールドは、ポイント大量還元の入会キャンペーンを開催しています。
本記事執筆時点では、以下のようなキャンペーン内容となっています。

- 入会後3ヶ月以内に50万円のカード利用で3万3000マイル相当のポイント(カード利用による通常ポイント込み)
- 入会後3ヶ月以内に150万円の利用で8万マイル相当のポイント(カード利用による通常ポイント込み)
利用金額はハードルが高いですが、年会費をペイできるくらいのポイント還元です。
高額決済をしている方にとっては、かなりお得なキャンペーンとなっています。
旅行保険の内容が充実しているので安心
ANAアメックスゴールドは、旅行保険の内容が充実しています。
ANAアメックスゴールドの旅行傷害保険は、利用付帯で海外だと最高1億円、国内だと最高5000万円なっているのでかなり安心感があります。
参考リンク:旅行傷害保険(ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード)
また「航空便遅延補償」も付帯しており、以下のような補償が受けられます。
- 乗り継ぎ予定だった飛行機の遅延により、一晩ホテルに泊まらなければならなくなったときの宿泊料
- 飛行機に預けた荷物が届かず、旅先で衣類や洗面具などの必需品の購入が必要となったときの代金
- 飛行機の遅延により、予定していた便に乗れず、空港で食事を取らざるを得なくなったときの食事代
参考:アメリカン・エキスプレス:海外旅行時の航空便遅延費用補償
さらに、海外旅行先での日本語サポート(オーバーシーズ・アシスト)を受けることができます
オーバーシーズ・アシストのサポート内容は以下のとおりです。
- レストランの予約
- カード付帯の海外旅行傷害保険の問い合わせ
- 医療機関の紹介
- 緊急時の支援など
世界中のほとんどの国から、24時間日本語で対応してくれます。
参考リンク:アメリカン・エキスプレス:オーバーシーズ・アシスト
ANAアメックスゴールドは、海外旅行のトラブル時の補償が充実しているので安心感においては文句なしです。
プライオリティ・パスが付帯
2022年9月より、ANAアメックスゴールドにプライオリティパスが付帯するサービスが開始しました。
これにより、ANAアメックスゴールドの海外旅行における特典がさらに充実することに。
プライオリティ・パスは、国内外1,300ヶ所以上の空港VIPラウンジが利用できる会員サービスのこと。
ANAアメックスゴールドで利用できるプライオリティパスの内容は以下。
登録料 | 無料 |
ラウンジ使用料 |
|
同伴者の利用料 | 1名様につき32米ドル |
家族カード | 対象 |
本来プライオリティ・パスは、お高い年会費を払わないと会員になれないので、年2回までとはいえ無料で利用できるのはお得です。
プライオリティ・パスで使えるラウンジでは、軽食やドリンクをバイキング形式で楽しめたり、ソファでゆったりとリラックスタイムを過ごすことができます。

空港で過ごす時間がランクアップするので、プライオリティ・パスの付帯はかなりお得な特典といえます。
ANAアメックスゴールドのデメリット2つ
ANAアメックスゴールドを2年使って感じたメリットは以下の2つ。
- ANA便やANAグループを利用しないと魅力減
- 海外でメインカードとして使いにくい
ANA便やANAグループを利用しないと魅力減
ANAアメックスゴールドは、ANA便やANAグループを利用しないと魅力が減ってしまいます。
なぜならANAグループを利用しない場合、ANAマイルが貯まりやすいクレジットカードとは言えなくなるからです。
基本情報のところでも書きましたが、ANAグループを利用することで以下のようにポイントが貯めやすくなります。
- ANAグループ便搭乗ボーナスマイル(区間基本マイレージxクラス・運賃倍率x25%のボーナスマイル)
- ANAグループ利用でポイント2倍
これらを利用しないのであればポイントアップが見込めないため、ポイント還元1%のクレジットカードになってしまいます。
海外でメインカードとして使いにくい
ANAアメックスゴールドは、海外旅行においてメインカードとして使いにくいデメリットがあります。
理由は以下の2点です。
- キャッシング機能がない
- 使えないお店もある
海外旅行においてATMで現地通貨を調達できる「キャッシング機能」は非常に役立つ機能ですが、ANAアメックスゴールドにはキャッシング機能がついていません。
そのため、キャッシング機能がついているクレジットカードを用意する必要があります。
また、アメックス系のクレジットカードが使えないお店もあります。アメックスはVISAやMasterCardに比べて加盟店が少ないことが理由です。
このような理由から、海外旅行時に使うメインのクレジットカードとして使いにくいといえます。
海外旅行の滞在先でも活躍できるクレジットカードであればエポスカードのほうが優れていますし、実際に筆者も海外ではエポスカードをメインに利用しています。
エポスカードが海外旅行に優れている理由は、海外旅行はエポスカードが最高すぎる!特典・サポート・マイル高還元と文句なし!を参考にしてみてください。

ANAアメックスでマイルを効率的にためる方法
入会特典+利用特典をもらう
まず必ず抑えておきたいのが入会キャンペーンです。
ANAアメックスの入会キャンペーンは、ポイントがめちゃくちゃもらえます。本記事を書いている時点では、以下のような入会キャンペーンを開催しています。

入会ボーナスに加えて、入会後の利用金額に応じてもボーナスポイントがもらえます。
上記のキャンペーンは、抽選分も含まれて60,000マイルですが、抽選を抜きにしても最大で30,000マイル相当のポイントがもらえます。
キャンペーンの内訳ですが、以下のような感じです。
- 入会ボーナス1000ポイント
- カード利用ボーナス①・・・入会後3ヶ月以内に10万円のカード利用で6,000ポイント
- カード利用ボーナス②・・・入会後3ヶ月以内に30万円のカード利用で30,000ポイント
通常利用ポイント3,000ポイント(30万円利用した場合、還元率1%で3,000ポイント)を含めると、合計30,000マイル相当のポイントになります。
3ヶ月以内に30万円ということは、1ヶ月あたり10万円の利用が目安になるので、決してハードルが高いわけではありません。ポイントを大量にゲットできるチャンスなので、最大マイルを狙いたいところです。
普段の買い物でマイルを貯める
ANAアメックスでマイルをためる方法として、最も一般的なのがカード利用でポイントをためること。
ANAアメックスのポイント還元率は1%なので、他のクレジットカードと比べても還元率は文句なしです。
決してためやすい方法ではないのですが、普段の支払いをANAアメックスに集約して、コツコツ貯めていくことが重要です。
コンビニなどの少額決済から公共料金、家電やブランドものなど大きめの買い物まで、カード決済はとにかくANAアメックスに集約させましょう。
ANAカードマイルプラス加盟店でカードを利用する
「ANAカードマイルプラス」とは、「ANAカードマイルプラス加盟店」でANAカードで支払うことで、通常ポイントに加えてさらに100円または200円(税込み)につき1マイルが貯まるサービスです。
ANAカードマイルプラス加盟店で買い物をすれば、実質的にポイント還元率が1.5%~2%の高還元率になるメリットがあります。
ANAカードマイルプラス加盟店は、「セブンイレブン」「スターバックス」「マツモトキヨシ」など日常的に使えるショップをはじめ、カーシェアリング、ガソリンスタンド、通販サイト、家電などあらゆるジャンルのショップが対象となっています。
ANAマイルが貯めやすくなるサービスなので、是非とも利用したいところ。
「ANAグルメマイル」参加店でカードを利用する
「ANAグルメマイル」は、マイルが貯まるグルメコミュニティです。食べログのANA版といった感じですね。
店頭でのANAカード決済、ネット予約、カード提示でマイルが貯まります。
店舗によっては「100円=最大2マイル」たまるので、食事を楽しみつつマイルを貯めることができます。
ANAグループでカードを利用する
ANA航空券や旅行商品など、ANAグループでの利用はポイントが1.5倍になります。
- 利用額100円につき1ポイントの通常ポイント
- 利用額200円につき1ポイントのボーナスポイント
ANAグループをよく利用する方にとっては、ポイントがたまりやすいサービスになっています。
継続利用特典をもらう
ANAアメックスでは、毎年カードを継続するたびに1000マイルのプレゼントがあります。
クレジットカード利用で1000マイルためようとすると、10万円の利用が必要なのでかなりお得ですね。
まとめ
これまで2年ほどANAアメックスゴールドを使ってきましたが、正直なところプライオリティ・パスが付帯するまではやや微妙に感じていました。
ANAグループを頻繁に利用するわけではないので、ANA利用によるポイントアップの恩恵をほとんど受けていなかったからです。
「海外旅行保険が充実している」「入会キャンペーンで大量マイルがもらえる」のが魅力といった感じでした。
もちろん、入会キャンペーンでポイントをもらえば結構たまります。

とはいえ、プライオリティ・パスが加わったことで大きく価値はアップしたので、年会費34,100円(税込)に対するコスパは悪くないと感じています。
今のところ、入会キャンペーンも含めればアメックスカードの中では、ANAマイルが貯めやすいクレジットカードでもあります。
ANAアメックスゴールドの魅力は以下。
- 入会キャンペーンでマイルが大量にゲットできる
- 旅行保険の内容が充実しているので安心
- プライオリティ・パスが付帯
- ポイント還元率1%で「1ポイント=1マイル」に交換できるので文句なし
- ポイントは無期限で貯めることができる
アメックスのクレカを1枚持っておきたいというのもあり、海外旅行向けのアメックスカードとしては、ANAアメックスゴールドが一番コスパがいいと感じています。
ANAアメックスゴールドが気になっている方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
ただし、海外キャッシングがない点とAMEXが使えないお店があることを考えると、海外滞在時のメインカードとしては向いていないので、別のカードも保有したほうがいいでしょう。

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