40代になって、会社に依存している働き方に不安を感じる人もいるのではないでしょうか。
AIに仕事を奪われる不安や将来のリストラ、モチベーションの変化など、30代までには意識しなかった気持ちになっている人も多いかと思います。
- このまま会社に依存する生き方は大丈夫なのか?
- もし収入が途絶えたら生活はどうなるのか?
このような不安はつきまとうものです。
そんな不安を解消するための考え方が「会社に依存しない生き方」です。
会社からの給与一本に頼らず、収入の柱を増やしたり、資産を育てたり、フリーランスとして自分で働く力を身につけることで、会社に依存しない生き方が実現できます。
この記事では、40代からでも実現可能な「会社に依存しない生き方」を作る3つの方法を紹介します。
40代で会社に依存する働き方のリスク
会社に頼る働き方は、一見安定しているように見えます。しかし年齢を重ねると、思わぬリスクが現実的になってきます。ここでは、会社に依存して働くことで起きやすいことを整理してみます。
収入が会社に左右される
会社の給与に頼りきっていると、収入はどうしても会社次第になってしまいますよね。
業績が悪くなれば給与カットや賞与の減額、場合によってはリストラの対象になることもあります。
長年同じ会社で働いてきた人が、突然担当業務が縮小されて収入が減ったという話も聞きます。
最近ではAIや自動化で、今まで自分が担当していた仕事がなくなる可能性も出てきました。
自分の頑張りだけではどうにもできない部分があるため、将来への不安が大きくなりやすいです。
キャリアの選択肢が限られる
会社に依存した働き方を続けていると、キャリアの幅を広げにくいという問題があります。
なぜなら、会社の方針や人事の決定で決まることが多く、自分が望む仕事や働き方を選びにくいからです。
やりたい仕事や挑戦したい分野があっても、部署異動や上司の判断で思うように動けないというのはよくある話ですよね。
やりたい分野の仕事があっても部署異動が認められなかったり、新しいスキルを身につけたくても業務に携われないこともあります。
このように、自分が主導権を持って仕事をしていくことが難しいです。
会社に依存しない生き方とは
会社に依存しない働き方は、独立することも1つの手段ですが、決して独立しなければいけないわけではありません。
というのも、会社員として働きつつ「副業で稼いだり、資産を形成することで、いつ会社を辞めてもいい状態を作ること」も、会社に依存しない働き方と言えるからです。
ポイントは、万が一会社を辞めざるを得なくなっても生活に困らないよう、複数の選択肢や収入の柱を持つことです。
具体的には、以下のような方法があります。
- 会社の給料以外の収入源を持つ
- 資産形成をして余裕を持つ
- フリーランスとして自分で仕事を受ける
まずは副業や資産形成を通して、会社を辞めても困らない状態を少しずつ作ることです。精神的な余裕が生まれるため、将来への不安はグッと減ります。
会社に依存しない生き方を実現する3つの方法
「会社に依存しない」生き方を実現するための方法を紹介します。
副業で「収入の柱」を増やす
会社に依存しない生き方を目指すなら、まずは副業から始めるのが現実的です。
会社からの給与以外に収入の柱を持つことで、リスク分散になりますし、自分の力で稼ぐという自信になります。
40代におすすめなのは、経験や知識を活かせるものや、少ない資金で始められるものです。
副業を始める際は、いきなり大きな収入を目指す必要はありません。最初は月1万円でもよく、それが積み重なることで自信につながり、さらに収入を伸ばすきっかけになります。
大切なのは「会社の給与一本に頼らない収入源をつくる」という状況を作ることです。
私も最初はそうでしたが、初めて自分の力で稼いだ数百円は、会社の給料でもらう数十万円よりも価値があるように感じました。どんなに小さな金額でも、自分一人の力で稼いだというのは大きな価値を感じるものです。
副業で得た収入は生活費に回すだけでなく、貯蓄や投資に回すことで将来の安心に繋げることができます。
関連記事:ブログで月1万円を稼ぐゆるい収益化のすすめ【考え方と達成のコツ】
貯蓄・資産形成で経済的な余裕を作る
会社に依存しない生き方を実現するためには、収入を増やすだけでなく、貯蓄や資産形成によって「経済的な余裕」を作ることも重要です。
「もし今の会社がなくなっても、すぐに生活が困ることはない」という状況ができれば、気持ち的にも余裕が出ますよね。
資産形成をするためには、取り組みたいのが以下の2点。
- 毎月の生活費の見直し
- 余裕資金を活用して資産形成
まず意識したいのは、毎月の生活費の見直しです。
固定費を下げるだけでも、資産形成に回せるお金を作ることができます。
たとえば、通信費や保険料の見直し、不要なサブスクの解約など、小さな積み重ねでも年間数万円の節約につながります。
次に、余裕資金を活用して資産形成をすることです。
40代からでも遅すぎることはなく、今始めるかどうかで20年後、30年後の安心感が大きく変わってきます。
関連記事:【月5,000円投資】40代から始める無理しない資産形成の全記録
フリーランスとして独立する
会社に依存しない生き方の王道と言えるのが、フリーランスとして独立することです。
自分のスキルや経験を活かし、直接クライアントから仕事を受けることで、働き方や収入を自分でコントロールできるようになります。
フリーランスは、なんといっても時間や場所に縛られずに働ける自由さがあること。
一方で、収入が安定しにくい、社会保障の面で会社員より不利になるなどのリスクも受け入れる必要はあります。
独立を目指す場合は、いきなり会社を辞めるのではなく、副業で仕事を積み重ね実績を作ってからの方が安全です。数か月分の生活費を貯めておく、税金の仕組みを把握しておくといった準備も欠かせません。
40代から会社に依存しない生き方を目指すためのポイント
40代から会社に依存しない生き方を目指す場合、いきなり独立することをゴールにする必要はありません。
まずは、会社に頼らなくても生活できる状況を少しずつ作ることが大切です。
副業や資産形成を進めながら、将来に備えた状況を作るほうが、リスクを最小限に抑えながら安定感を得られるからです。
まずは、以下の取り組みから始めるのが、会社に依存しない生き方へのステップになります。
- スキルや経験を整理し、将来的に仕事に活かせるものをリストアップする
- 副業の情報を集めて、自分に合いそうなものに取り組む
- 毎月の支出を見直し、固定費を少しでも削減する
- 貯蓄・投資の計画を立て、少額でも積み立てを始める
会社に依存しない生き方は、簡単に実現できるわけではないので、長期的な視点に立って継続していくことが大切です。
まとめ
40代で会社に依存しない生き方を実現する方法について解説してきました。
独立して収入を得ていくことだけが、会社に依存しない生き方を指すわけではありません。
会社の収入とは別に、副収入を得たり資産を形成して、「会社をいつ辞めてもいい状態」を作ることで、会社への依存度を大きく下げることができます。
まずは少しずつ始めて、会社に縛られない選択肢作っていくことが大切です。