「海外旅行に行きたいけど、費用を抑えたい…」
海外旅行は費用がかかるため、こんな悩みを抱えている方も多いかと思います。特にここ最近は、航空券代も高く旅費が高くなっている傾向が強いですよね。
この記事では、航空券やホテル代、現地の出費まで、海外旅行のあらゆる費用を抑える節約のコツを紹介します。
何かしら役立つコツが見つかるはずなので、旅行の費用を抑えたい人はぜひチェックしてみてください。
【計画編】まずはここから!旅費を抑えるための4つのコツ
海外旅行の費用を抑えるには、計画段階でのちょっとした工夫が非常に重要になってきます。
ここで紹介する4つのコツを知っておくだけで、今後の旅の予算感が大きく変わってきますよ。
コツ1:旅行時期は「オフシーズン」を狙う
旅行の予算を大きく節約するコツの1つが、一般的な観光シーズン(ハイシーズン)からずらすことです。
多くの人が旅行に出かけるゴールデンウィーク、夏休み(お盆)、年末年始などは、航空券もホテル代も一気に跳ね上がります。
それに対し、観光シーズンではない時期(ローシーズン)は需要が落ち着くため、航空券やホテル代が安くなります。
旅行の費用が安くなるだけでなく、観光地も比較的空いているのでゆっくり楽しめるメリットもあります。
ただしデメリットもあり、場所によっては天候が不安定な時期だったり、(雨季、寒すぎる・暑すぎるなど)、観光施設やお店が閉まっている場合もあります。
「ベストシーズン」を少しだけ外すだけでも、費用を抑えつつ快適に過ごせる時期が見つかるはずです。
コツ2:出発・帰国日を「平日」に設定する
もし休みが調整できるなら、出発日と帰国日を平日にするだけで、旅費を節約できることが多くなります。
休みを取りやすい週末・祝日は需要が集中するため、航空券・ホテル共に価格が上がります。
平日は観光目的の需要は週末に比べて落ち着くため、航空券、ホテル代ともに価格が安いです。
「どうしても週末しか休めない…」という方でも、有給休暇を1日だけ使って金曜日出発を木曜日出発にする、あるいは月曜日帰国にするだけでも、数千円~数万円単位で費用が変わることもあります。
フライト検索の際に、出発日・帰国日を1日前後ずらして比較してみるのがおすすめです。
コツ3:旅行先の「物価」を考慮して賢く選ぶ
意外と見落としがちですが、訪れる国の「物価」も旅行費用全体に影響します。
同じ10万円の予算でも、物価の高い国と安い国では、滞在できる日数や現地の過ごし方も変わってきます。
- 物価が高い国の例:スイス、北欧諸国、イギリス、アメリカ(都市部)、オーストラリアなど
- 物価が安い国の例:タイ、ベトナム、マレーシアなどの東南アジア諸国、ルーマニア、ブルガリアなどの東欧諸国、メキシコなど
「とにかく安く、長く滞在したい」「現地で食事や買い物を思いっきり楽しみたい」という場合は、物価が比較的安い国を選ぶのがおすすめです。
コツ4:計画&予約は「早め」が鉄則!
費用を抑えるなら「早めの予約」が基本中の基本です。
- 航空券:多くの航空会社では、数ヶ月以上先のフライトに対して「早期割引運賃(早割)」を行なっています。出発日が近づくにつれて安い席から埋まっていき、価格は上がっていくのが一般的です。
- ホテル:人気のホテルやコスパの良いホテルは早くから予約で埋まってしまいます。ホテル側も早期予約者向けに割引プランを用意していることが多いです。
また、早めに計画をしておくことで、希望の日程のフライトや泊まりたいホテルを選べる可能性が高まります。直前になると、高額な選択肢しか残っていない…なんてことも。
そのため、旅行時期が決まったら、できるだけ早く(理想は半年前、少なくとも2~3ヶ月前には)航空券やホテルの予約をしておくのがおすすめです。特にハイシーズンに旅行する場合は、早めの行動が必須です。
【フライト編】航空券代を節約する4つのコツ
海外旅行の費用の中で、一番お金がかかることが多いのが航空券代です。ここをいかに抑えるかが、旅費全体の節約に直結すると言っても過言ではありません。
ここでは、航空券代を節約するための4つのコツを紹介します。
コツ5:比較サイトを利用して最安値を見つける
航空券を安く購入するには、航空券比較サイトの利用は必須です。
複数の航空会社や旅行代理店の料金を一括で検索・比較できるため、効率的に最安値の航空券を見つけ出すことができます。
航空券の比較サイトでは、以下の2つを押さえておけばOKです。
また、安い航空券を探すには、検索のやり方を工夫することも大切です。
安い航空券を見つける検索のコツは以下のとおりです。
- 日程は数日前後させて検索:特定の日付だけでなく、出発日・帰国日を数日前後させて比較してみと、料金が安い日が出てくることもあります。
- 周辺空港も対象にする:主要空港だけでなく、近隣の空港を発着地に含めて検索すると、より安い便が見つかる場合があります。(ただし、市内へのアクセス時間は要確認)
- 乗り継ぎ便も検討:直行便にこだわらず、乗り継ぎ便も検索対象に含めると、価格が大きく下がることがあります。時間に余裕がある場合は検討の価値ありです。
できるだけ検索条件を緩めることがポイントです。
コツ6:LCC(格安航空会社)を利用する
LCC(Low Cost Carrier)は、従来の航空会社(ANAやJALなど)に比べて低価格な運賃を提供している航空会社です。
日本からもたくさんのLCCが就航しているので、航空券を安くしたい人におすすめです。
必要最小限のサービスのみにすることで費用を抑えているため、以下の点には注意です。
- 手荷物制限が厳しめ:無料で持ち込める手荷物のサイズ・重量制限がFSCより厳しい場合が多いです。預け荷物は基本的に有料で、事前に予約しないと高額になることも。
- 座席指定は有料:座席を指定する場合は、基本的に追加料金が必要です。指定しない場合は自動で割り振られます。
- 機内サービスは有料:食事や飲み物、ブランケットなどは基本的に有料です。
- 遅延・欠航時の補償:補償が手薄な場合があります。特に乗り継ぎがある場合は注意が必要です。
- 空港が不便な場合も:都心から離れた空港を利用することがあるため、市内へのアクセス時間と費用を確認しましょう。
LCCは注意点もありますが、上記の注意点が気にならない人であれば、航空券代を大幅に節約できます。
- とにかく移動費を安く抑えたい
- 荷物が少ない人、機内サービスは特に必要ない
- 短距離路線(特にアジア方面)を利用する
といった人は、利用してみるのがおすすめです。
コツ7:航空会社のセール・割引情報を見逃さない
航空会社によっては、閑散期や特定の時期に合わせて、セールやキャンペーンを実施することがあります。
このタイミングを狙えば、通常よりもかなり安い価格で航空券を手に入れることができます。
- 年末年始、GW、夏休みなどの大型連休が終わった後
- 季節の変わり目(サマーセール、ウインターセールなど)
セール情報をキャッチする方法としては、航空会社のメールマガジンに登録すると、セール情報がいち早く届きます。また、SNSをフォローしておくのもおすすめです。
ただし、セールは販売座席数が限られていて、すぐに売り切れてしまうことが多いです。また、予約変更や払い戻しが不可など、条件が付いている場合がほとんどなので、購入前にしっかり確認しましょう。
コツ8:ポイ活でマイルを貯めて特典航空券をゲットする
ポイ活をして貯めたポイントをマイルに交換して、特典航空券をゲットすることもおすすめです。
特典航空券を利用すれば、基本的に支払うのは燃油サーチャージと空港税などの諸税のみ。
航空券代そのものはマイルで支払うため、普通に航空券を購入するよりも格段に安く飛行機に乗ることができます。
ポイ活でポイントを貯めるコツは、以下のとおりです。
- クレジットカード決済:日常の買い物をマイルが貯まるクレジットカードで支払う。
- 提携店・サービスの利用:マイル提携ホテルへの宿泊や、提携オンラインショップでの買い物など。
- ポイントサイトの活用:ポイントサイトで貯めたポイントをマイルに交換する。
このように、飛行機に乗らずに日常生活の中でマイルを貯める活動を「陸マイラー」活動と呼びます。特にポイントサイトを活用すれば、効率的に大量のマイルを貯めることも可能です。
マイルの貯め方について、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事「【陸マイラー向け】ANAマイルをガッツリ貯める7つの方法を徹底解説!」をご覧ください。
【宿泊費編】ホテル代を節約する4つのコツ
航空券の次に、旅費で大きな割合を占めるのが宿泊費です。
せっかく海外に行くなら、快適な場所に泊まりたいですよね。ここでは、快適さを維持しつつホテル代を節約する4つのコツをご紹介します。
コツ9:ホテル予約サイトは複数比較が基本
海外ホテルの予約は、オンラインのホテル予約サイトを比較するのが一般的です。
なぜなら、同じホテル・同じ部屋タイプでも、予約サイトによって料金が異なる場合があるからです。
また、サイトごとに独自のセールや割引プランを提供していることがあるので、料金が大きく違うことがあります。
主要なホテル予約サイトと特徴は以下のとおりです。
- Agoda(アゴダ)・・・海外ホテル予約サイトの中でも安く、クーポンやキャンペーンが多い。特に東南アジアのホテルが充実、最近では国内ホテル予約にも強い。
- Booking.com(ブッキングドットコム)・・・ホテル掲載数が多く、特にヨーロッパ圏に強い
- Hotels.com(ホテルズドットコム)・・・サイトがシンプルで使いやすく、10泊で1泊無料クーポンが魅力
- Expedia(エクスペディア)・・・宿泊+航空券のセットがお得
- Trip.com(トリップドットコム)・・・中華圏に強く、ホテル予約以外のサービスも充実
少し手間はかかりますが、複数の予約サイトを比較することで、よりお得な料金でホテルに宿泊できる可能性が高まります。
コツ10:ポイントサイト経由の予約でポイント二重取り
ホテル予約サイトを利用するなら、絶対に活用したいのが「ポイントサイト」です。
「ポイントサイトって何?」という方のために簡単に説明すると、そのサイトを経由して提携先のサービス(この場合はホテル予約サイト)を利用することで、利用額に応じてポイントサイト独自のポイントが貯まるサービスのことです。
例えば、旅行好きの人に人気のハピタスを経由することで、利用額の5%以上がポイント還元されます。

実際に私も、ホテル予約をするときはハピタスを利用してポイントを貯めていますよ。

さらに、ポイントサイトを経由してホテルを予約すると、ポイント二重取り・三重取りでお得になります。
- ホテル予約サイトのポイント(Agodaコインなど)
- クレジットカードのポイント
- ポイントサイトのポイント(ハピタスポイント、モッピーポイントなど)
ポイントサイトで貯めたポイントは、現金や電子マネー、ギフト券、そしてANAやJALのマイルにも交換することもできます。
ホテル代は料金がかかる分、還元されるポイント数も多くなるので、まだ利用したことがない人は必ず利用しましょう。
ポイントサイトは以下の2つがおすすめ。
ポイントサイトの詳しい使い方は、以下の記事で解説しています。
関連記事:【超厳選】ポイントサイトおすすめランキング12選!稼ぎ方のコツも解説
コツ11:予約サイトのセール・割引をフル活用する
ホテル予約サイトは、それぞれ独自のセールやキャンペーンを頻繁に実施しています。これらをうまく活用するのも節約のコツです。
セール・割引には、以下のようなものがあります。
- 季節セール:サマーセール、年末年始セールなど、特定の時期に行われる割引。
- 直前割引:出発日が近い空室を埋めるための割引。予定が柔軟に組める人は要チェック。
- 早割セール:利用日より一定期間早く予約することで適用される割引。
- 連泊割引:長期滞在者向けの割引。
- アプリ限定割引:スマホアプリからの予約で適用される割引。
予約サイトによって、開催されているセールが異なるので、それぞれチェックしてみるのがおすすめです。
また、ホテル予約サイトには会員ランク制度があり、予約回数や金額に応じて会員ランクが上がり、ランクに応じた割引、レイトチェックアウト、客室無料アップグレードなどの特典を受けられるようになります。
よく利用する予約サイトがあれば、必ず会員登録しておきましょう。
また、多くの予約サイトでは無料の会員プログラムを用意しており、登録するだけで以下のようなメリットがあります。
コツ12:【一人旅・節約派向け】ホステル・ゲストハウスも選択肢に
「とにかく宿泊費を抑えたい!」という方には、ホステルがおすすめです。
ホステルは、ドミトリー(相部屋)が基本の宿泊施設。キッチン、リビング、シャワー、トイレなどを共用で利用することが一般で、安く宿泊できることから世界中のバックパッカーに人気があります。
- メリット
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- 宿泊費がホテルに比べて圧倒的に安い(1泊1,000円~)
- キッチン付きの施設なら自炊も可能で食費も節約できる
- リビングなどの共用スペースで他の旅行者と交流しやすい
- デメリット
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- プライバシーが確保しにくい(特にドミトリーの場合)
- 貴重品管理などセキュリティ面に注意が必要
- 施設の清潔さや快適さに当たり外れがある
- シャワーやトイレが共用
ホテルや寝るだけだから、上記のデメリット面はあまり気にしないという人におすすめですが、できるだけ快適なホステルを選びたいもの。
快適なホステルを選ぶためには、以下の点を重視するのがおすすめです。
- オープンから5年以内
- 予約サイトのレビューが高評価のホステルにする
- カーテン付きでプライベートが確保できるところ
- 静かな部屋がいい場合は少人数部屋にする
- 立地がいいところにする
ホステルの選び方について、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事「海外ドミトリーの選び方から必要なもの、注意点まで徹底解説!」も参考にしてみてください。
【現地費用編】滞在中の出費を抑える3つのコツ
航空券とホテルが決まっても、現地での過ごし方次第で滞在費用は大きく変わってきます。特に食費、交通費、通信費などは節約できるポイントです。
ここでは、現地での出費を抑えるための3つのコツを紹介します。
コツ13:食事はローカル店で安くおいしく!
せっかくの海外旅行、現地の美味しいものを楽しみたいですよね。とはいえ、毎食観光客向けのレストランばかりだと、食費が高くなってしまいます。
そこでおすすめなのが、地元の人が利用するローカル店で食事をすることです。
- 現地の食堂・屋台:なんといっても安くて美味しいのがメリット。現地のローカルな雰囲気を味わうこともできますし、一人でも利用しやすいことも多いです。
- フードコート:ショッピングモールなどによく併設されています。フードコートであれば一人でも利用しやすいですし、たくさんの料理を楽しむことができます。料金も比較的安めです。
- スーパーマーケット:惣菜コーナーにいくと現地の料理が手に入ります。リーズナブルで種類もたくさんあるので、手軽に食べたいときにおすすめです。
- ファストフード:現地のファストフードもおすすめ。リーズナブルで手軽に食事ができるのがメリット。テイクアウトできることがほとんどなので、ホテルでゆっくり食べたいという時にも便利です。
レストラン以外にもおいしく食事を楽しめるところはあるので、現地の情報をチェックしてみてください。
海外を一人旅をするときに、いつも食事に困る、レストランが苦手という人は、【これで満喫できる】一人旅の食事が恥ずかしいを解決する6つの方法も参考にしてみてください。
コツ14:移動は公共交通機関をメインにする
現地での移動手段でも旅行の費用は変わってきます。目的地や距離、時間、予算に合わせて最適な方法を選びましょう。
- 公共交通機関(バス、電車、地下鉄など):基本的には一番安い移動手段。乗り換え時の移動に苦労する場合もあるので、事前にチェックしておきましょう。
- タクシー:迎えにきてくれて快適に移動できる。荷物が多い時や深夜の移動にも便利。ただし、料金が高くなりがちなのはデメリット。ぼったくりのリスクがある国もあります。そのため、配車アプリ(Uber、Grab)を利用するのがおすすめ。東南アジアなどはGrabバイクもあり、タクシーよりさらに安く移動することもできます。ただし、事故のリスクもあるので注意。
- 徒歩:あえて徒歩で移動するのもいいものです。街の景色を存分に楽しむことができ、意外な景色に出会えることも。時間がかかる上に体力も必要とするので、長距離には向きません。
- レンタルサイクル・バイク:行動範囲が広がるので、自由気ままに移動できる。特に観光地周辺で便利。ただし、交通ルールや安全に注意が必要です。
移動をする際は、1日乗車券や周遊パスなど、その都市の公共交通機関がお得に利用できるパスがないか調べてみましょう。滞在日数や移動頻度によっては、かなりお得になります。
コツ15:自分に合った通信手段を選ぼう
海外旅行中のインターネット接続は不可欠。とはいえ、通信費は賢く抑えたいですよね。
ここではまず、現地で最適なメインの通信手段(SIMカードまたはレンタルWi-Fi)の選び方を解説し、その上でさらに通信費を節約するためのコツを紹介します。
メインの通信手段を決めよう(SIM or レンタルWi-Fi)
メインの通信手段として、「SIMカード(現地SIM / eSIM)」または「レンタルWi-Fi」のどちらかを選ぶのがおすすめ。
現地の無料Wi-Fiだけ利用することもできますが、どこでも利用できるとは限りませんし、いざという時にすぐにネットに繋がる環境にあったほうがいいからです。
- SIMカード(現地SIM / eSIM):長期滞在、一人旅や少人数、荷物を増やしたくない、コストを抑えたい人におすすめ。eSIM対応スマホを持っている場合は、eSIMが便利です。
- レンタルWi-Fi:グループ旅行で複数人とシェアしたい、PCなど複数デバイスを接続したい、SIMフリースマホでないという人におすすめ。
SIMカードかレンタルWi-Fiどっちにするか迷っている方は、海外旅行はSIMカードとWiFiルーターどっちが最適?選び方とおすすめサービスを紹介を参考にしてみてください。
通信費を節約する2つのコツ
メインの通信手段を確保しても、容量制限がある場合は上限に到達しないようにするのがポイントです。
以下の方法を組み合わせることで、データ消費量を抑えることができます。
- 無料Wi-Fiスポットを活用する:ホテル、空港、カフェなどで利用できます。大容量通信(動画視聴など)をする場合は、積極的に利用しましょう。ただし、個人情報や秘匿性の高いデータをやり取りする場合はセキュリティに注意。
- オフラインマップ機能を活用:Google Mapsなどで事前に地図をダウンロードしておけば、データ通信なしで利用可能。通信量節約と電波がない場所での安心材料になります。
まずは自分の旅行スタイルに合ったメインの通信手段を選びましょう。
その上で、無料Wi-Fiやオフラインマップを上手に活用すれば、データ通信量を節約し、上限に達する心配を減らすことができます。
【その他編】見落としがちな費用を節約する3つのコツ
航空券やホテル以外にも、節約できるポイントがあります。ここでは、見落としがちだけれど効果的な3つの節約のコツを紹介します。
コツ16:荷物は最小限にして身軽に旅行をする
旅行に行く際は、「あれもこれも必要かも…」と荷物が多くなりがちですが、荷物は少ないほうが旅費を抑えることができます。
- 余計なものを事前に買わなくていい
- 電車やバスなど安価な公共交通機関を気軽に利用しやすい
- 飛行機の手荷物追加料金を回避しやすい
旅行の荷物を減らすコツについては、【身軽な旅を実現】旅行の荷物を減らすコツとパッキング術で紹介しているので参考にしてみてください。
コツ17:海外旅行保険はクレジット付帯の補償で十分か確認する
海外旅行では、万が一に備えて保険への加入は大切です。
海外では、日本よりはるかに高額な医療費がかかる場合や、思わぬトラブル(盗難、事故など)に巻き込まれる可能性があるからです。
クレジットカードに海外旅行保険が付帯されていることが多いので、まずはその補償内容と適用条件(自動付帯か利用付帯か)を確認しましょう。
クレジットカード付帯の海外旅行保険で十分な場合は、別途海外旅行保険に加入しなくてもいいので費用を抑えることができます。
もし補償内容が不十分だと感じたら、別途海外旅行保険を利用するのがいいでしょう。
コツ18:両替手数料を最小限に抑える方法
海外旅行で避けて通れないのが現地通貨への両替。しかし、どこで両替するかによって、手数料が変わってきます。
- 空港の両替所:一般的にレートはやや高め。現地についてすぐ両替できるため便利。
- 市内の銀行:一般的にレートはやや高め。安心して両替できる
- 市内の両替所:レートが安いことが多い。レートの良い場所を探す手間はかかる。
- ホテルでの両替:レートは良くない場合がほとんど。
基本的にはクレジットカード払いをメインにして、現金払いを少なくすることで両替金額を少なくするのがおすすめです。
クレジットカードは、多くのお店やレストラン、交通機関で利用できます。両替の手間がなく、利用履歴も残るので安心。
また、クレジットカードの「海外キャッシング」でATMから引き出す方法もあります。
ATM手数料はかかりますが、現金両替よりも良いレートで現地通貨を入手できることが多いです。出発前にクレジットカードの海外キャッシング枠や利用可否、手数料を確認しておきましょう。
ATMの操作に不安がある場合は、事前に使い方を調べておくと安心です。
【特別編】「節約×ポイ活」で海外旅行をもっとお得に!
これまで海外旅行の費用を抑える節約のコツを紹介してきました。
航空券の選び方からホテルの予約方法、現地での過ごし方まで、一つ一つ実践するだけでも旅費は抑えられます。
しかし、節約とポイ活を掛け合わせることで、海外旅行の費用をさらにお得にすることができます。
- これまでのコツで紹介した節約方法で、まずは旅行の費用を抑える
- さらにポイ活で貯めたポイント(またはマイル)で、航空券代やホテル代を支払うことで、格段に旅行をお得にする
ポイ活の基本として、日常の支払いはクレジットカードに集約し、コツコツとポイント(またはマイル)を貯めます。
また、ネットショッピングやサービスを利用する際は、ポイントサイトを経由してポイントを貯めます。
こうして貯めたクレジットカードポイントやポイントサイトのポイントは、マイルに交換して次の無料航空券に、あるいは旅行関連の支払いにあてることでお得な旅行が実現できます。
実際に私も、普段からマイルを貯めていてANA便はいつもマイルを利用して海外に行っています。直近の台湾旅行では、ANAの2万マイルで特典航空券を購入し、税金等の支払い28,660円だけに抑えることができました。
ポイ活を利用してお得に旅行する方法については、【今すぐできる】ポイ活でお得な旅行を実現する3つのポイント活用術で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
まとめ
海外旅行の費用を節約するためのコツを紹介してきました。
航空券、ホテル、現地での過ごし方まで、旅行の費用を抑えるコツはいくつもあります。
まずは、これまで紹介した節約方法で旅行の費用を抑える。さらにポイ活でポイントやマイルを貯め、航空券代やホテル代をお得にすることがおすすめです。
まずは「これならできそう」と思えることから、一つずつ試してみてください。
