空前のサウナブームでサウナにはまっている人が続出しています。
そんな中、
- サウナが人気だけど、なんでそんなにハマっているの?
- サウナにどんな魅力があるのか教えてほしい
と気になってる人もいるのではないでしょうか。
この記事を書いている私は、サウナ歴10年で「サウナ・スパプロフェッショナル」の資格を取るくらいのサウナ好き。
そこで本記事では、「サウナが気になっている!」という方に向けて、サウナの魅力や楽しみ方について解説したいと思います。
サウナの魅力とは
ととのう快感がやみつきになる
なんといっても、サウナの最大の魅力は「ととのう」こと。「ととのう」ことを味わうためにサウナに行くといってもいいくらいです。
「ととのう」とは、「サウナ→水風呂→休憩(または外気浴)」を繰り返すことによって訪れる快感のこと。
「サウナ→水風呂→休憩(または外気浴)」を1セットとして、3〜4セットを繰り返すのが良いとされています。
「ととのう」ことで訪れるあの快感のひとときを味わうためにサウナに行くといってもいいくらいです。何とも言えない「ふわ〜っ」とした感覚が続いて気持ちよくなれます。この感覚を味わえるようになるとサウナにはまること間違いなしです。
個人的には、屋外の外気浴スペースがあると最高です。
平日の昼間が空いている時間にサウナに行って青空を見上げながら外気浴でリラックスしている安心感も幸せを感じることができます。
ストレス解消になる
サウナに入ることでストレス解消になります。
普段の生活ではかくことのないたっぷりの汗をかいて、リフレッシュすることができるからです。
サウナ、水風呂、外気浴といった、日常では味わえないような空間で過ごすことで、気持ちも新たに迎えることができます。
サウナに入り終わった後は、嫌なことも忘れるくらいスッキリしますよ。
1人で向き合う時間としても使える
サウナ室に入っている時や外気浴をしている時など、1人で考える時間にするのに最適です。
考えをまとめる時間に使ったり、これからのことを考えたりと思考の整理にピッタリ。
サウナで思考に耽る、何も考えず無心で過ごすかは人それぞれ異なります。
情報にあふれている時代だからこそ「1人で向き合う時間がなかなか取れない」といった方も多いのではないでしょうか。
サウナには他のお客さんもいますが、基本的には静かな空間なので、サウナで1人集中して考え事をしてみたいという方にもおすすめです。
最近では、経営者の方などサウナに行って思考の整理をするといった方も増えています。
ロウリュ、アウフグースが気持ちいい
ロウリュとは、サウナストーンに水やアロマ水をかけることをいいます。
サウナストーンに水をかけると蒸気でサウナ室の湿度が上がり、体感温度が一気に高まることによって発汗を促す効果があります。
アロマ水をかけてから時間差でじわーっと熱波が体に届き、一気に汗が噴き出してきます。熱くてしんどいのですが、この熱さが何とも言えない快感。そしてアロマの程よい香りも心地よいです。
ロウリュは、機械を使って一定間隔ごとに自動的に行う「オートロウリュ」、施設のスタッフが決まった時間に水をかけにくるなど、施設ごとに異なります。
また、この蒸気をタオルを振り回して熱風を体に送る「アウフグース」も最高です。
アウフグースを行う人を「熱波師」と呼び、サウナ施設によっては定期的にアウフグースイベントが開催され、いつもサウナ室が満室になるほど人気です。
やさしめの熱波だったり、きつめの熱波だったりと、熱波師のタイプによって異なります。こちらも激熱の熱波が体に届くので辛いのですが、なぜか気持ちいいです。
サウナに慣れてきた人はぜひ体験してみてください。
健康に良い
サウナによって体が温まることで血管が広がり、全身の血流が良くなります。また、体内の老廃物が汗と一緒に排出されることで、疲労回復につながるとも言われています。
私は健康目的でサウナに通っているという事はありませんが、好きなサウナに入るだけで健康にも良いと言うのであれば一石二鳥ですよね。
※サウナでは大量の汗をかくため、水分補給を必ず行うようにしましょう。
サウナの楽しみ方
サウナと水風呂の交互浴の方法と効果
サウナと水風呂の交互浴は、温熱刺激と冷却刺激を繰り返す(温冷浴ともいう)ことで身体に様々な効果をもたらします。
とくに、温冷浴を繰り返すことによりサウナ中毒になる人続出の「ととのう」を体感することができます。
以下に、温冷浴の方法と効果について説明します。
温冷浴の効果
温冷浴に期待できる効果は以下のとおりです。
- 血行促進・・・温熱刺激で血管が拡張し冷却刺激で血管が収縮することで、血液の循環が促進されます。これにより、新陳代謝が向上し疲労回復やデトックス効果が期待できます。
- 免疫力向上・・・温冷浴による血行促進が免疫機能の向上につながります。これにより、風邪やインフルエンザの予防や、アレルギー症状の緩和が期待できます。
- ストレス軽減・・・サウナでリラックスすることでストレスホルモンの分泌が抑制され、リラクセーション効果が得られます。また、温冷浴による神経の活性化は、気分をリフレッシュさせる効果があります。
- 美肌効果・・・サウナで汗をかくことで毛穴の汚れや古い角質が除去され、肌のターンオーバーが促進されます。また、血行促進により肌に栄養分が届きやすくなり、美肌効果が期待できます。
温冷浴の方法(セットの組み方)
サウナに入って、いわゆる「ととのう」状態になるには、セットを組んで入るのが有効です。
セットの組み方は「サウナ→水風呂→休憩(外気浴)」を1セットとします。
- サウナ室で10〜15分程度汗をかく(初心者の場合は5分くらいから始めて、徐々に慣らしていく)
- サウナを出て水風呂に入る。水温は10〜20℃程度が理想。短時間(30秒〜2分)で全身を冷やすことがポイント。
- 水風呂を出たら、休憩スペースで10〜15分程度休む。この間に水分補給をすると良い
上記の「サウナ→水風呂→休憩」のサイクルを3〜4回繰り返します。
時間としては「5・1・5」の割合が目安。
例えば、サウナに5分入ったら、水風呂1分、休憩5分 → サウナ5分、水風呂1分、休憩5分・・・といった感じです。
サウナに10分入ったら、水風呂2分、休憩10分・・・が目安となります。
サウナ初心者の方は、まずは5分を目安に入ってみましょう。
あくまで目安なので、無理して合わせる必要はありません。個人差もありますし、その日の体調によっても変わってくるので、そのときどきでうまく調整すればOKです。
サウナ後の食事を楽しむ
サウナに入った後の食事を楽しむ人も多いです。
サウナ施設には、食堂がついていることも多く、そしてリーズナブルに食事を楽しむことができます。
サウナ後のいっぱいが楽しみと言うことでビールを飲む方も多いですね、
「サウナに入っておしまい」ではなくて、サウナ後の食事も楽しむことで、サウナの満足度も上がるはずです。
サウナ施設のサービスを楽しむ
サウナ施設によって様々なサービスがあるので、存分に利用して楽しむのもありです。
- マッサージ
- 漫画を読む
- 休憩スペースでまったりする
サウナの利用料とは別に、マッサージを受けることもできます。サウナでスッキリした後に、リラックスがてらマッサージを受けるのも一つの楽しみ方です。
また、サウナ施設よっては漫画がたくさん置いてあることも多く、施設に入り浸って漫画を読破していくのもいいかと思います。
サウナ施設には、基本的には休憩スペースがあり、テレビを見てゆっくりするのもいいですし、新聞や雑誌などを見るのもありです。
仕事ついでにサウナを楽しむ
最近では、コワーキングスペース付きのサウナも増えてきており、テレワーク、ノマドワーカーにとっても利用しやすくなっています。
例えば、東京にある「かるまる」。綺麗なコワーキングスペースがあります。電源も完備。
仕事も込みでサウナに寄って、からだをリフレッシュするのもいいかと思います。
参考記事:【おすすめ】コワーキングスペース付き東京サウナ6選【テレワークにも便利】
全国のサウナ旅にでかける
サウナは、施設それぞれに特徴があります。
そのため、いろんなサウナ施設を楽しむために、全国各地をサウナ旅するのもオススメです。
中にはサウナが好きすぎて、本場フィンランドまで行く人もいるほどです。
日本全国または海外に飛び出して、いろんなサウナを体験するのもオススメです。
ホームサウナ、または普段通っているエリアのサウナとは違った雰囲気があり、いつもとは違った楽しみを味わうことができます。
サウナ・スパに関する資格を取ってみる
知らない人も多いと思いますが、サウナに関する資格があります。
以下の2つが人気の資格となっています。
- サウナ・スパ健康アドバイザー
- サウナ・スパプロフェッショナル
私はこの2つ資格を取得していますが、サウナの知識を深めたり、サウナについて知らなかったことも勉強できたりと、サウナ好きにとっては有意義な資格となっています。
また、「サウナ・スパ健康アドバイザー」の資格を取れば、一部のサウナ施設で割引を受けることもできます。
興味のある方はぜひ資格を取ってみてください。サウナについて、より一層知見が深まりますよ。
サウナの入り方
サウナの持ち物を準備
サウナで必要なアイテムについて説明します。
- 水分補給用のドリンク
- シャンプー、ボディソープ、洗顔フォーム
- 歯ブラシやカミソリ
- タオル
- 着替え
上記のものを用意しておけば、どのサウナ施設に行っても対応できます。
サウナ施設でのお会計
サウナ施設での流れを簡単に説明しておきます。
- 受付で時間コースの選択&お会計(後払いの施設もあり)
- ロッカーの鍵、タオル、館内着を受け取る
- ロッカーで着替え
- サウナに入る
- 館内着の返却後、退館
基本的には、こんな流れになっています。
ただ、施設ごとに運用が多少異なります。
- 受付とサウナフロアが別になっていて、エレベーターで移動
- お会計のタイミングが異なる(入館直後 or 退館前)
- 館内着の返却が異なる(受付に返す or 返却ボックスに入れる)
初めての施設に行く時は「初めてきました」と一言伝えると、丁寧に説明してもらえますよ。
身体を洗おう
浴室に入ったら、まずは全身を洗いましょう。
他の利用者へのマナーにもなりますし、毛穴の汚れを落とした方が汗の出がよくなります。
サウナに入ろう
サウナは基本的に「2段構成」または「3段構成」になっています。
上の段にいくほど室温は上がるので、まずは慣れるという意味でも下段で汗を流しましょう。
目安は5分前後でOKです。
もっと長くいられるのであれば、もっと入っていてもOKです。
水風呂に入ろう
サウナからでたら水風呂に入りましょう。
サウナからの水風呂によって「ととのう」世界へ行くことができます。
水風呂に入る前には、身体に水をかけて汗を流しましょう。
水風呂脇に小さな桶があるので、水風呂の水をすくって体の汗を流す感じでOK。
- もし、この掛水が苦手という方は、お風呂のお湯をすくって、全身の汗を流すのもアリです。
- 私は水風呂に全身つかって一気に体を冷やしたいので、楽しみをあとに取っておくという意味でも、お風呂のお湯で汗を流すようにしています。
全身の汗を流したら、水風呂にINです。
最初は冷たくてつらいですが、すぐに冷たさに慣れてくるので最初のうちは我慢しましょう。
だいたい1分~2分目安でOKです。
休憩(外気浴)
水風呂から出たら、水分補給をしたり休憩をしましょう。
施設によって、ととのい椅子に座ったり、デッキベッドに寝たりしてリラックスできます。
すでにととのった状態にある人は、あっちの世界に行けます。ふわふわした感じがして、心地のいい状態ですね。
サウナが苦手な人の対応策
サウナが苦手にならない入り方を紹介します。非常にシンプルですが、次の3つが重要です。
- 水風呂の水温が高いサウナを選ぶ
- サウナ室は最下段に座ること
- 水風呂前のかけ湯はお湯にする
この3つを実践するだけでも、「つらさ」はかなり軽減されます。
水風呂の水温が高いサウナを選ぶ
施設によって水風呂の温度はさまざまですが、サウナ好きの人は15度くらいが好みという人が多いです。
15度くらいの水風呂がある施設の方が評価は高い傾向がありますが、かなり冷たく感じるのは事実です。
初心者の場合、水温が15度の水風呂だとかなりハードルが高くなります。
なので、初心者の場合は水温が18度以上の水風呂がある施設にいくことをおすすめします。
サウナ室は最下段にすわること
サウナ室は上段にいくにつれて温度が高くなります。
サウナ初心者が中段や上段に行くと、暑くてつらいだけで、この時点でネガティブな印象が焼き付いてしまいます。
まずは、最下段の温度が低いところから始めてみることをおおすすめします。
最下段であればそこまで辛くないですし、じっくり汗をかくことができるはずです。
水風呂前のかけ湯はお湯にする
サウナ室を出たら水風呂へ行くわけですが、マナーとして水風呂に入る前に体の汗を流します。
多くの人は水風呂の水で体の汗を流しますが、いきなり上半身から冷たい水をかけてしまうとびっくりするくらい冷たいです。
長年サウナに通っている私でも冷たくで嫌になります。
そこでおすすめなのが、ジャグジーのお湯やシャワーの暖かいお湯で汗を流すことです。冷たい思いをするのは1回ですみますし、実はこの方が水風呂の良さを味わうことができます。
サウナに入る時の注意点
水分補給をする
サウナでの水分補給は非常に重要です。
サウナでは大量の汗をかくため、水分補給をしないと脱水症状になる恐れもあるからです。
サウナに行く際には水やスポーツドリンクを持って行き、サウナに入る前・入った後で十分な水分補給を心掛けましょう。
ただし、アルコールは脱水や体調不良を引き起こす可能性があるためNGです。
最低限のマナーを抑える
サウナには他の利用者もいるため、独りよがりの入り方になってしまっては迷惑になってしまいます。
そのため、最低限のマナーは抑えておきたいところ。
以下の3点は抑えておくといいです。
- 最初に全身を洗う
- 大声で話さない
- 水風呂に入る前はかけ湯をして汗を流すこと
また、サウナ施設ごとに館内ルールというものがあります。
まとめ
サウナの魅力と楽しみ方について解説してきました。
サウナにはいろんな魅力がありますが、なんといっても「ととのう」快感。この快感を一度味わってしまうと、絶対に抜け出すことができません。ととのうことを経験すれば必ずやみつきになるはずです。
それに加えて、健康にもよくストレス解消にも効果的とあれば、サウナに入らない理由はないですね。
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