先日、ブルガリア・ルーマニアの2カ国を約10日間かけてひとり旅してきました。
そのときの経験をもとに「観光する際に気をつけるべき点」や「持って行ったほうがいいもの」について紹介したいと思います。
※ブルガリアとルーマニアは国は違えども旅する上での注意点は被るところが多いので、1つの記事で紹介させていただきます。
私が旅したブルガリア・ルーマニア観光ルート
ブルガリア観光ルート
私が実際に旅した、ブルガリアの観光ルートを紹介します。
- 【ブルガリア1日目】ブルガリア到着、ソフィア市内観光
-
ブルガリア初日は、ソフィア市内を散策しました。
「アレクサンダル・ネフスキー大聖堂」を訪れたり、ソフィアの街並みを堪能。
ホテルのすぐ隣には、テイクアウトできるピザ屋さんがあり、ビッグサイズながら激安。
リピートするほどのお気に入りになりました。
- 【ブルガリア2日目】コプリフシティツァ観光
-
2日目は、周囲を山に囲まれた標高1060mにある田舎町のコプリフシティツァへ。ソフィアから電車とバスを乗り継いで向かいます。
自然あふれる街並みで、のどかな雰囲気でゆったりした時間を過ごせます。
ちょっとした高台から、街を見たわすことができます。
しかし、ちょっとしたミスから野宿をする羽目に…
- 【ブルガリア3日目】ソフィア市内観光(急遽予定変更)
-
コプリフシティツァから無事に戻ります。疲れもあるため、予定を変更してソフィア市内をゆっくり観光することに。
初日に見ていないエリアを中心に、ブラブラ散策します。
緑あふれる広々した公園の中にある、Sveti Sedmochislenitsi教会が特に綺麗でした。
ソフィアは街並みが綺麗なので、ただ歩くだけでも楽しいですね。またいつか来て、何もせずのんびりするだけの時間を過ごすのもいいかなと思えるほどです。
- 【ブルガリア4日目】ヴェルコ・タルノヴォ観光、深夜バスでルーマニアへ移動
-
ブルガリア4日目は、古都ヴェリコ・タルノヴォへ。
目指すは、ヴェリコ・タルノヴォのシンボル的存在で、頂上に教会の建つ「ツァレヴェッツの丘」です。バスを使うと早いみたいですが、せっかくなので歩いて街並みを堪能しながら向かいます。
天気が曇りだったので残念でしたが、晴れているともっと景色は良さそうです。夜にはライトアップも行われ、幻想的な雰囲気になるとか。
観光を終えてソフィアに戻り、次はルーマニアへ向かいます。
ルーマニア観光ルート
私が実際に旅した、ルーマニアの観光ルートを紹介します。
- 【1日目】ブラショフ散策
-
ソフィアから深夜バスに乗り、ルーマニアの首都ブカレストに到着です。
ブラショフヘ移動しブラン城を見学する予定でしたが、狙っていた時間の電車チケットが売り切れになっていて、時間的に厳しそうなのでブラショフ散策をすることに。
黒の教会を見学したり、街をブラブラ歩いて街の雰囲気を楽しみました。中央広場ではイベントが開催されていたりと賑わっていました。
- 【2日目】ブラン城と豪華ペレシュ城
-
ルーマニア2日目は、初日に行こうとしたブラン城とペレシュ城を一気に見て回るプランです。
まずはブラン城を見学。ブラン城を見渡せるビューポイントも訪れました。
そして、シナイアにある豪華なペレシュ城へ。
中は公開禁止になっていますが、とにかく豪華の一言。一度は訪れる価値はあると思います。
- 【3・4日目】トランシルヴァニアの名城フネドアラ城へ
-
そして、ルーマニアの旅で一番の目的である「フネドアラ城」へ。片道8時間以上の長旅になるので2日かける必要があります。
長旅を終え、フネドアラ城へ。近くのホテルに泊まっていたので、まずは早朝に訪れてみました。
まだオープンはしていませんが、入り口手前までくることができます。圧巻の一言。誰もいないので独り占めです。
ブカレストに戻ろうと思ったのですが、ふと思い直しシビウという街に寄ることに。
シビウの街並みや教会などを見て回りました。
夜のシビウ中央広場はライトアップされてとても綺麗です。
旅の注意点

ブルガリア・ルーマニアを旅する際に注意すべき点を紹介します。
公共機関のチケットは早めに購入しておく
ブルガリア・ルーマニア共にですが、観光に行こうとすると電車やバスの利用が多くなります。
ただし、直前にチケットを取ろうとしても満席で乗れないこともあるので注意です。私も実際に以下のように、直前では満席で購入できないことがありました。
- ルーマニア・ブカレスト→ブラン行き「9:55発の電車」を9時に買おうとしたら満席でチケットが買えず。12時15分発の電車に乗ることに。
- ルーマニア・シナイア→ブカレスト行き「16時発の電車」を14時に買おうとしたら満席でチケットが買えず。18時発の電車に乗ることに。
直前にチケットを買おうとすると、希望通りの時間が売り切れていることもあるので、次の点に注意しておくといいと思います。
- あらかじめ時間に余裕を持ったスケジュールを立てることと
- 電車やバスのチケットは買えるときに早めに買っておくこと(目的地の駅に着いたらすぐに、帰りのチケットを買っておく)
ちなみにですが、以下のサイトでバスや電車の乗り換え案内が利用できます。
私はブルガリア、ルーマニアともにこちらのサイトを参考にしていました。
もちろん、自分が乗るバス会社のホームページや鉄道会社のホームページでもいいと思います。
英語が伝わらないことが多いので翻訳アプリを使う
私は英語が話せませんが、それでも今までの海外一人旅は、なんとか片言の英語で乗り切ってきました。
しかし、ブルガリア、ルーマニアは場所によっては全く英語が通じません。
しかも、相手の言葉も何を言っているのか全く分からないので、会話にならないことがあります。
ホテルのスタッフは基本的に英語が話せますが、バスや電車のチケット売り場のスタッフだと英語が全く通じないことも。
なので、Google翻訳などの翻訳アプリを使うのがおすすめです。
あらかじめ言いたいことを現地の言葉に翻訳しておいて、それを見せるようにするとスムーズにコミュニケーションが取れます。
スマホにインストールしておくと便利なアプリ

ブルガリア、ルーマニアを旅する上で、スマホにインストールしておきたいアプリを紹介します。
次の3つがインストールされていれば、他は特に必要ないかなと思います。
- Uber
- Google翻訳
- GoogleMap
Uber
ぼったくりタクシーも昔に比べたらかなり減っているとの情報がありますが、いかにも怪しそうなタクシーをたくさん見かけました。
なので、できるだけバスや電車を利用した移動手段を確保した方がいいです。タクシーに比べて値段もはるかに安いです。
しかし、どうしてもタクシーを使いたいという場面もでてきます。
そんな時は、Uberを使うことをおすすめします。
- 乗車位置と目的地を入力するだけで、勝手に迎えにきてくれる
- ドライバーとのやりとりが不要
- あらかじめ料金が決められているので、ぼったくりの心配がない
- クレジットカード払いができる
- 事前にドライバーの顔、今までの評価、タクシーのナンバーがわかる
注意点としては、地方都市ではUberのサービスが対象外のところもあることです。あらかじめ、Uberが利用できるか事前に調べておくと安心かと思います。
Google翻訳
ブルガリア、ルーマニアともに、英語が通じないことの方が多いです。
先ほども書きましたが、Google翻訳を使って、あらかじめ伝えたいことを現地の言葉に翻訳しておくと、スムーズにやりとりができます。
例えば、「12時発のブカレスト行きのチケットをください」という感じで、現地の言葉に翻訳したものをチケット売り場の人に見せる感じです。
ちなみに、Google翻訳アプリには「カメラ入力機能」があり、文字をカメラで写すと日本語に翻訳してくれる便利な機能があります。
ブルガリア語、ルーマニア語の読み取りは精度が低いのでイマイチでしたが、こちらも使ってみるといいかと思います。
GoogleMap
街歩きに便利な必須アプリです。
海外旅行は時間が限られているので、出来るだけ道に迷わないようにしたいものです。
GoogleMapを使えば、最適なルートを紹介してくれるので非常に便利です。
また、インターネットに繋がっていなくても、グーグルオフラインマップ機能を利用すれば、GoogleMapを利用することができるので便利ですよ。
ブルガリア・ルーマニアに持って行ったほうがいいもの

ブルガリア、ルーマニアを旅するにあたり、持って行ったほうがいいものを紹介します。
日本の服装+上着1枚
ブルガリア、ルーマニアともに日本の気温とそこまで変わらないですが、場合によってはかなり寒くなる時期があります。
なので「日本の服装+1枚の上着」を持って行った方がいいです。
私が訪れた10月は、ブルガリア、ルーマニアともに10〜15℃といった気温の日々が続きました。(たまたま寒かったみたいです。)
時期的にも、気温に関しては少し不安には思っていたのですが、荷物軽量化のために上着を持って行かなかったら後悔しました。
現地の人は冬の格好なのに、自分は「半袖の上に長袖シャツ」という服装で完全に浮いてましたね。
とりあえずそんな格好で観光しましたが、もう寒くて仕方がありませんでした。結局、現地のH&Mで上着を1枚購入。
日中は暖かくても、朝晩は冷え込みが激しいので、寒さ対策は事前にしておいた方がいいです。
ヨーロッパ向けSIMカード
比較的Wifiは整備されていますが、それでも繋がらないところもまだ多いです。
SIMフリースマホを使っている人の場合は、ヨーロッパ向けSIMを購入していくことをおすすめします。
私が使用したのはこちら。
【お急ぎ便】ヨーロッパ 周遊 プリペイド SIMカード 4G データ 通信 (スタンダード(3.5GB/15日))
SIMを入れ替えて、日本用プロファイル(私の場合楽天モバイル)を削除すれば、すぐにインターネットを利用することができます。
約10日間の旅で容量は5Gを利用。
インターネットはかなり利用したにもかかわらず、残り1Gといった感じで旅することができました。
※残り1Gを切るとショートメールが届きます。
SIMフリースマホでない場合は、レンタルWifiを持っていきましょう。
海外用Wi-fiレンタルは、最大手のグローバルWiFiがおすすめ。知名度も高く、料金も安め、サポートがしっかりしているので安心して利用できます。
モバイルバッテリー
海外ひとり旅の場合、スマホは情報収集やいざというときのためにかなり重要になってきます。
万が一にもバッテリーがなくなると不便なので、いつでも充電できるように必ず持っておきたいです。
おすすめは、コンパクトなのに大容量のこちらのモバイルバッテリー。
Anker PowerCore 10000 (10000mAh 大容量 モバイルバッテリー)【PSE技術基準適合/PowerIQ搭載】
ノートPCを持っていく人は、こちらのモバイルバッテリーがおすすめです。もちろんスマホも充電できます。
Anker PowerCore 20100 (20100mAh 2ポート モバイルバッテリー) 【PSE認証済/PowerIQ搭載/マット仕上げ】
電源変換プラグ
海外と日本では電源の形状が異なるため、海外で日本の電子機器を利用するには、電源変換プラグが必要になります。
いつも利用しているのはこちら。今回も大活躍してくれました。
スマホ、ノートPC、デジカメ、モバイルバッテリーなどUSB接続機器のデバイスの充電に役立ちます。
アジア、ヨーロッパ問わず、全世界ほぼどの国でも使えるので、海外旅行に行く人は1つ持っておいて損はありません。
両替や予算について

ブルガリア、ルーマニアともにヨーロッパの中ではかなり物価が安いです。
想定していたよりは、ほとんどお金を使いませんでした。
各国で使ったお金は、移動費や食費など合わせて次のとおり。(ホテル代は含まれていません。)
- ブルガリアは、約16,000円
- ルーマニアは、約20,000円
ブルガリア・ルーマニアともに、ホテル、レストランはもちろん、スーパーでもクレジットカードが使えるお店が多いので、そこまで現金を持ち歩かなくてもいいと思います。
多めに現金化してしまうと、意外と余ってしまうことになるかもしれません。
- まずは1万円くらい現地のお金に両替し、基本はクレジットカードで支払う。
- 足りなくなったら、ATMでお金を下ろすといった感じがいいかと思います。
おすすめのクレジットカードはエポスカード。
年会費無料のVISAブランドで、海外旅行障害保険、海外キャッシング機能もついています。
また、エポスカードは利用するたびにメールが届くので、万が一不正利用があった場合にも、早期発見に繋がるのもいいところです。
以下のような感じでエポスカードを利用する度にメールが届きます。

年会費も無料ですし、海外旅行をする人は1枚持っておくと便利です。
海外旅行におすすめのクレジットカードについては、以下の記事で紹介しているのでぜひご覧ください。
関連記事:【海外旅行のクレジットカード】磐石の3枚と失敗しない選び方
ブルガリア・ルーマニア一人旅で泊まったおすすめホテル
ブルガリアとルーマニアの一人旅で泊まったおすすめホテルを紹介します。
ブルガリア・ソフィアの好立地でリーズナブルなホテル「Generaator Sofia」
ルーマニア・シビウ広場のカフェ併設おしゃれホテル「The Rabbit Hole」
ルーマニア・フネドアラの名ホテル「Vila Corviniana」
まず、ブルガリア・ソフィアの好立地でリーズナブルなホテルが「Generaator Sofia」です。


「ソフィア中央駅」「ソフィア中央バスターミナル」まで徒歩10分、ソフィア市内中心部までも徒歩10分といった場所にあります。
施設自体は古アパートを改装したような感じなので、一般的なホテルとは違いますが、シンプルで清潔感があります。リーズナブルなので、ソフィアの拠点としてもおすすめですよ。
ルーマニア・シビウ広場のカフェ併設おしゃれホテルが「The Rabbit Hole」です。


シビウ広場に面しているので、街歩きに最適な立地です。近くのお店に行くこともできますし、カフェで食事をすることもできます。
綺麗でおしゃれ、そしてリーズナブルなのでおすすめです。
そして、フネドアラ城の近くにある、中世を感じさせる雰囲気でリーズナブルなホテルがVila Corvinianaです。


コルヴィン城にも近く、リーズナブルに宿泊できます。
レストランが併設しているので、朝食・夕食ともに食べることができますよ。
まとめ
ブルガリア・ルーマニアひとり旅で「観光する際に気をつけるべき点」や「持って行ったほうがいいもの」を紹介しました。
ブルガリアやルーマニアは、ヨーロッパの中では観光地として人気は高くありませんが、いいところがたくさんあります。
- 親切な人が多い
- 美しい自然の景色
- 美しい街並み
- 物価も安い
日本人も滅多に見かけず(アジア圏の人すら少ない)、異国感を味わえることは間違いありません。
ブルガリア、ルーマニア共に素敵な国なので、ぜひ楽しんでください。
本記事が少しでも参考になればと思います。