- ドミトリーに初めて泊まるけど、何か必要なものはあるの?
- 快適なドミトリーの選び方も教えて欲しい
- ドミトリーに泊まる際にあると便利な持ち物を教えてほしい
こんな疑問に答える記事を書きました。
旅行の宿泊費を安くできるのがホステル。トイレ・シャワーを他の人と共同で利用することでリーズナブルに泊まることができる宿泊施設です。
その中で最も安いルームプランが「ドミトリー」と呼ばれる共同ベッドルーム形式の部屋。
ただし、アメニティーが最小限だったり、他の宿泊者と同じ部屋で過ごすこともあるのでホテルとは違った状況です。
そのため、ドミトリー用にあらかじめ準備しておいた方がいいものがあります。
本記事で紹介していくので参考にしていただければと思います。
海外旅行でドミトリーを選ぶメリット
ホテルと比べて格安で宿泊できる
ドミトリーは、ホテルに比べて大幅に宿泊費を抑えることができます。
ベッドルームやトイレ・シャワーを宿泊者で共有して利用することによって、施設側の予算を抑えているからです。
宿泊費は旅費全体の大きな割合を占めるもの。ドミトリーを利用することで、長期滞在や複数の国を巡る旅行ではかなりの金額を抑えることができます。
他の旅行者との交流を楽しめる
ドミトリーは、他の旅行者と交流がしやすい環境になっています。
同じ部屋の旅行者と会話を楽しんだり、情報交換をしたりできることも。
海外でも日本人と同じドミトリーであれば、自然と会話が生まれ一緒に滞在を楽しむこともあります。
海外旅行でドミトリーを選ぶデメリット
プライバシーが確保しにくい
ドミトリーは複数人で同じ部屋を利用するため、個室のようなプライベートな空間はありません。
基本的にはカーテンでベッド内を隠すことができますが、カーテンを閉めても少し隙間があったり、ドミトリーによってはカーテンがないこともあります。
まは、他の宿泊者と同じ部屋で過ごすことから、生活音やいびき、話し声などが気になる場合もあります。
一人でゆっくりと休息したい時や、プライベートな時間を重視する場合には、ストレスを感じることもあるかもしれません。
設備が汚れていることがある
ドミトリーは多くの人が利用するため、宿泊者のマナーによっては共用スペースの清潔さが保たれていないことがあります。
シャワーやトイレ、キッチンなどが汚れていたり、ゴミが散乱していたりする場合もあります。
また、古い施設では、設備の老朽化や水回りのトラブルなどもあるようです。
予約前に、「施設の清潔さ」や「清掃が行き届いているか」に関する口コミや評価をしっかりと確認することが重要です。
海外ドミトリーの選び方

快適ホステルの選び方を紹介したいと思います。
- オープンから5年以内
- 予約サイトのレビューが高評価のドミトリーにする
- カーテン付きでプライベートが確保できる部屋を選ぶ
- 静かに過ごしたい場合は少人数部屋にする
- 立地がいいところにする
オープンから5年以内
新しい施設であればあるほど、設備が綺麗なので快適に過ごしやすいです。
いくら清潔感があるホステルでも、施設が老朽化し過ぎていると、どうしても快適とはいえません。
できればオープンから5年以内のホステルを選ぶと、綺麗な施設で心地よく過ごすことができます。
また、建築年が古くても改築年が新しければ綺麗なこともあるので、こちらもチェックしてみてください。

予約サイトのレビューが高評価のホステルにする
ホテル予約サイトには、各施設のレビュー評価が掲載されています。
できれば10段階評価の9以上が望ましいです。最低でも8.5は欲しいところ。
8.5以下になってくると、ちょっとイマイチなところが出てきます。
また、ホテル予約サイトでは、項目別の評価も見れるようになっています。
部屋の快適さを重視するのか、設備を重視するのか、人それぞれ基準は異なるので、自分の重視するポイントはしっかりチェックしておきましょう。

また、インスタやブログで個別にチェックするのもいいかと思います。
ホテル宿泊サイトの写真だと、オープン当初の綺麗に写っているものばかり。インスタやブログで最新の写真を確認することで、劣化具合なども判断することができます。
カーテン付きでプライベートが確保できるところ
ベッドはカーテン付きが断然おすすめです。
カーテンがあることで周りから見えなくなるので、落ち着いて過ごすことができます。
ベッドによっては、部分的にしか隠れていないという場合もあるので、気になる方はしっかりチェックしたほうがいいです。
「カーテンはあるけど薄くて透けている」「レールが短くて半分くらいしか隠れない」といったことも。
部屋のタイプによって様々なので、事前にチェックしておくことをおすすめします。
静かな部屋がいい場合は少人数部屋にする

あくまで私の経験上ですが、10人部屋といった大部屋より、4人〜5人の少人数部屋のほうが静かに過ごせます。
大部屋はグループで泊まりにきたりもするので、賑やかになることも。
ただし、大部屋より値段がやや高くなるので、予算と相談しながら決めてみてください。
立地がいいところにする
ホステルの立地ですが、街の中心地に近いこと、そして最寄駅から徒歩5分以内にしておくと便利です。
街の中心地であれば食事ができることろも多く、買い物もしやすいです。また、最寄駅に近ければ移動もラクです。
ただし、街の中心地や繁華街などは騒々しいこともあるので、口コミで騒音についての評価があるかチェックしておくといいです。
静かなエリアに宿泊したい場合は、最寄駅から徒歩10分くらい少し離れたところを選択するのもアリです。移動が少し面倒になりますが、静かなエリアに滞在できることが多いです。
海外ドミトリーの注意点
貴重品の管理をしっかりする
ドミトリーでは、複数人で同じ部屋を利用するため、貴重品の管理には特に注意が必要です。
- セキュリティボックスの利用:多くのドミトリーには、貴重品を保管するためのセキュリティボックスが設置されています。積極的に利用しましょう。
- 南京錠の活用:ロッカーがない場合は、南京錠を持参し、スーツケースやバックパックを施錠しましょう。
- 貴重品は肌身離さないこと:パスポートや現金などの貴重品は、トイレやシャワーを行く時でも常に身につけておきましょう。
- 就寝時の対策:就寝時も、貴重品は枕元に置くなど、手の届く範囲に保管しましょう。
ドミトリーはセキュリティが弱い分、貴重品は自分で守る必要があります。
騒音やマナーに関する注意
複数人で同じ部屋・施設を共有するため、騒音やマナーに注意が必要です。
夜間の移動や荷物の整理は静かに行い、他の宿泊者の睡眠を妨げないようにしましょう。
また、共有スペースでは、使用後に清掃をして次に使う人が綺麗に利用できるようにしておきましょう。
ドミトリーに必要な持ち物
ドミトリーに宿泊する際に必要な持ち物は以下。
- 南京錠
- 速乾タオル
- 歯ブラシ
- 変換プラグ
- S字フック
- 折りたたみハンガー
- 耳栓
- ティッシュ(+ウェットティッシュ)
- サンダル
- 携帯ウォシュレット
- アイマスク
南京錠
ドミトリーを利用する上で、セキュリティを確保する上で1つは持っておきたいのが南京錠。
ドミトリー内での荷物の管理ですが、ドミトリーによってロッカーの作りはバラバラです。
鍵付きロッカーが付いていればいいですが、以下のような場合もあります。
- そもそも鍵付きロッカーがない
- ロッカーはあるけど鍵は自分で用意しなければいけない
- 鍵付きロッカーがあってもスペースが小さくバックパックが入らない
場合によっては、ベッド上にバックパックを置いたままトイレ・シャワーに行くことになり、セキュリティ上無防備になります。
こういった時は南京錠を使うことでセキュリティを向上できます。
100均でも売っていますが、セキュリティ用なので念のためAmazonでしっかりした南京錠を買って使っています。
速乾タオル
最近では多くのドミトリーでタオルが付いていますが、稀にタオルがついていないことも。
少額で借りられる場合もありますが、プラスで料金がかかるのは嫌ですよね。
なので、タオルを1枚持参しておくと便利です。普通のタオルを持っていくとかさばる上に、乾かすのに時間がかかってしまうので速乾タオルがおすすめ。
薄くてコンパクトなため、荷物の軽量化にもつながりますし、乾くのが早いのもメリット。
マタドールの速乾タオルはコンパクトにまとまり、3時間もあれば乾くので愛用しています。
関連記事:海外旅行の速乾タオルはマタドール「ウルトラライト・トラベルタオル」がおすすめ
旅行用ボディソープ・シャンプーセット
ドミトリーには、ボディソープやシャンプーがないことも。
そのため、少量のボディソープやシャンプーを持っていくと便利です。
ミニサイズであれば、飛行機内へも持ち込みの可能なので没収されることもありません。
歯ブラシ
ドミトリーには、基本的に歯ブラシはありません。
そのため、自分で持参していく必要があります。トラベル用の歯ブラシセットにすると、ケースが付いているので保管や持ち運びに便利です。
S字フック
ドミトリーによっては、ベッドルームに物を掛けるスペースがない、シャワールームに物を置くスペースがない、といったことがあります。
そんな時にS字フックがあると便利。
かさばるものでもないので、1つ、2つ持って行くといいです。
折りたたみハンガー
ドミトリーでは、洗濯物を干すところがない場合が多いです。
洗濯物を乾かしたい、濡れたタオルを乾かしたいといったときのために、1つ2つ持っていくと便利です。
耳栓
ドミトリーの場合、人それぞれ寝る時間が異なるため、自分が寝たいタイミングでも物音がすることも。
なかには、スマホで音を垂れ流しながら動画を見ている人もいますし、夜中のいびきがとんでもない人もいます。
実際に台湾一人旅で泊まったドミトリーでは、この世のものとは思えないほどの轟音いびきをかいている人が。多少のいびきなら気にならないのですが、さすがに寝付けないレベルでした。耳栓があったおかげで眠ることができましたが、耳栓の大切さを実感できた出来事でした。
荷物になるものではないので、耳栓を1つ持っていくと便利です。ついでに、カフェやコワーキングスペースで作業をしたい時にも使えます。
サンダル
ドミトリーではバス・トイレが共同になるわけですが、バスルームの床が濡れていることも多いです。
素足だとあまり気持ちのいいものではないので、ビーチサンダルを1足持って行くと便利。
ドミトリー内で使う分には、100均のサンダルで十分です。安いので現地で捨てて帰りの荷物を軽量化することもしやすいです。
ドミトリーに関するQ&A
2段ベッドは上と下どっちがいい?
多くの宿泊先ではベッドの場所はあらかじめ決められていますが、場合によっては自分で選べることもあります。
好みによりますが、それぞれメリット・デメリットがあるので自分に合うほうを選びましょう。
下段の特徴 | 上段の特徴 |
---|---|
出入りが楽 カーテンの隙間から中が見えてしまう 上段の人が上り下りするときに揺れ・音が響く | 周りから見えにくいのでプライベートを保ちやすい ハシゴの上り下りが面倒 |
下段はハシゴを登る必要がないため、出入りは楽ちんです。ただし、カーテンの隙間から中がわずかに見えてしまうのでちょっと落ち着かないところがあります。
上段はプライベートを確保しやすく落ち着きますが、ハシゴの上り下りが面倒です。
荷物を預ける場所はありますか?
ドミトリーによって異なりますが、多くの施設ではチェックイン前やチェックアウト後に荷物を預けることができます。
事前にホテル予約サイトで情報を確認しておくか、直接現地でスタッフに確認してみましょう。
ランドリー設備はありますか?
ドミトリーによっては、洗濯機や乾燥機などのランドリー設備が設置されています。
長期滞在や荷物を減らしたい場合には便利です。利用料金や利用時間などは、施設によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
また、洗剤や柔軟剤は持参するか、施設で購入する必要があります。
まとめ
海外ドミトリーの選び方から過ごし方、注意点まで解説してきました。
リーズナブルな分、他の人と相部屋であったり、アメニティが付属していないなど、一般的なホテルとは違った特徴を持っています。
とはいえ、宿泊費を抑えれば長く旅を続けやすいメリットもあります。
少しでも参考にしていただければと思います。
