耳から読書ができるということで人気が上昇しているのがAudible(オーディブル)。
オーディブルを試したことがない方のなかには、以下のような疑問を持っている方もいるかと思います。
- オーディブルのメリット・デメリットは?
- 実際に使っている人の体験談を知りたい
- 気になっているけど自分に合うのかわからない。どんな人に向いているの?
そこで本記事では、オーディブルのメリット・デメリット、実際に使ってみた体験談、オーディブルがおすすめな人について解説したいと思います。
オーディブルの5つのメリット
オーディブルを使ってみて感じたメリットを紹介します。
スキマ時間を有効活用できる
オーディブルの最大のメリットは、これまで読書ができなかった時間を活用できることです。
電車移動の時や、日々の家事をしている時など、スキマ時間を活用して耳から読書ができます。
例えば、通勤時間、ウォーキング、寝る前のリラックスタイムなどの時間を利用しすることができます。
「忙しくて読書をする時間がない」といった方でも、オーディブルを使うことで読書の時間を作り出すことができます。
無料のお試し期間がある
無料のお試し期間があることもメリットの1つです。
「自分に合うか分からないサービスに、いきなり料金を払うのは不安だ」と感じるかもしれません。オーディブルには30日間の無料体験期間があるため、その心配がありません。
私も最初は無料体験から始めました。実際に数週間、自分の生活の中で使ってみて「これなら続けられる」と納得した上で、有料会員になりました。
自分に合わなければ解約すれば料金はかからないので、気軽にお試し利用することができます。
倍速再生でスピーディーにインプットできる
オーディブルでは、再生速度を0.5倍から3.5倍まで調整できます。
そのため、自分の目的や本の難易度に合わせて聴き方を変えることができます。
例えば、一度読んだことのあるビジネス書の内容を復習したい時には、1.5倍速で聴くようにしています。こうすることで、短い時間で効率よく要点を確認できます。
逆に、難しい内容は速度を落として、じっくりと理解をしていくことも可能です。
倍速再生をすることで、スピーディーに内容が入ってくるので、特に復習のために利用するときに便利です。
目が疲れないので就寝前にも読書ができる
スマートフォンや電子書籍リーダーで本を読むと、どうしても目が疲れてしまいますよね。それに、暗い場所だと文字が見えにくいので文字が読みにくいです。
その点オーディブルは耳で聴くため、暗い場所でも目が疲れずインプットができます。
そのため、寝る前のちょっとした時間を有効活用することができます。
部屋の電気を消した後でも、画面の光を気にすることなく、リラックスした状態でインプットに集中することが可能です。
聴き放題の作品数が増えてきた
サービス開始からしばらくは、聴き放題の対象となる書籍が少なく、満足度が低かったのが正直なところでした。
しかし現在では、聴き放題の対象は20万以上とかなり増えてきました。
ビジネス書から小説、オーディブルでしか聴けない作品など多岐に渡ります。
オーディブルの5つのデメリット
オーディブルは便利なサービスですが、利用する前に知っておきたい点もあります。私が実際に使って感じた5つのデメリットについて紹介します。
聴くだけでは内容が頭に入りにくい本もある
オーディブルのデメリットの一つは、本によっては内容が頭に入りにくい場合があることです。
図やグラフが多いビジネス書や、内容が複雑な専門書は、音声だけで理解するのが難しいと感じることがあります。
その場合は、再生速度を少し落としたり、まずは内容が分かりやすい小説や自己啓発などから試してみるのがおすすめです。
また、じっくりと読みたい本は紙の書籍で読み、オーディブルは気軽に楽しめる本を中心に利用するという使い分けもおすすめです。
オーディブルが頭に入らないよくある原因と解決方法は、なぜオーディブルは頭に入らないのか?よくある原因と解決策で紹介しているので参考にしてみてください。
全てが聴き放題の対象ではない
オーディブルで利用できるコンテンツは、全ての書籍が聴き放題の対象ではありません。
月額1,500円(税込)のサブスクサービスなので、全ての書籍が対象かと思いきや、聴き放題の対象となっているのは12万冊となっています。
聴き放題の対象外となっている作品には、タイトルの横に「聴き放題対象外」とタグが表示されます。
聴き放題の対象外となっている書籍を聴きたい場合は、別途料金を払い購入する必要があります。
紙の本・電子書籍より作品数が少ない
オーディブルで聴ける書籍は、紙の本や電子書籍に比べて作品数が少ないです。
例えば、Kindle Unlimitedが200万冊以上を対象としているのに対し、オーディブルは約12万冊に留まっています。
そのため、自分が読みたい作品がオーディブルにないという場合もあります。
人気作品の多くは含まれていますし、ラインナップも随時増加しているため、主要な作品を楽しむことはできます。それでも、読書の選択肢が制限される点はデメリットといえます。
紙の本・電子書籍より価格が高い
オーディブルの書籍は、紙の本や電子書籍に比べて価格が高いことが多いです。

例えば、「学び効率が最大化するインプット大全」という書籍の場合、
- Kindle版:1,584円
- 単行本:1,760円
- Audible版:3,000円
といったように、Kindle版の約2倍の価格がすることも。
読み放題の対象になっていない場合は、個別に購入する必要があるため紙の本やKindle版より高い料金を払う必要があります。
自由な読み方ができない
オーディブルは、紙の本のように自由な読み方ができないデメリットもあります。
紙の本や電子書籍であれば、気になる箇所をすぐに確認したり、重要な部分にマーカーを引いたり、付箋を貼ってメモを書き込んだりと、視覚的に情報を整理しやすいです。
一方、音声であるオーディブルでは、こうした操作がしづらく、目的の場所に戻るのにも手間がかかります。
ただし、オーディブルには「ブックマーク機能」があり、気になる箇所を保存・編集・再生できるため、ある程度は代替が可能です。
気になる部分にメモを残すこともできますが、再度内容を確認したいときは聞き直す必要があり、その点では文字のほうがスムーズに感じる場面もあります。
オーディブルを実際に使ってみた感想
オーディブルを実際に使っている感想としては、慣れると便利でコスパがいいということです。
最初は、耳からのインプットに慣れていないのもあったのか、集中できなかったり内容が頭に入らないこともありました。
しかし、集中できる環境で利用すれば問題ありませんし、音声に集中することにも慣れてきました。
オーディブルを使うことで、
- スキマ時間をうまく活用できる
- 読書量が月に1冊〜2冊ほど増えた
この2点は大きな魅力に感じています。
紙の本でも読書はしていますが、歩きながらだったり、暗い場所だったりすると読めないですよね。オーディブルであれば、そういった状況でも耳から読書ができるので読書量アップに繋がります。
ちなみに私の主な活用タイミングは、電車移動中、寝る前の15分、時間が空いた時など。
紙の本や電子書籍に比べて活用できる機会が広がるので、読書習慣を維持するツールとしても便利です。
月額1,500円なので使う前は「少し高いかな?」と感じていましたが、スキマ時間を活用して読書ができるので、個人的にはコスパが良いと感じています。
オーディブルはこんな人におすすめ
オーディブルが向いている人
オーディブルは、以下のような人に向いています。
- スキマ時間を有効活用したい人
- 忙しくて読書の時間が取れない人
- 読書量を増やしたい人
- 耳から情報を得たい人
オーディブルは、紙の本や電子書籍が読めないタイミングでも、耳からインプットできるのが魅力。
スキマ時間などを利用して読書量を増やしたい人には特におすすめです。
オーディブルが向いていない人
オーディブルは、以下のような人には向いていません。
- 活字で読むのが好きな人
- マニアックなジャンルや本を求めている人
- 月額1,500円の料金が負担に感じる人
紙の本や電子書籍に比べて作品数は少ないので、幅広く本を読みたい方には魅力が減ってしまいます。
また、活字の方が集中できるといった方や、耳からだと内容が理解しにくいという方にはおすすめできません。
試したことがない方は、無料期間中に一度試してみるのがいいかと思います。
まとめ
オーディブルのメリット・デメリット、実際に使ってみた体験談、オーディブルがおすすめな人について解説してきました。
オーディブルは、スキマ時間を有効活用できるのが大きな魅力。読書量を増やしたい人にとっては、価値を感じることができるサービスかと思います。
無料お試し期間があるので、気になっている方は一度利用してみるのがおすすめです。