- せっかくの旅行なのに、なぜか心から楽しめない…
- なんだか疲れるだけで終わってしまう…
こんな風に思ったことはありませんか?
旅行は楽しいはずなのに、時には疲れただけのように感じてしまうこともありますよね。
この記事では、なぜ旅行が楽しめなかったり疲れるだけになってしまうのか、その原因と私自身の経験を踏まえた解決方法を紹介します。
旅行が「楽しめない」「疲れるだけ」になってしまう理由
多くの人が旅行は楽しいものと思っている反面、実際には「あんまり楽しくなかった…」なんて経験をすることも。
私の経験も踏まえて、旅行が楽しめない理由について解説します。
「旅のスタイル」が合っていない
「旅行は観光地をたくさん巡って楽しむもの」
以前の私は、こんな考えに縛られていました。
ガイドブックや旅行サイトのモデルコースをなぞるように観光地を巡る…。確かにたくさんの場所を訪れることはできましたが、正直なところ、「スケジュールに追われるばかりでなんだか疲れた…」という気持ちのほうが強くなることもありました。
例えば、シンガポールに行った時には、有名な動物園があり、「ガイドブックのモデルコースにも載っているし、人気だから行っておこう」と訪れましたが、動物園に強い興味があったわけではありません。
結果として、家族連れやカップル、友達同志のお客さんばかりの中、孤独に一人で歩き回りただ疲れてしまっただけ、という経験があります。
ガイドブックに載っている人気の観光地だからといって、それが必ずしも自分にとって楽しいとは限らないというのを実感した1日です。
一方で、マレーシアやタイを訪れた際には、全く違う旅のスタイルを試してみました。
有名な観光地をたくさん巡るのではなく、ホテルのプールサイドでまったりしたり、現地の人が通うようなローカルなお店で食事を楽しんだり、パソコンを持って行ってカフェで作業をしたり…。
観光ばかりをするのではなく、自分のペースで「まったり」と過ごす時間が、私にとっては最高に贅沢に感じられました。
このように、「旅のスタイル」は人それぞれです。
- 時間の許す限りガンガン観光地を巡りたいアクティブ派
- 一つの場所にじっくり滞在して、その土地の日常を感じたいのんびり派
- 美味しいものを食べ歩くグルメ派
- 美しい自然に癒されたいリフレッシュ派
あなたはどのスタイルに楽しさを感じるでしょうか。
もし、今までの旅行が「なんだか楽しくなかったな」と感じるなら、単に自分に合わないスタイルで旅をしていただけかもしれません。
定番や常識に流されず、「自分が本当に何をしたいのか」「どんな風に過ごしたいのか」を優先することで、旅行の楽しさも大きく変わりますよ。
楽しさのスイッチが入るのは、もう少し後かもしれない
旅行に出かけても、最初の1日、2日はどうも気持ちが乗り切らない…ということもあります。
私自身も、旅の序盤はなかなかエンジンがかからないことがあります。「せっかく海外に来たのに、あまりワクワクしないな。なんだか疲れる…」と感じることもありました。
ところが、不思議と2日ほど経ち、現地の空気やリズムに身体が慣れてくると、特別なきっかけがあったわけでもないのに、急に楽しく感じ始めます。
もしかしたら、新しい場所に来たことで、無意識のうちに緊張していたのかもしれません。
そのため、可能であれば、旅の日数を長めに取ってみることも試してみてください。
例えば、いつも2泊3日の海外旅行であれば、5泊6日にしてみることで中盤以降は急に楽しくなることもあります。
また、楽しさのエンジンがかかるのが遅いことに対しては、対策というほどのものはありませんが、私自身は「慣れるしかない」と割り切っています。
最初の1〜2日は、あえて観光はせずのんびり過ごしてみるのもいいかと思います。
「楽しまなきゃ」ではなく、「まあ、なんとなく過ごしてみよう」くらいの軽い気持ちでいる方が、かえって楽しい発見があったりするものです。
同行者と旅の価値観が合わない
複数人で旅行をする場合は、同行者との「旅の価値観の違い」が旅行が楽しめない・疲れるだけになる原因になることもあります。
人それぞれ「楽しい」と感じるポイントは違うからです。
複数人で旅行をする場合、以下のような状況になったことがある人は多いかと思います。
- 相手はお土産選びにたっぷり時間をかけたいけど、自分はお土産に興味はない
- 相手は観光地をガンガン回りたいけど、自分はメインだけ見て後はゆっくりしたい
興味のないことに付き合ったり、相手に気を遣って自分の希望を我慢したりすることで、自由に行動できないというデメリットが出てきます。
複数人で旅行をする以上、こういったことは仕方がないので、以下の対応をとってみることをおすすめします。
- 「これだけは絶対にやりたいこと」を事前に共有し、お互いの希望を尊重した計画を立てる
- 別行動の時間を設けてみる(例:午後の3時間だけお互い好きな場所に行く)
別行動の時間を設けてみると、気兼ねなく自分の時間を満喫でき、合流後にお互いの体験を話す新たな楽しみも生まれます。
価値観の違いは当たり前なので、事前のすり合わせや別行動などを取り入れて、最低限満足できる旅の内容にすることがおすすめです。
普段、誰かと一緒に旅行をしている方は、一人旅を試してみるのも1つの手段かもしれません。
関連記事:初めてでも安心!一人旅の準備や楽しみ方のコツ・注意点まとめ
疲れるだけの旅行から「楽しめる旅旅行」にするために
ここまで、旅行が楽しめない原因について考えてきました。もしかしたら、あなたにも思い当たる節があったかもしれません。
では、ここからは具体的にどうすればいいのでしょうか?
疲れるだけの旅行ではなく、楽しいと思える旅行をするためのコツを紹介します。
自分のやりたいことを最優先に、旅を計画してみる
まず一番大切なのは、「旅行はこうあるべき」という常識や思い込みを捨てることです。
ガイドブックのモデルコースや、SNSで話題のスポット、友人のおすすめコースが、必ずしもあなたにとっての正解とは限りません。
- せっかくだから観光しないともったいない
- みんなが行く場所には行っておくべき
こういった考えは一旦手放してみましょう。
そして、自分がやりたいことをする計画をしてみてください。
ホテルのプールでのんびりしたらカフェで読書をすることかもしれませんし、ひたすら現地の美味しいものを食べ歩くことかもしれません。
常識に流されず、自分のやりたいことをするための旅行計画を立ててみてください。
まずは近場で「自分に合うか試す旅」をしてみる
いきなり海外旅行や長期旅行で新しいスタイルを試すのは、少し勇気がいるかもしれません。
そんな時は、日帰りや週末の1泊2日旅行で「お試し旅」をしてみるのがおすすめです。
例えば、「観光地には一切寄らず、現地のグルメを食べまくる旅」のように、近場で新しい旅のスタイルを試してみることで、「自分はこういう過ごし方が好きなんだな」「これは意外と合わないかも」といった発見があります。
自分の新しい一面を発見することで、次の旅行に活かすことができます。
関連記事:弾丸旅行を快適に旅するコツやおすすめの観光地を紹介!
旅行の「目的」を一つか二つに絞ってみる
「あれもこれも全部やりたい!」と欲張って計画を詰め込むと、時間に追われて一つ一つの体験が薄まり、結果的に「忙しかった」「疲れた」という記憶しか残らない…なんてことになりがちです。
次の旅行では、目的を1つか2つに絞ってみてください。
- 今回の旅の目的は、地元民が通うローカルサウナでリフレッシュすること
- 現地の人気カフェでモーニングセットを食べること
このように目的が明確だと、満足度も格段に高まります。他のことはあくまでおまけと考えることで、心にも余裕が生まれます。
「楽しまなきゃいけない」という義務感を持たない
意外かもしれませんが、「旅行を楽しまなきゃ」というプレッシャーこそが、楽しさを遠ざける最大の敵だったりします。
たとえ思うように楽しめなかったとしても、その旅行は無駄ではありません。
「こういう旅は自分には合わないんだな」と知ることができただけでも、大きな収穫だからです。
次回の旅行に活かすことができますし、旅行をすること自体が自分を知るための貴重な経験になります。
「まあ、行ってみるか」くらいの気持ちで旅行をするのが、気楽でいいものです。
まとめ
本記事では、旅行で疲れる原因と、疲れるだけの旅行から抜け出すための対策法について紹介してきました。
旅のスタイルが合っていないと満足いく旅行にすることができないので、旅先で何をしたいのか一度見直してみることが大切です。
人それぞれ価値観は異なるので、旅行に行って自分が何をしたいのかを最優先して楽しむことが大切です。
ぜひ参考にしてみてください。
海外旅行にお得に行く方法については、海外旅行に安く行く!航空券・ホテル・現地費を節約する18のコツで紹介しているので参考にしてみてください。