- Webライターに興味があるけど、どんなパソコンを買えばいいかわからない。
- 高性能なパソコンじゃないと仕事にならないのかな…。
これからWebライターを始めたい方の中には、このような疑問を持っている方も多いかと思います。
結論から言うと、Webライターの仕事では、ハイスペックで高価なパソコンを使う必要はありません。一定の基準をクリアしているパソコンであれば、十分に仕事をしていくことができます。
この記事では、Webライターのパソコンに必要なスペックと選び方のポイントを解説します。本記事を読めば、パソコン選びのポイントが分かるのでぜひご覧ください。
Webライターの仕事内容とパソコンの役割
Webライターのパソコンを選ぶ上では、「パソコンがWebライターの仕事にどのような役割を果たすのか」を理解しておくことが大切です。
まず、Webライターの仕事は、Web上にあるあらゆる媒体の文章を書くことですよね。
企業のウェブサイトの記事、ブログの記事、商品の説明文、SNSの投稿文など、様々な種類の文章を書きます。
文章を書くだけではなく、記事のテーマについて調べたり、情報を集めたり、場合によっては簡単な画像編集をしたり、クライアントとメールでやり取りをしたりすることもあります。
- 文章作成
- 情報収集・リサーチ
- クライアントとのコミュニケーション
- 簡単な画像編集
- 記事の入稿
文章を書く以外にもやるべきことは多くあるため、パソコンはWebライターに必須のアイテムといえます。
ただし、Webライターの作業内容は、ハイスペックなパソコンがなくても出来るものばかり。そのため、高価なハイスペックモデルを購入する必要はありません。
「パソコンがなくてもWebライターはできるの?」と気になっている方もいるかもしれません。
短い文章を書いたり、簡単なレビューを書いたりする程度であれば、スマホでもできます。
しかし、本格的にWebライターとして稼いでいくためにはパソコンは必須です。Webライターの多くの作業を、小さい画面のスマホだけでこなすは非効率だからです。
Webライターを始めるなら、稼ぐための投資だと思ってパソコンを購入することをおすすめします。
Webライターに必要なパソコンのスペック
Webライターに必要なパソコンのスペックについて解説します。以下のスペックを満たすパソコンであれば、快適に作業をすることができます。
CPU | 「Core i5」「Ryzen 5」以上 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSDがおすすめ(HDDでも問題なし) |
画面サイズ | 13〜15インチ |
バッテリー | 10時間以上 |
内臓カメラ | あり |
CPU
CPUはパソコンの頭脳とも言える部分で、処理速度に大きく影響します。
Webライターの作業は、高度なグラフィック処理を必要としないため、最上位のCPUは必須ではありません。
Webライターの主な作業である文章作成やリサーチをしていく上では、「Core i5」や「Ryzen 5」以上の性能があれば十分です。
これらのCPUであれば、ドキュメントなどの文章作成ソフト、Webブラウザ、メールソフトなどを同時に起動しても、快適に作業を行うことができます
メモリ
メモリは、パソコンの作業量に関係するもの。数値が大きいほど同時に処理できる作業量が増えるので、処理もスムーズに行ってくれます。
Webライターは、ブラウザで複数のタブを開きながらWordやメモアプリなど文章作成ソフトを使ったり、ときには画像編集ツールを使うこともあるため、8GB以上のメモリがあると安心です。
4GBでは動作が重くなる可能性があるため、余裕を持っておくといいでしょう。
ストレージ
ストレージはデータを保存するための領域です。数値が大きいほど、より多くのデータを保存することができます。
ストレージには、大きく分けて「HDD(Hard Disk Drive)」と「SSD(Solid State Drive)」の2種類があります。
- HDD:大容量のデータを保存できるが、データの読み書き速度はSSDに比べて遅い。
- SSD:データの読み書きが高速で、パソコンやアプリケーションの起動が非常に早い。
どちらでも問題ありませんが、最近ではSSDが主流になっています。
Webライターの作業効率を考えると、256GB以上のSSDがおすすめです。
動画を多く扱う場合は512GB以上も検討したほうがいいですが、Webライターをする上では256GBでも十分です。実際に私も256GBのSSDを使っていて、旅行ブログのように画像をたくさん扱っている状態でも足りています。
画面サイズ
画面サイズは、作業のしやすさと持ち運びのしやすさに影響します。
画面サイズが大きいと、画面を広く使えるため作業効率が良くなりますが、持ち運びがやや不便になります。
そこでバランスの取れた、13〜15インチの画面サイズがおすすめです。
持ち運びやすさを重視するなら13インチ、作業効率を重視するなら15インチを選ぶと良いでしょう。
以前、12インチのノートPCを使っていましたが、13.6インチのMacBookに変えたところ、作業のしやすさが大きくアップしました。持ち運びを考えるとコンパクトさも捨て難いですが、作業効率も考えて選ぶといいかと思います。
バッテリー
外出先で作業をすることが多いWebライターは、バッテリー駆動時間も考慮するといいです。
電源がない場所でもバッテリー切れを気にせず作業を続けられますし、カフェで電源席を探す必要もありません。
そのため、場所を選ばず作業をしたい場合は、バッテリー駆動時間が長いモデルを選ぶと安心です。
ただ、最近のノートパソコンはバッテリー性能が向上しているので、10時間以上持つモデルが多いです。
内臓カメラ
クライアントによってはオンラインミーティングが必要なこともあるため、カメラが内臓されているパソコンを選ぶと便利です。
外付けカメラでも対応できるため、内臓カメラは必須ではありませんが、内臓カメラのほうが手軽で使いやすいです。
最近のノートパソコンに搭載されている内蔵カメラは、以前に比べて画質が向上しているので、オンラインミーティングでも十分に利用することができます。
画質にこだわリたいのであれば、外付けのWebカメラを検討するといいかと思います。
Webライターが使うパソコンの選び方
具体的にどのような基準でパソコンを選べば良いのか、デスクトップとノートPCの比較、MacとWindowsの比較、価格帯について解説していきます。
デスクトップかノートパソコンか
Webライター向けのパソコンを選ぶ際、最初に悩むのが「デスクトップ」か「ノートパソコン」かだと思います。
これはどちらでも問題ないので、Webライターとしての作業スタイルや環境に合わせて選ぶことが大切です。
- 自宅で作業したい → デスクトップがおすすめ
- 場所を選ばず作業をしたい → ノートパソコンがおすすめ
育児をしながらWebライターをしたい方など、自宅で腰を据えて作業をしたい場合は、デスクトップが適しています。
大きなモニターやキーボードを接続して使えるため、作業効率も上がります。
ただし、「今は育児で在宅だけど、落ち着いたら場所を選ばずに働きたい」と思うかもしれません。将来的にどう働きたいかも考えておくといいでしょう。
カフェや外出先でWebライターの仕事をしたい方など、場所を選ばずに作業をしたい場合は、ノートパソコンが適しています。
Webライターの働き方のメリットを存分に活かすことができます。
パソコン作業におすすめの場所は、こちらの記事「パソコン作業ができるおすすめの場所【ノマドワークにも最適】」で紹介しているので、ノートパソコンを使った作業スタイルの参考にしてみて下さい。
デスクトップとノートパソコン両方を使ってきた経験からいうと、ノートパソコンのほうがおすすめです。場所を選ばずに作業ができるメリットが大きいからです。
また、自宅では大きなモニターや周辺機器と接続して利用すれば、デスクトップPCと同様の作業環境にすることができるので、汎用性も高いですよ。
macOSかWindowsか
パソコンのOSは、Mac(macOS)とWindowsが主流ですが、どちらを選んでも問題ありません。
- デザイン性やApple製品との連携を重視するならmacOS
- ソフトウェア・周辺機器の豊富さやコストを重視するならWindows
macOSは、洗練されたデザインが特徴で、操作性もシンプルで直感的。Apple製品との連携がスムーズなので、普段iPhoneやiPadを活用している人には利便性が高いです。
また、macOSはセキュリティが高いと言われており、安心して使える点も魅力です。ただし、価格が高めなので予算がある人向けです。
Windowsは幅広い製品ラインナップがあり、対応しているソフトウェアや周辺機器も豊富であることが特徴です。
また、価格帯の幅も広いので、できるだけ予算を抑えたい人にも向いています。
なお、WordやGoogleドキュメントなどの主要な文章作成ソフトは、MacとWindowsの両方で利用できます。
価格の目安
パソコンの価格帯ですが、Windowsのパソコンであれば7万円〜10万円くらいが目安となります。
この価格帯の性能であれば、快適に文章作成やリサーチを行えます。
Webライターの仕事をしていく上では、高度なグラフィック処理は不要なので、高価なハイスペックモデルを購入する必要はありません。オーバースペックになり、性能を持て余してしまうだけです。
ただし、AppleのMacBookを使いたい場合は15万円前後かかるため、予算を上げる必要があります。
「どうしてもMacBookを使いたい」という場合を除いては、Windowsのパソコンを購入したほうが予算を抑えることができるのでおすすめです。
Webライターにおすすめのパソコン5選
Webライターのパソコンに必要なスペックを踏まえ、おすすめのパソコンを5つ厳選しました。
HP ノートパソコン HP 14-ep1000
OS | Windows |
メモリ | 16GB |
CPU | Core i5 |
ストレージ | SSD(256GB) |
サイズ | 14インチ |
重さ | 1.37kg |
薄さ | 1.79cm |
使用時間 | 9時間 |
高性能にも関わらず比較的リーズナブルなのがHP(ヒューレット・パッカード)のノートパソコンです。
外見もスタイリッシュでおしゃれなことから人気が高く、カフェに行くとHPを使っている人をよく見かけます。
高性能、薄型・軽量、見やすいディスプレイなど、快適な作業を実現する機能が満載です。
MacBook Air
OS | macOS |
メモリ | 16GB |
CPU | M3チップ(Core i5〜i7相当) |
ストレージ | SSD(256GB) |
サイズ | 13.6インチ |
重さ | 1.24kg |
薄さ | 1.13cm |
使用時間 | 15時間 |
Macのパソコンが欲しいという方は、MacBook Airがおすすめ。
値段は高いものの、シンプルな洗練されたデザインと、高い処理能力の両方を兼ね備えています。バッテリーの持ちも長く、カフェや外出先で作業するのにも適しています。
Lenovo ノートパソコ IdeaPad Slim3
OS | Windows |
メモリ | 16GB |
CPU | Core i5 |
ストレージ | SSD(512GB) |
サイズ | 14インチ |
重さ | 1.37kg |
薄さ | 1.8cm |
使用時間 | 15時間 |
IdeaPad Slim 3 シリーズはスリムでスタイリッシュは薄型のノートパソコンです。
処理能力が高く快適に作業ができます。ノイズ除去機能によるクリアなビデオ通話、複数のインターフェースポート、また充実したサポートが特徴で初心者でも安心して利用できます。
ASUS ノートパソコン Vivobook
OS | Windows |
メモリ | 8GB |
CPU | Ryzen 5 |
ストレージ | SSD(512GB) |
サイズ | 14インチ |
重さ | 1.38kg |
薄さ | 1.87cm |
使用時間 | 11.5時間 |
豊富なインターフェースに、堅牢性の高い丈夫さがウリで180度開くボディが特徴的。
没入感を生むディスプレイなので、綺麗な画面で作業をすることができます。
周囲の雑音を減らし音声通話をクリアにする「AI ノイズキャンセリング機能」を搭載しているので、オンラインミーティングも快適に。
Acer ノートパソコン Aspire Lite
OS | Windows |
メモリ | 16GB |
CPU | Core i5 |
ストレージ | HDD(1TB) |
サイズ | 14インチ |
重さ | 1.48kg |
薄さ | 1.79cm |
使用時間 | 9.5時間 |
とにかくコスパを求めるならAcer ノートパソコン Aspire Liteがおすすめ。
高性能にもかからずリーズナブルな価格が魅力です。ストレージはHDDですが、1TBと大容量のデータが保存できます。
他のノートパソコンに比べてコンパクトさに欠けますが、性能は十分なのでWebライターのパソコンとしても余裕で活躍してくれますよ。
Webライターが持っておきたいパソコン周辺機器4つ
Webライターの作業効率がアップするおすすめの周辺機器を紹介します。
周辺機器や作業環境を整えることで、より快適に作業を進めることができますよ。
マウス
ノートパソコンのタッチパッドでも操作は可能ですが、マウスを使用することでより効率的に作業ができます。
細かい作業や複数ウィンドウを操作する場合、マウスの方が効率的だからです。
持ち運びもしやすいように小さめのマウスを用意しておくといいですよ。
関連記事:トラックボールは使いにくい?マウスとどっちがいいのか徹底比較!
ノートパソコンスタンド
ノートパソコンは目線が下になりがちなので、長時間作業をしていると首や肩が凝りやすくなります。
ノートパソコンスタンドを使うことで目線を高く保つことができるため、正しい姿勢で作業を行うことができます。
これにより、首や肩への負担を軽減し、長時間の作業でも疲れにくくなります。カフェなど机の高さが一定でない場所で作業する場合に重宝しますよ。
ノイズキャンセリングイヤホン
集中力を高めるためには、周囲の雑音を遮断することが重要です。
ノイズキャンセリングイヤホンは、カフェやコワーキングスペースなどの外出先でも、静かな環境を作り出すことができます。
ライティング中に作業用の音楽を流すと、さらに集中力が向上しますよ。
ディスプレイ
ノートパソコンを自宅で使う場合は、ディスプレイを使うことで作用領域を広く使うことができます。
デュアルディスプレイにしてもいいですし、ウルトラワイドモニターにしてもいいかと思います。
こうすることで、片方の画面で資料を開き、もう片方で執筆するなどの使い方ができます。
まとめ
Webライターのパソコンに必要なスペックと選び方のポイントを解説してきました。
Webライターは、高度なグラフィック処理を必要としないため、ハイスペックなパソコンを使う必要はありません。以下の基準を満たすパソコンであれば、十分に作業をしていくことが可能です。
- CPU:「Core i5」「Ryzen 5」以上
- メモリ:8GB以上
- ストレージ:256GB以上のSSD
- 画面サイズ:13〜15インチ
- バッテリー:約10時間
- 内臓カメラ:あり
ぜひ参考にして、自分に合った一台を見つけてください。