40代のソロ活としておすすめなのが登山。
日常から離れてリフレッシュでき達成感もある。体力的に合わせた山を選べば、自分のペースで楽しむことができます。
この記事では、私が実際にソロで登って「これは良かった」と感じた山を4つのおすすめコース(秩父の三峯神社、飯能三山、奥多摩の縦走、富士山)と、ソロ登山を始めてみて実感した魅力やメリットを紹介します。
それぞれ違った魅力がありましたが、どれもソロだからこそ自分のペースで楽しめた山行でした。
「登山に興味があるけど、どんな感じなの?」と気になっている方の参考になれば嬉しいです。
【秩父】三峯神社・妙法ヶ岳(表参道コース)
関東屈指のパワースポット「三峯神社」と、その奥宮がある「妙法ヶ岳」を、自分の足で目指す登山コースです。
多くの観光客はバスで一気に三峰神社まで行きますが、ソロ活でおすすめしたいのは、麓の「大輪バス停」から表参道を自分の足で登るルート。
大輪バス停から三峯神社までの山道は静かなので、一人歩きにぴったりです。途中にある「清浄の滝」で癒しも味わえます。
登山道を登り切ったら、三峯神社の展望台からの景色、三峯神社を見て回るのがおすすめ。

そして後半の見どころは、標高1,100mの山頂に鎮座する三峰神社・奥宮(妙法ヶ岳)です。
ただの観光では味わえない、心地よい疲労感と達成感を味わえるのがこのルートの醍醐味です。

山頂からは、奥秩父の山々を一望できる絶景が待っています。

「大輪バス停〜三峯神社」までと「三峯神社〜妙法ヶ岳」の登山道の雰囲気が変わり、山道のバリエーションも豊富なので、飽きずに楽しむことができますよ。
- 注意点: 行き・帰りのバスは、平日でも混雑必至。
- 難易度: ★★☆☆☆(技術はいらないが、体力はそこそこ必要)
- 歩行時間: 約4時間〜5時間(大輪バス停→三峰神社→妙法ヶ岳→三峰神社バス停)
- ここが最高: 三峯神社への登山道は人が少なくて静か。山頂からは秩父の綺麗な山並みが見える。
詳しいルート詳細や登山記録は、以下の記事を参考にしてみてください。

【飯能】飯能三山・周回コース
都心から電車で約1時間。飯能駅をスタートし、標高300m前後の3つの低山(龍崖山・柏木山・多峯主山)をぐるりと巡る周回ルートです。
低山と侮るなかれ、どの山も山頂からの景色は抜群。
また、「龍のオブジェ」や「無料休憩所」、山頂には手作りの「開運ルーレット」や「木彫り人形」があったりと、地元の方々の遊び心が爆発しています。
まずは1座目の龍崖山へ。登山道では、地元の方々が手作りしたユニークな「龍のオブジェ」がお出迎え。険しい箇所もなく、登山口から約15分で山頂に到着します。お手軽に登れて良い景色が見られます。

続いて2座目の柏木山。山頂に到着すると、そこにはなぜか「開運ルーレット」が設置されています。他にも木彫り人形があったり、平和の輪のオブジェなど遊び心に満ちた山頂です。決して広い山頂ではありませんが、ベンチも充実していてのんびり休憩できます。

そして3座目の多峯主山へ向かう途中には、川を飛び石で渡る「ドレミファ橋」が現れます。ポンポンと渡って行く楽しさを味わえます。登りきった山頂からは飯能市街を一望する景色が見えますよ。

山と山の間は街歩きを挟むため、ドリンク補給もしやすいです。
ガチ登山は疲れるけど、「のんびりと楽しみながら山に登りたい」という気分の時におすすめです。
- 難易度: ★★☆☆☆(危険箇所はないが、総距離は10km超え)
- 歩行時間: 約4時間〜5時間
- ここが最高: 次々と現れるユニークな仕掛けと、低山とは思えない眺望。
- 注意点: 舗装路を歩く時間が長いため、底の硬い登山靴は不向き。
詳しいルート詳細や登山記録は、以下の記事を参考にしてみてください。

【八王子】高尾山・6号路
「高尾山=混雑した観光地」というイメージがあるかもしれませんが、ルートを選べば静かな山歩きが楽しめます。
「人が多いから一人でも恥ずかしくない?」と気になる方もいるかもしれませんが、ソロで登っている人も多いので気にする必要もありません。
おすすめは、沢沿いを歩く6号路です。
舗装された1号路とは違い、川のせせらぎを聞きながら歩くルートです。

一般的な登山道から渓流、長く続く階段などバリエーションも豊富で楽しめます。高尾山っぽくない雰囲気を味わえるので一番おすすめのコースです。
山頂手前は長く続く階段があり、なかなかハードです。

高尾山は山頂に茶屋があったり、高尾山口駅付近にもたくさんお店があるので、充実した楽しみがあるのもおすすめポイントです。

お団子やお蕎麦を食べたり、高尾山口駅直結の温泉「極楽湯」で汗を流すのもおすすめ。
- 難易度:★☆☆☆☆(濡れた岩場があるので、滑りにくい靴が必要)
- 歩行時間:約2時間30分(往復)
- ここが最高:沢沿いを歩くエリアがあるため、気持ちがいい。
- 注意点:道幅が狭いため、すれ違いには注意。「登り専用」の一方通行になる場合あり。
【奥多摩】鋸山~大岳山~御岳山:ロングコースでステップアップ
都心からのアクセスも良い奥多摩で、登りごたえのあるソロ登山に挑戦したい。そう思って選んだのが、鋸山、大岳山、そして御岳山を巡る縦走ルートです。
約6時間という長丁場、40代の体力試しの挑戦でもありました。
ルート概要とおすすめポイント
JR青梅線・奥多摩駅をスタートし、愛宕神社を経由して鋸山、大岳山へと登り、最後に御岳山の御嶽神社を巡る縦走コースです。
下山は御岳山からケーブルカーとバスを利用してJR御嶽駅へ行きます。
標準コースタイムは、全体で6時間~7時間程度。
大岳山から御岳山は、奥多摩エリアでも人気の高い縦走ルートの一つ。アップダウンが連続し、岩場や鎖場も一部あるなど、変化に富んだ登山道が特徴です。
- バラエティに富んだルートで楽しめる
- 道は整備されていて、危険箇所の補助も充実している
- ほぼ一本道でルートが分かりやすい
ソロ登山体験記
奥多摩駅を出て左に曲がり、昭和橋の方へ向かいます。
橋を渡ると右手に案内板が出てくるので、案内板の脇にある階段が登山道入り口です。

【序盤:愛宕神社から鋸山へ】
序盤は緩やかな登りが続き、涼しげな登山道を進みます。木漏れ日が心地よい山道です。

しばらく行くと、180段くらいある名物の階段が登場します。半分くらい登ると、さらに角度が上がり高度感が増します。

階段を登ると愛宕神社へ。

愛宕神社を過ぎると道は徐々に険しさを増し、岩場や鎖場も現れます。


とはいえ、階段や鎖はしっかりと整備されているので、慎重に進めば問題ありません。
この日は平日だったこともあり、大岳山までは驚くほど人に会わず、まさにソロを満喫。聞こえるのは自分の息遣いと鳥の声だけ。この静寂と孤独感がソロ登山の魅力です。
ひたすら登り続け、ようやく鋸山に到着。眺望はないのでここはサクッと通過して、大岳山を目指します。

【中盤:大岳山へ】
鋸山を過ぎ、アップダウンを繰り返しながら進んでいきます。このあたりから足の疲労もキツくなってきます。

とはいえ、比較的緩やかな道もでてきて、ときには綺麗な山道がでてくることも。

大岳山付近の登りは、今回のルートで一番の正念場でした。
「現代風の階段」とでも呼びたくなる整備された階段が現れてからが、なかなかの急登の連続。

足がキツイキツイ…休みながら登り続けます。

そして、ついに大岳山山頂へ。

ここまでのルートの静けさとは違い、既に10人ほどの登山者が休憩していました。御岳山側から登ってくるルートが人気みたいですね。
山頂からの景色はイマイチですが、霞んでなければ富士山が見えるそうです。

【終盤:御岳山・御嶽神社へ】
大岳山からは下りメインで進みます。岩場も多いので慎重に。
しばらくするとなだらかな道が増え、渓流が見えてきます。

木々に囲まれた苔むした雰囲気が個人的にはとても好きですね。

せっかくなので御嶽神社にも立ち寄り。

神社は意外と多くの人で賑わっていました。ちなみに、御嶽神社が御岳山の山頂となっています。
神社からの景色が意外とよかったです。

その後は商店街を抜け、御岳山のケーブルカー乗り場へ。
約6時間の山行はかなりの疲労感でしたが、なかなかの達成感を味わうことができました。
奥多摩三山縦走ソロを終えて感じたこと
このルートは、変化に富んだ登山道で飽きさせず、道も整備されていてソロでも比較的安心して歩ける良いコースでした。
一方で、距離も長くアップダウンも多いのでなかなかのチャレンジ。もっと体力をつけなければ、と今後の課題も感じた山行でした。
木々に覆われた道が多いので眺望は期待できませんが、奥多摩の自然の中で適度な負荷をかけつつ自分を試すには、とても良いトレーニングコースだと感じました。
【山梨】扇山・百蔵山(縦走コース)
富士山の絶景が見られるのが、山梨県大月市にある「扇山」と「百蔵山」です。
この2つは、大月市が定めた「秀麗富嶽十二景(富士山が綺麗に見える山)」に選ばれており、山頂から見る富士山の大きさは圧巻の一言。東京から見る富士山とは迫力が違います。
しかも、新宿から電車で約1時間40分と意外と近い穴場のエリアです。
扇山までは、ひたすら登りが続くので地味に体力を使いますが、山頂からの富士山は絶景です。

扇山の次は、そのまま百蔵山に向かいます。百蔵山直前には急登があるので、ここが踏ん張りどころ。
百蔵山山頂からの富士山も見事です。

百蔵山からの下山ルートには、なぜか手作りの「トトロ」が置かれた広場があるので、こちらも楽しめます。

また、百蔵山から猿橋駅に下山すれば、国の名勝にも指定されている日本三奇橋「猿橋(さるはし)」があったりと、見どころには事欠きません。
- 難易度: ★★★☆☆(急登もあり、歩行距離も長いので体力が必要)
- 歩行時間: 約5時間〜6時間半(縦走の場合)
- ここが最高: 目の前にドカンと現れる富士山の迫力。
- 注意点: コースタイムが長いので、朝早いスタートがおすすめ。
40代からソロ登山を始めてプラスになったこと
実際にいくつかの山に一人で登ってみて、40代の自分にとってプラスになったことを紹介します。
手軽に非日常感を味わえる
40代にもなると新しいことに挑戦する機会も減り、毎日同じような生活、同じようなルーティンになりがちな人も多いかと思います。
そんな日々にちょっとした刺激が欲しくなることもありますよね。
ソロ登山は、手軽に非日常感を味わえるいい方法だと感じています。
登山口に一歩足を踏み入れれば、普段とは違う世界です。木々の匂い、鳥の声、渓流の音、山道を歩く音など、日常とは違った空間を過ごすことができます。

海外旅行や長期休暇を取らなくても、休日の数時間でこのリフレッシュ感が得られる気軽さはメリットです。
体力維持・健康増進につながる
40代になると、どうしても体力的な衰えを感じやすくなりますよね。
ジム通いやランニングも良いですが、なかなか続かないという方もいるかもしれません。
その点、登山は「景色を楽しむ」「山頂を目指す」という目的があるので、運動しているという感覚よりも楽しみながら体力維持や健康増進に繋がっている気がします。
もちろん、いきなりハードな山に挑戦する必要はありません。自分の体力に合わせて山を選び、自分のペースで歩くことが大切です。
最初は「もうしんどい…」と言って登っていたのが、登山を繰り返していくうちに徐々に体力がついてくるのも実感できます。
40代からでも始めやすい
「登山って体力が必要で、40代から始めるのはハードルが高いんじゃ…」と思いがちです。
私も最初はそう思っていましたが、日帰りで行ける初級の山であれば、しっかり準備をすれば十分に楽しめます。
登山道も整備されている場所が多いですし、YAMAPなどの登山アプリのもあるので便利です。
何より、ソロ登山なら自分のペースで、誰にも気兼ねなく始められるのが良いところ。
40代から新しい趣味としてスタートするのに、実はとても適しているのかもしれません。
関連記事:【40代男性の楽しみ方】充実した40代を過ごすための趣味リスト
まとめ
ここまで、東京近郊での3つのソロ登山と、40代からソロ登山を始めてみて感じた魅力を紹介してきました。
それぞれの山行は、決して楽なことばかりではありませんでした。でも、自分の足で一歩一歩進み、山頂に立った時の達成感。日常では決して見ることのできない絶景。そして何より、静かな自然の中で自分自身と向き合い、思考がクリアになっていく感覚。
それぞれ大変な部分もありましたが、静かな自然の中で黙々と歩いたり、普段の生活では見ることのできない景色を見ることができました。
40代からのソロ登山でも、しっかり準備すれば一人でも十分に楽しめます。なんといっても、非日常感を味わいながら達成感を得られるのは大きな魅力です。
特に私のように都心に住んでいると、自然と触れ合う機会がほぼないので、リフレッシュに最適な40代の1つの趣味だと感じています。
なお、登山に必要な持ち物については、【40代からのソロ登山】初心者でも安心の持ち物リストと便利グッズを参考にしてみてください。
